2020年12月14日

もしも夫が弱音を吐いたら・・・ 《橘先生》



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橘先生のコラム
「初めて吐いた弱音」です。


去る日曜の夕方、珍しく頭痛がして横になりました。
前日のカレーが残っているので夕食の心配はありません。
テレビをつけるとNHKで
「青年の主張2020」という番組が始まるところでした。

コロナ禍でさまざまな壁に当たった若者8人が、
自分の体験を率直に語りました。

厳しい中でも前向きに生きる彼らの姿勢は
感動的で、涙を誘われました。

中でも、司会者はじめ出演者の、そして
私の涙を一番誘ったのが
「生まれて初めて弱音を吐きます」という
23歳の元力士のメッセージでした。

恵まれた体格で、「強いね」と褒められたのがうれしくて、
彼は強くあることだけを是とし、体を鍛えてきました。
地元では一度も負けたことがなく、
皆の期待を背負って相撲の世界に入ります。

それまで「自分が一番強い」と思ってきた彼でしたが、
飛び込んだ世界では自分よりも強い人を大勢目の当たりにします。

力士として結果が出ず、故郷に錦を飾れないまま歳月が過ぎ、
今年コロナ禍で地方巡業などがなくなります。

相撲以外何も知らない彼は、先の長い人生を考え、
区切りをつけて故郷に戻ります。
とは言え、何をしようという考えもなく家にこもる日々。

かつての恩師が気にかけて連絡してきます。

関取になれずやめて帰ってきたことについて
「恥ずかしいか?」と尋ねられると、
彼は正直に「恥ずかしいです」と答えました。

続いて恩師の「でも、帰ってきてくれてうれしいよ」
という言葉に、彼の心に変化が起こります。
そして、コンビニで働き始めたのでした。

「強い自分」、そのイメージに沿って、
彼は強い部分しか見せずに生きてきました。
23年間、一度も弱音を吐いたことがなかったと言います。

そんな彼がカメラの前で、親に向かって、
家族、友人、元親方や同僚に向かって、
弟子時代のつらかったことを言いました。

「自分は強がっていた」
「本当は、勝てなくてつらかった。集団生活もきつかった」
等々、湧き上がるものをこらえながら吐き出します。

どれほどの勇気が要ったでしょうか。
誰かが「つらい時につらいと言える強さ」と言っていました。

そして、その叫びに多くの人が涙しました。
おそらく、各人が味わってきたつらい思いや体験が共鳴したのでしょう。
胸の内にしまっていたものが揺さぶられたのかもしれません。

「ああ、誰もがしんどいところを
通過してきているんだなぁ」と改めて思いました。

彼のみならず、一般的に男性は、簡単に弱音を
吐きませんし、弱いところを見せません。

もし夫など身近な男性が弱音を吐いてきたら、どうしましょう。

まずは「余程の事」と受け止めましょう。
じっくりと聞いて、共感を心掛けます。

「大したことないじゃない。
もっと大変な人もいる」などと言うのはNGです。

「こんなにもろい人だったのか」と
落胆する必要もありません。

それまで見てきた強さも、今見せている弱さも、
どちらも彼の一部です。

信頼していればこそ勇気を出して打ち明けたのですから、
「話してよかった」と彼が思えるよう努めましょう。

解決を急がず(助言などせず)、
ただじっと彼の気持ちを受け止め、
励ますだけでよい場合が多いです。

弱音も含めて本音を言える関係を大切に育みましょう。

夫婦愛を育む 142
初めて吐いた弱音

ナビゲーター:橘 幸世


元力士のメッセージ、聞いてみたいですね。

弱音を吐く、自分をさらけ出すことは、
簡単なことではありません。

大事なことは、その本音を
受け止めてくれる人がいる、ということです。

元力士も恩師が受け止めてくれたので、
立ち直ることができました。

やはり、身近な人、
特に夫婦においてそういう話ができたら、
さらには、ちゃんと受け止めてくれたら、
どれだけ解放されるか知れません。

幸いにも、私の妻は、
肝心なことは、受け止めてくれるので、
とても有難く思っています。

ふと、真の父母様はどうだったのかな、
お父様もお母様に弱音を吐いたことがあったのかな、
そんなことを思わされました。




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posted by ten1ko2 at 07:02 | Comment(0) | 夫婦講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月12日

私が正しく、夫は変わるべきなのか・・・ 《夫婦愛講座*橘先生》



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橘先生のコラム
今回は、『独り善がりにならないよう…』です。


地元紙に、女性ライターが交替で
執筆しているコーナーがあります。

多くは日常の一コマを切り取ったもので、
皆さんペンネームでの投稿のためか、
夫婦のこと、親とのこと、子供とのこと、
コロナ禍での変化等、飾り気なく
ありのままを率直につづられています。

