李ヨハネ先生のみ言。
今回は、「実績」です。
☆
私たちは、実績というと、
外面的なことばかりを思いやすいのですが、
そうではなく、問題は内面なのです。
私は教会に来てから三年、四年になるけれども、
伝道した結果は、献身した人もいないし、
教会に来る人もいない。
「自分の口から相当数の人が話を聞いたけれども、
献身した人がいない」と言って
心配する人がいるのですが、それは間違っているのです。
献身させるという外面的な実績は、
自分の実力によるのではなく、
祖先の功績によっているのであって、
自分はただ伝えるだけなのです。
だから、何を実績と呼ぶかというと、
自分が祖先の代わりになって伝える時に、
自分の心に何が残っているかということなのです。
ただ、ラッパを吹くのが使命ではなくて、
そのラッパの音を聞いた自分に何かが実らなくてはならない。
その内容が問題なのです。
伝道しながらも、自分は発展できない人が多いのです。
どんどん伝道して献身者を相当出した人でも、
自分が空になってしまう人もいるのです。
それはいくら伝道しても、神の前に立ち得るはずがないのです。
☆
モーセは六十万を連れてエジプトを出たけれど、
自分は結局どうなりましたか。
紅海を打って道にしたけれども、
自分がカナンに入ることはできなかったのです。
モーセのなした業は、モーセがなしたのではなく、
神の力によったのです。
パウロも有名な神学者だったというのですが、
パウロのなした伝道は、パウロ自身がやったのではなく、
神がパウロを通して福音を説いたのです。
イエス様の霊を受けて一生涯伝道しても、
もしパウロの内面に実った何かが
なかったとすれば、結局ゼロになってしまうのです。
☆
私たちも、献身して働くという時、
外的結果を見るために働くのではないのです。
中心的な立場に立つ人は、教会を立てるとか、
信者を大勢集めるとかという結果を見る目的で
仕事をさせるのではないのです。
その人の信仰が落ちるのは、働く時、
内的に得たものを喜ぶのではなく、
外面的にばかり働いてきたから、
自分は空になってしまって、ペチャンと崩れてしまうのです。
だから、教会長は、たびたび一人一人と付き合って、
その人が単に外的に喜んでいるのか、霊的に喜び、
内面で精神的な糧にしているかどうかを見てあげなくてはいけないのです。
☆
大会をやって、大勢の人が集まりこの言葉を聞いてびっくりしていた、
と喜んでいてはいけないのです。
それを喜んだとしても、自分と関係ないのです。
それは神の勢力によって、その時期が来たから、
それだけの外面的な結果が得られたのであり、
この言葉はどこに落ちても爆弾の力をもっているのです。
だから、これは神がなすのです。
大勢集まってくるのも、なぜ集まってきたかというと、
天から霊人たちが総動員されて集めてくるのです。
それを見た私たちは、内面的に
そこから何かを得なければならないのです。
その時の効果を追う伝道活動として、事業的に流れてしまうと、
霊的には空になってしまいます。
そのまま、ある時期が過ぎるとペチャンコになって、
勇気が出なくなってしまうのです。
1.牧会
「実績」
信仰生活シリーズ 5
心霊を育てる生活原則「心情開拓」
(「信仰と生活 第一集 原理の生活化」増補、改編)
「実績」
信仰生活シリーズ 5
心霊を育てる生活原則「心情開拓」
(「信仰と生活 第一集 原理の生活化」増補、改編)
☆
「実績」というのは外的な結果であり、
そのことを通じて、どんな心情を復帰するか、
それは、私自身の問題です。
神様は、どんな結果であったとしても、
必ず摂理をされます。
だから、何を感じるか、
どんな心情を復帰するかが、重要だと思います。
結果が与えられたとしても、
傲慢になったとしたら、
次の摂理に展開されないと思います。
よく、「栄光在天」と言われます。
結果がよかった時、自分ではなく
神の力でできたと感謝し、
また、結果が与えられなかったとしても、
神様が働く道を残すことができる、
そのような者になっていきたいと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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