2022年05月12日

霊界での夫婦の愛し合い方は、地上とどう違う?! 《李相軒先生》



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李相軒先生の「霊界の実相と地上生活」から
『愛の根本の意味』を紹介します。

 
愛とは、文字どおり相手のために
精誠と力を尽くし合う心の状態をいいますが、
愛には肉体や霊人体などの肉的愛、
無形の心霊的な愛、
信仰によるアガペー的な愛があります。


  肉的愛

肉的愛とは、男女が性的に結ばれる愛をいいます。
地上では、肉体が互いに会って愛し合い、
ぶつかりながら感性を抱きます。

しかし、霊界で二人の男女が、どのように愛するか
ということは、地上ではよく理解できないでしょう。

ここ天国で神様に近い高級な人同士でなされる
霊人体での夫婦愛は、まるで一枚の絵のようです。

二人が互いに愛するとき、
二人の体は完全に一体となるので、
地上で愛として感じるような感性とは異なり、
完全な愛を感じるようになります。

それは、無我の境地で有を創造するような、
すなわち神秘の世界に接するような感性です。

また、互いに愛するその場面を目で見ることもできます。

地上での夫婦は、主に居間や寝室で愛し合います。
しかし霊界の天国では、明らかにそうではありません。
居間でだけ愛するような隠され愛ではありません。

広い野原で花が満開の中でも愛し、
美しい大地の上でも、砕ける波の上でも愛の行為をします。
鳥たちが歌う山の中、森の中でも愛します。

それを見る者も、あまりに美しくて酔うようになります。

地上でのように、見苦しいとか、恥ずかしい
というような感情を抱かず、美しく感じられ、
平穏な心で見るのです。


ところが地獄では正反対です。

愛を隠れて行い、それを見る者たちは、悪口を言います。
醜いと指さします。

地獄での愛の場面は、
地上生活と類似した点がたくさんあるのです。


  心霊的愛

心霊的愛は、体と関係がないから、
地上人には該当しないように思うかもしれませんが、
地上人に絶対必要な愛です。

体があってもなくても、人間には誰でも内なる人があるゆえに、
内なる人をよく育てておかなければなりません。

そうでなければ霊界に来て夫婦一体の
完全な愛をなすのに、問題が多いのです。

例えば、夫の内なる人はよく育っており、
妻の内なる人はよく育っていなかった夫婦がいるなら、
その家庭には完全な愛がなされません。

では、どのようになるのでしょうか。
清らかで美しい愛はなされず、
互いに愛したいから愛そうという
外的な発露によって愛するようになるのです。

そのことを霊界でも感じます。

それゆえ、こぢんまりとした寝室や場所を定めていきながら、
限られた愛をするしかないのです。

では、そのような人は、
いつ完成した愛をすることができるのでしょうか?

夫は妻のために、妻は夫のために愛そうとする心が、
互いに一つになるとき、
次第に完全な愛に成熟していくようになるのです。

しかし、それは思うように早くできません。
ですから、肉体を持った地上生活において
完全な愛の実をよく育てなければならないのです。

結論的に、地上生活の短い期間において、
永遠の倉庫に貯蔵する完全な愛のために、
祝福を受けなければなりません。

また、夫婦は互いに耕し、磨き、育てて、
完全な愛の実を結ぶべきなのです。


  アガペー的愛

父母が子供を愛するのは無条件の愛であるように、
神様が我々人間を創造なさる時にも、
人間に無限の要素を賦与なさったのです。
これはアガペー的な愛です。

しかし、人間の堕落と時代的な流れにより、
神様が下さった本然の愛の基準が堕落していったので、
神様も人間も、地獄という所のために、
胸の痛いことが多いのです。

それゆえ、神様が下さった根本の愛の価値を
知ることによって、地獄が崩れ、
地獄解放の道が開かれるようになるのです。

 
肉的愛、心霊的愛は、夫婦の間において
なさなければならないのです。

ところが、このような愛の関係が崩れることによって、
人間は根本から揺らぐようになりました。

神様が我々人間に与えようとなさった無限の要素が愛です。
これは、与えてもまた与えたくなり、
与えれば一層大きくなるものですが、
その根本が崩れたことで、人間救済の道が難しくなったのです。

夫婦観を正しく立てて、互いに譲り合い、
愛で一つになることで、
人類の解放の道が開かれるようになり、
永遠の国に地獄がなくなるようになるのです。

したがって、人を信頼し、互いに愛し合えば、
地獄という所はありえず、人類に戦争はありえないようになるのです。

この根本を誤解して地上の人生を生きたために、
霊界がこのように複雑になり、うめく地獄の刑罰が生じたのです。

愛を愛らしく育てましょう。
夫婦の愛と、神様が下さった根本の本然の愛を、
我々がよく育てて、大切に保存しなければならないのです。

(1997年6月11日)

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)
第一部 霊界の実相と地上生活
第二章 霊界で見た暮らしと地上生活
七 愛の根本の意味

【霊界の様相編】
(blessed lifeより)11


夫婦生活は、霊界(天国)では、
まったく違うのですね。

神様は、自然万物も、本来は、
夫婦愛をより素晴らしく感じるために、
創造されたのだと感じました。

神様が私たちに喜びと幸せを与えてくださるために、
素晴らしい世界、天国を創造されました。

天国人になれるよう、
日々の精誠が重要ですね!

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posted by ten1ko2 at 09:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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