李相軒(イ・サンホン)先生の霊界からのメッセージより、
「人間の構造/相対のための人生」です。
☆
人間の構造
人間の構造は、個体として
生きていくようになっていません。
相対(配偶者)のために生きるように、
構造自体がそのようになっているのです。
すなわち、相対関係にある主体と対象が、
互いによく授け受けして一体になった基台の上に、
神様の力が運行されるとき、
神様の最も大きな喜びの対象になるのです。
☆
我々人間は、大抵自分のために生きるのが
当然のことのように考えながら生きています。
しかし、個体的な人生は、
神様の本来のみ旨とは距離が遠いものです。
それゆえ、独身主義者は、神様の前に親不孝であり、
霊界では恥ずかしい者の中の一人です。
人間が独り住まいをすれば、
神様の作品の中で最高の知性を込めて
造った作品が、未完成となります。
☆
相対のための人生
人間が神様の最高の傑作品であるなら、
神様が人間に賦与されたまた一つの
性稟(せいひん)があるのです。
相対のためになろうという
心の基礎がそうです。
それは次のようです。
@相対を必要とする
外的な姿の二重構造(相対が必要)
A相対のための内的な性稟と心の発露
☆
例えば、凸凹の人間の生殖器を見ても分かります。
それゆえ、人間は、神様が本来賦与してくださった
「ために生きる」天道に従って
人生を生きていくようになっているのです。
それから離脱したり、反旗を翻せば、
神様に逆らったという罪を犯すことになります。
人間は地上で永遠に暮らすようになっておらず、
本郷の家に来るとき、
自分の住みかがなくなるのです。
すなわち、さすらいの客になるのです。
それゆえ、神様から賦与された
生命の価値を貴重に思い、
神様に仕えることと、
ために生きる人生を
地上生活でよくしなければならないのです。
(1997年8月4日)
李相軒(1914〜1997)(光言社刊・
『霊界の実相と地上生活』【霊界の様相編】より)
第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
八 相対のための人間の構造
霊界の実相と地上生活(25)
人間の構造/相対のための人生
(blessed lifeより)
李相軒(1914〜1997)(光言社刊・
『霊界の実相と地上生活』【霊界の様相編】より)
第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
八 相対のための人間の構造
霊界の実相と地上生活(25)
人間の構造/相対のための人生
(blessed lifeより)
☆
霊界の話ですが、それは、
この世の人間の話にもそのまま通じます。
宇宙は相対関係で成り立っているといいます。
これはつまり、すべてが
ペアになっているということです。
そして、もともと、体も心も
単独では意味がないようにできています。
神様が私たちの幸せを願い、人間や
宇宙、霊界を創られましたが、
もっとも精巧で、素晴らしく創られたのが
人間においては生殖器である、
とも言えるのではないでしょうか。
人間は一人では生きていけません。
また一人では、半分でしかなくて、
幸せになれないのだといいます。
構造自体が、夫婦それぞれの相手(相対)のために
生きるように作られている、ということを
考えたとき、相対のために生きる人生が
神様の願いであり、私たちの
幸福の実現につながる、ということを思います。