金元弼先生の≪信仰サプリ≫
今回は、『カインの子女をより愛する先生の伝統』
1990年にドイツで語られた貴重な証しです。
☆
先生が北韓のろう屋から解放されて、
南韓で再びこの道を出発される時に、
最初のお子様を私に任せられました。
そのお子様は先生にとって最も大事な方です。
先生はそのお子様の名前を付ける時に、
もし先生ご自身が使命をこの地上で成すことができずに
霊界に行くようなことがあれば、
この息子を通してこのみ旨を推し進めていくということで、
「聖進」と名づけられました。
皆さんもご存じのように、「文」というのは文化・文章という意味です。
それは文章を通じて、原理を通じて、ということです。
その真理を子供にあげて、そしてその子供が
世界にそれを広めていくという意味です。
「聖」というのは聖なる使命で、
「進」というのはそれを進めていくということです。
☆
こういう証を通して、私たちは先生がその当時、
その使命を生きて果たせるかどうかという、
深刻な心情を抱いておられたということが理解できます。
そのようにして、私はそのお子様が小さいころ面倒を見たのです。
聖進様と私は小さな部屋を借りて、
そこで一緒に勉強しながら暮らしました。
それは聖進様が十歳の時からです。
先生はなかなか私たちを訪ねてくださいませんでした。
それでも先生が久しぶりに(一、二年に一回)訪ねてこられた時に、
「子供はどうだったか?」ということは
絶対にお聞きになりませんでした。
かえって私のことを思いやってくださいました。
☆
ただ一つ私にお願いされたことは、
「目的意識を教えてあげなさい」ということです。
国語、地理、数学など何であっても、なぜ勉強するのか、
その目的を教えてあげるということです。
その目的がはっきりすれば、勉強が好きになるというのです。
先生の家系がそうだということです。
ただ勉強するのではなく、なぜ勉強しなければならないか、
それがはっきりして初めて勉強します。
そうでなければしないというのです。
その次に先生がおっしゃったことは、
「原理を教えてあげなさい」ということでした。
そして先生は聖進様に「金さんをお父さんの代わりと考えて、
よく従っていきなさい」と語られました。
それだけでした。
☆
私は皆さんに初めてこういう話をしています。
これは、自分の子供が大事であるならば、
他の子供を大切にしなさいという精神から来たものです。
例えば、先生の前では私も先生の子供です。
つまりカインの子供です。
先生のお子様はアベルの子供です。
先生はご自身の子供よりもカインの子供たちをもっと大切にされました。
それが先生の伝統です。
皆さん一人一人はある分野においては責任者ですから、
皆さんのもとで働いているメンバーに対してはアベルの立場です。
ですから皆さんのメンバーはカインの子供であり、
皆さんの実の子供はアベルの子供です。
そのことをよく理解して、先生のような心で
メンバーの面倒を見てあげなければなりません。
☆
私がヨーロッパに来る時も、先生は
「あなたの子供よりもカインの子供をもっと愛しなさい」と言われました。
先生がそうされてきたように、
私もヨーロッパでそうするようにということです。
それが、堕落によって失われた人類と天宙を復帰することのできた
先生の勝利の秘訣でした。
ですから、私たちの十二倍化も全部その伝統からくるのだと思います。
つまり十二倍化というのは、
その伝統と精神を実践した結果として出てくるものです。
ですから十二倍化をすることが重要ではなく、
私が今お話ししたように先生のその勝利の伝統精神を
相続し、実践しているかどうかという、
もっと内的な内容が重要なのです。
1990年12月18日
ドイツ・シュミッテン修練所
ドイツ・シュミッテン修練所
☆
聖進様の貴重な証しです。
表には出られていませんが、
日本のどこかで、
私たちを守ってくださっていると思います。
今は、時代の勝利圏ゆえに、
自分の子女を愛し、
立派な家庭を築く道が与えられています。
しかし、真の御父母様は
カインの子女を愛する道を貫くしかありませんでした。
今、困難な問題が起こっている一つに、
そのような真の御父母様が歩まれた道があったということ、
そのことを認識し、感謝しつつ、
み旨にまい進していきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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