李ヨハネ先生のみ言、「本性の恨(ハン)」の2回目。
『無知の恨、無情の恨、気まぐれの恨』です。
☆
ところで私たちには、この無知の恨(ハン)だけがあるのではなく、
無情の恨があり、
義を持続することができない気まぐれの恨があります。
このように三つに分けて考えることができます。
本性を中心として見るときには、
私たちは情的に受けようとしても受けることができず、
与えようとしても与えることのできない、乾いた者です。
また目的観を中心として見るときには、
変化が激しいので、一度正しいと思っても
根気よくやっていくことができず、価値観が混乱してきます。
気まぐれを起こすことで価値をすっかり失い、
動機をすっかり失い、
基準をすっかり忘れてしまうのです。
父との関係、父から愛を受けた基準を
すっかり失ってしまうのが私たちの気まぐれな人生です。
ですから、無知の恨と無情の恨、
そして気まぐれの恨を持った人間だということが分かります。
☆
一度決心したことを、逆境の中で失望したり、
絶望したり、また苦労だと思ったり、
不平不満を持ってはならないのに、
環境の影響を受けるときは気まぐれを起こすために
良心の苦痛を味わうようになるのです。
私たちは初めの愛を持続できない者たちです。
だから時を逃したあとに、
「私がこうなるのは分かっていた。
動機は正しく持っていたのに時を逃してしまった」
ということになります。
このように私たちは、初めの心、すなわち
天が私を愛した基準を喪失し、嘆息するのです。
もしもこのような恨を原因者との関係において持つなら、
そのことが根気強さをつくり、生活の原動力になりますが、
結果と相対してしまうと気まぐれを起こし、
不平不満を持って方向を変えてしまうので、破綻状態に至るのです。
☆
イエス様は、恨を持ち、苦痛を解決してもらうために
訪ねてきた多くの病人たちを哀れに思われ、
病気を治してあげました。
彼らは肉身の恨に凝り固まっていたので、
イエス様から同情を受けることができたのでした。
本当に奇跡的な体験をたくさんしました。
肉身の恨であれ、心霊の恨であれ、恨は恨どうし通じます。
恨を持っている人は神と通じることができます。
孤児の悲しみであれ、寡婦の悲しみであれ、
悲しみは悲しみどうし通じるのです。
『生活の中の心情復活』
(『信仰と生活 第3集・私の神様』を改題)
第三章 復帰人の本性「本性の恨」
1985年4月23日(火)
統一神学校
(この説教はチャペルの時間に語られたもの)
(『信仰と生活 第3集・私の神様』を改題)
第三章 復帰人の本性「本性の恨」
1985年4月23日(火)
統一神学校
(この説教はチャペルの時間に語られたもの)
☆
私たちは受けた恩恵をすぐに忘れてしまいます。
心情を持続することができず、
すぐに目の前のことに感情を奪われる、
そのような者であることを告白せずにいられません。
神様や真の父母様の心情に触れ、
「頑張ろう!」と思っても、
ちょっとしたことに意識を奪われてしまいます。
大きな岩は障害物だとわかって遠回りしても、
小さな石にはすぐにつまづいてしまうのです。
変わらない心情、心情の継続が必要ですね。
このブログも、おかげさまで10年続けてきましたが、
動機を失って、
惰性で書いてしまうこともあったりして、
反省しきりです。
一度出会った神様との心情因縁を忘れることなく、
継続して歩むことのできる者になっていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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