2015年08月05日

「いちばん悲しい時は笑うのよ」 興進様聖和のエピソード 《阿部夫人の証し》



19840108.jpg


「オンマ、絶対に
悲しい涙を流してはいけない。
泣くんじゃないよ」




阿部公子夫人の証し、
今回は、興進様が聖和された時の証しです。


一九八三年十二月、興進様が米国で交通事故に遭われました。
真のお父様による韓国八か都市、最後の光州大会の日でした。
十二月二十三日、光州に行かれるとき、
真のお父様は「きょうが最後の大会で大事な日だよ。」
と言って出発されました。

わたしも一緒に行くようにと誘われたのですが、
留守番をするために残りました。
そのとき、興進様が事故に遭われたという信じられない連絡が入り、
何度も耳を疑いました。

体の調子が悪くて、残っておられた金元弼先生に
胸をドキドキさせながらお伝えすると、
「そんなことありえないでしょう。わたしは信じません。」
と目を閉じて、黙ってしまいました。
わたしも震えが止まらず、金元弼先生と二人でお祈りをしました。

もちろん、この知らせは光州にいらっしゃる
真のお父様の元にも伝えられていました。
光州大会が大成功に終わり、
多くの責任者が集まる新門路の館に戻って来られた真のお父様は、
真のお母様にみんながいる前で
「オンマ、絶対に悲しい涙を流してはいけない。泣くんじゃないよ」
と言われたのです。

真のお父様は、さらに真のお母様に
「自分の部屋に入ってもいけない。みんなとここにいるんだよ」
と言われると、お母様はお父様の言われるとおりにしておられました。

真のお父様は、韓国八大都市で行われた
「全国勝共決起大会」の報告を受けられたり、
み言を語られたりされていました。
その間、興進様のようすを心配されて、
容体がどうであるかは一言も聞かれませんでした。

最後の光州のようすを聞かれて大満足され、
満面に喜びの笑みを浮かべて、この間のすべての勝利をお祝いされました。
そして初めて、真のお父様はぽつりと、
「興進君はどうなの?」と尋ねられたのです。

最後の報告を聞かれて、真のお母様の方を見られ
「オンマ、偉いね。泣かないで」と言われました。
真の父母様が行かれる道が、どれほど厳しく
天情に徹する道であることかをかいま見ました。

真の父母様が、韓国ですべきことを済まされ、
十二月二十七日、生死の境をさまよわれている興進様の所へ帰られる日、
わたしたちはどのような心情で父母様を
お見送りすればよいのか分かりませんでした。
それで、みんなで泣かないでお見送りをすることにしたのです。

そのとき、真のお母様は玄関先で「いちばん悲しい時は笑うのよ」と言われ、
にっこり笑って出発されました。
そのとき、わたしたちは号泣したい心情でしたが、
涙をこらえ笑いながら、「行ってらっしゃいませ」と敬拝をして、
真の父母様が乗られた車が見えなくなるまでお見送りをしたのです。

その後、みんなで抱き合って泣きました。
しばらく涙が止まりませんでした。
そして、「もう泣くのはやめましょう」を合い言葉にしながら、
心配な日を過ごしました。

それから間もなく、新年を迎えて興進様がお亡くなりになったという知らせが届き、
ご遺体が一九八四年一月五日に新門路の公館に到着されました。
そのときは、真の父母様はすでに漢南国際研修院にお住まいでした。
興進様の帰歓式は、新門路公館で行われました。

わたしたちは、精誠を尽くし徹夜でその準備をしたのです。
韓日家庭の日本の女性たちも、次々と集まって来てくれて、
だれ一人寝ることも食べることも忘れて、
尊い帰歓式のために真心を込めて準備をしました。

文聖進様がご遺体の横にずっと座っていらっしゃって、
あいさつを受けておられたことが忘れられません。
その後、真のお父様は「葬式ではなく昇華式である」とおっしゃり、
第一回の世界昇華式がリトルエンジェルス芸術会館で、
盛大かつ荘厳に執り行われたのです。


真の父母様は、私的な思いを持つことができません。
公的な立場を24時間持ち続けておられるのが、真の父母の立場です。

お父様は、お母様に対して、
「もし、自分の子供のために泣くのなら、
全人類が同じような状況にあった時に
泣かないといけないんだよ。
だから自分の息子のことで泣いてはいけない」
そのように話されたと言います。

この境地はご本人でないとわからないのは当然なのですが、
まさに「心情の十字架の道」だと思います。

今も、真の子女様に対しても
お母様がそこだけに心情を投入したら
解決できる道があるに違いありません。

しかし、み旨の道を勝利するためには、
愛する子女様を置いていかないといけない立場なのです。
阿部夫人の証しを通しても、
そのような思いを通過しておられるのは、
「真の父母・公的な父母」として、よくわかるのではないでしょうか。

さらにお母様は私たちに対しても
「あなたたちは子女に心配し、手助けするのではなく
今のみ旨の成就のために最善をつくしなさい」
そのように言われるのです。

真のお母様は、お父様の聖和3周年に向けてではなく、
それ以降のことも考えて、今、最善の道を歩まれています。
そんなお母様と一つになることが
私たちに願われている道であるのだと思います。


応援のクリックをお願いします。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 統一教会へ


※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)



posted by ten1ko2 at 09:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする