家庭連合HPの「コラム」に
多田部長の家庭力アップ講座が掲載されています。
数年前に何度か取り上げたものではありますが、
改めて読み返すと、勉強させられるものばかりです。
そのうちの一つを紹介します。
☆
親として、何を優先すべきか
親として、何を優先すべきか
子供は、親の動機を見抜く天才です。
子どもの行動を変えたいと願っても、
願望ばかりが先立って、子供の気持ちに寄り添えなければ、
子供の心はどんどん離れて行くばかりです。
ところが、子どもの気持ちをわかりたい、共有したいと願って接していけば、
子供の心は親に向くようになっているのです。
☆
私たちは親として、せっかく部屋をきれいにしたのに、
その部屋を散らかして遊んでいる子どもを見ると、
「きれいにしなさい」とか「汚くするんじゃない!」
と子どもを叱ることが多いと思います。
その時、子どもを注意する親の動機は、
子どもの気持ちを尊重するというよりも、親の事情を優先しています。
楽しく遊ぶ子どもの気持ちよりも、
部屋をきれいしたい親の気持ちを優先しているのです。
ここで一つ知っておかなければいけないことは、
子どもは怒っている親の動機を明確にとらえているということです。
子どもは、親の動機を見抜くチャンピオンなのです。
☆
一つの例を紹介します。
あるお母さんが2時間かけて台所を一生懸命に掃除し、
きれいになった台所を見ながら、満足げに昼食を準備しました。
5歳になる娘と一緒に食事をして、
お母さんは他の用事があって早めに台所を離れました。
しばらくすると、台所からお皿の割れる音がしたというのです。
お母さんはびっくりして台所に飛んでいきました。
すると、割れたお皿の横に娘が立ち尽くして泣いていたというのです。
お母さんは思わず『何してるの!
せっかくきれいにした台所がまた汚くなっちゃったじゃないの!
あっちに行ってて!』と娘を怒りました。
しばらくして、お母さんは娘を怒ったことを後悔して『ごめんね』と謝り、
皿を割ってしまった理由を聞いたのです。
すると、その子は“お母さんが忙しくしているので、
お手伝いしたくて、皿を運ぶ途中に割ってしまった”というのです。
きれいな台所を優先するがゆえに、
娘のお母さんの手伝いがしたいという優しい気持ちを傷つけてしまったのです。
☆
子どもは、親を許す力を持っています。
そして、親が愛しているものを自分も同じように
愛していきたいと望んでいるのです。
そして、親の動機を見抜くチャンピオンです。
子どもの行動を変えたいとだけ望んでいても、愛は子どもに届きません。
子どもの気持ちをわかりたい、共有したいと願って接していけば、
子どもは自然と親の愛情を感じていくようになるのです。
心から子どもの本性を信じ、「私の子どもは素晴らしいんだ」と信じ、
親の気持ちよりも子どもの気持ちを優先していくことが大切です。
そうすれば子どもは、その本性にしたがって、
親の愛するものを愛していくようになるのです。
☆
「子供は親の動機を見抜くチャンピオン」
なるほどですよね。。。
親としては、やって欲しくないことに対して、
自分の感情で怒っているのか、
そうではなく、子供のために叱っているのか、
それは子供たちはすぐにわかるのではないかと思います。
ただ、「わかったよ」と言いながらも、
何にも改善しない子供の姿を見ると、
ついつい、小言が過ぎてしまうのは、
親の欲目なのでしょうか。。。
今、私自身も子供たちに願っていることがあります。
これは私というよりは、義母との新年の約束なのですが、
しかし、残念ながら、実行に移していないんです。
具体的なことは、実践したあとに記事にしたいと思いますが、
やはり、忍耐することも必要かもしれません。
この講座は不定期に続きますので、お楽しみに。
〜このブログの文字が小さいというご指摘について〜
いつも当ブログを愛読して頂き、ありがとうございます。
ごもっともなご意見なので、
即変更していきたいところですが
このsesaaブログのサービスでは、
通常のサイズと拡大と、縮小の
3タイプのサイズしかありません。
大きくするとなると拡大ですが、
pc用の画面で、1行24文字までになり
一つ一つの記事がとても長くなってしまいます。
いずれ大きくすることも検討したいと思いますが、
今しばらくは、これまでのサイズのままにしていきたいと
思いますので、小さくて不自由をおかけしますが、
皆様の方で、表示を拡大するなど
工夫して頂けるとありがたいです。
*Windowsの場合
Windowsマークと;(+のキー)で簡単にズームになります
ダイヤグラムが出るので、そこで
2倍にしたり戻したりすることができます
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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