浅川先生の自叙伝書写講話。
今回は、「耳で人を愛する」です。
まず、自叙伝のみ言からどうぞ。
私は本当に人の話を聞くのが好きです。
誰であろうと自分の話をし始めると、
時の経(た)つのも忘れて聞くようになります。
十時間、二十時間と拒まずに聞きます。
話そうとする人の心は緊迫していて、
自分を救ってくれる太い綱を探し求めるのです。
そうであるならば、
私たちは真心を込めて聞かなければなりません。
それがその人の生命を愛する道であるし、
私が負った生命の負債を返す道でもあります。
生命を尊く思って、敬い仰ぐことが一番大切です。
嘘(うそ)偽りなく心を尽くして人の話を聞いてあげるように、
私自身の真実の心の内も真摯(しんし)に話してあげました。
そして、涙を流してお祈りしました。
(自叙伝150〜151ページ)
☆
幸福はどうしたら得られるのでしょうか。
愛することによって得られます。
夫婦は互いに愛し合えば幸福になれます。
親子は愛し合えば幸福になれます。
嫁姑(しゅうとめ)も愛し合えば円満になれるのです。
ところで、愛するというと、
一般的には相手に尽くすことを意味しています。
例えば、誕生日などにプレゼントするとか、
マッサージをしてあげるとか、
品物や手足を使って尽くすことです。
手足ばかりではなく、言葉でも人を愛せます。
愛のある言葉、優しい言葉、励ましの言葉をかけるのも愛することです。
笑顔でも人を愛せます。
母親のほほえみは、一瞬にして子供を元気づけます。
眉毛、目、口、頬が、丸くなって愛を表現します。
顔は人を愛するためにあるのです。
ところで、顔にはもう一つ、
人を愛するための大切な器官があります。
耳です。
正に、耳よりな話です。
☆
文鮮明(ムン ソンミョン)先生は、
「心を尽くして人の話を聞いてあげる」ことが、
愛の実践であると言われます。
「私たちは真心を込めて聞かなければなりません。
それがその人の生命を愛する道であるし、
私が負った生命の負債を返す道でもあります。
生命を尊く思って、敬い仰ぐことが一番です」
(自叙伝150〜151ページ)
☆
ところで、話の聞き方には二つあるようです。
一つは、自分のために人の話を聞く場合です。
自分のために人の話を聞く、というのはちょっと奇妙な感じですが、
実は多くの人がそうしているのです。
商品を販売したり団体に勧誘したり、
自分のために人の話を聞く場合です。
この場合は相手の話を聞くのが目的ではなく、手段となっています。
自分の利益のために話を聞くのですから、
無益と判断すれば話を打ち切ります。
時間がもったいないからです。
また、自分が愛されるために人の話を聞くこともあります。
この場合は、自分にとって耳触りの良い話は聞きますが、
気分を害する話なら耳を閉ざします。
自分のために聞いているからです。
☆
文鮮明先生は真(まこと)の愛で多くを語り、多くを聞かれる方です。
人の話を、心を尽くして聞いてあげる方なのです。
聞いてあげることが愛の実践と思われているようです。
私たちの不幸は、それができないことによって生じています。
自分のために人の話を聞くので、
話によっては、不快な気持ちになってしまうのです。
また、相手の話を途中で折って、自分の主張を聞かせようとします。
人の話を最後まで聞かずに、
自分の思い込みや決めつけで相手を裁いてしまうこともあります。
これらは自分のために話を聞いている結果なのです。
もう一つの聞き方は、相手のために話を聞く、聞き方です。
では、相手のために話を聞くとは、どのような聞き方なのでしょうか。
文鮮明先生の言われる
「心を尽くして人の話を聞いてあげる」とは、
どのような聞き方なのでしょうか。
それには、三つの聞き方があるのです。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ〜心のあり方』より)
第五章 心を尽くして人の話を聞いてあげる
(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ〜心のあり方』より)
第五章 心を尽くして人の話を聞いてあげる
☆
お父様はみ言を語られるチャンピオンであるとともに、
人の話を聞く、チャンピオンでもありますね。
人によっては、毎回同じ話をする人がいます。
こちらとしてはうんざりしてしまうのに、
それでも話し続けます。
そういう時は耳が受け付けなくなりますが、
それ以前に心が受け付けない、ということなのでしょう。
お父様は、
「十時間、二十時間と拒まずに聞きます」
と語られています。
この基準は凄まじいですね。
愛のかたまりであるお父様。
私たちも目指していかなければと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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