そこに妻の主張・夫への不満が散見されるのが気になります。

女性は「かくあるべき」と独善的になってしまう傾向が
ありがちなのでよくよく気を付けなければなりませんが、
コラムには、その方面での失敗談もあれば
(失敗したことに気付かれた、良いエピソードでした)、
夫への不満や要求で結んだ話もありました。

コロナ禍の中、直接女性たちの話を聞く機会は
今年に入ってからはあまりありませんが、やっぱり
「私は正しい」
「夫に変わってほしい」
という思いの中にある女性は多いのだな、
と再認識させられます。


かく言う、久しく皆さんにお話ししてきている私自身も、
油断すると、ちょっとしたNG行動をしてしまいます
(多くは、子供のように振る舞ってクリアしますが)。

自分の判断や価値観を相手に押し付けないようにするのは、
本当に簡単ではありません。

新聞のコラムを読みながら、
幸福の土台となる原則を改めて自分に確認しています。

そんなふうに振り返っていると、かつて『新・良妻賢母のすすめ』(コスモトゥーワン社刊)
読んだ、あるアメリカ女性の話を思い出しました。


彼女は熱心な健康食品派でしたが、夫は全くの無頓着で、
ジャンクフードであろうと好きな物を食べたいというタイプでした。
だからと言って、賢い彼女は健康志向を押し付けようとしません。
 
以下、引用です。

 結婚してすぐ、彼女は夫に優しくこう言いました。
 「ねえあなた、あなたのこれまでの食生活が私とは違うのは知ってるわ。
 もし私が自分の好きな食事を私用に作って、
 あなたにはあなたの好きな食事を作ったら、嫌かしら?」

 夫は同意し、彼女は数カ月間、二種類の食事を作り続けました。
 まもなく夫は妻のよい食生活を受け入れ、
 自分の家族に説いて聞かせるようになりました。


初めてこれを読んだ時、強いイメージのアメリカ女性にも
こんな立派な人がいるんだ、と感嘆したものでした。

もしかしたらずっと続くかもしれない二種類の食事作りに、
手間を惜しまず軽やかな心で取り組んだ彼女。

相手を尊重しつつ、自分の価値観も守る、そして行動で見せる。
短いエピソードの中に、多くの事に通じる、
とても大切なメッセージが入っていると思います。

(blessed lifeより)


相手の価値観を変える、ということは、
相手の人生の積み重ねが価値観になっているので、
なかなか難しいですね。

言葉でいくら自分の考えが正しいと説得しても
簡単には、変わらないと思います。

それを、相手に自分の価値観を押し付けようとはせずに、
受け入れてもらうようにする。。。

そうではないといけないとは思いますが、
行動し、継続していくのは
簡単なことではないでしょう。

言葉でなく、行動で示す、ということ、
自然屈服させる、ということですね。

なにか、伝道に通じるようなお話でした。
このアメリカ女性のような態度を
見習っていきたいと思います。





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posted by ten1ko2 at 00:00 | Comment(0) | 夫婦講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月29日

夫の活力の源は、毎日の「命のパン」と・・・?! 《橘先生の夫婦♡Essay》



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橘先生のエッセイ「夫婦愛を育む」
今回は、『幸せの基本を忘れずに』です。


ラジオをオンにして食事の準備をしていると、
「褒める」をテーマにリスナーからの投稿が読まれていました。
中には思わずほほ笑まずにはいられないエピソードも。

娘さんが幼かった頃、パパが何かすると
「パパ、男前〜!」と言っていたそうです。
誰にそんなせりふを習ったのかは分かりませんが(想像はつきます)、
その一言でパパのやる気は120%アップ!
光景が目に浮かびますね。

男性にとって称賛は「命のパン」と例えられるほど
大切な活力の源です。
愛娘からのは格別でしょう。
が、鍵はやはり私たち妻からの称賛です。

関係が安定しているからと気を抜かないで、
改めて毎日おいしい「パン」を心掛けるよう、
神様から自分へのメッセージかなとも思いました。


そんな折、主人の食欲が今一つとなりました(時々あります)。
「疲れた」と言いますが、体力的な疲労だけでないかもしれません。
仕事が大変なのかなと内心思っても、
一般的に男性が自分から悩みを話すことは滅多にありませんし、
あれこれ心配されてはうっとうしいでしょう。

妻にできることは、食事に気を配り、
自然体で接しながら感謝や称賛の言葉を織り交ぜ、
話をしてきたら上手に聞くように努めます
(講座でお話ししてきた基本ですね)。


そして、もう一つ大事なポイントが。
 
先回ご紹介した“肝っ玉母さん”こと小澤静江さん*
元受刑者たちの“母”としてだけではなく、
妻として女性として、私が「お見事」と思ったことがあります。

余命宣告された夫が自暴自棄となり愛人をつくります。
複雑な思いを抱えながら、静江さんは、
愛人と暮らす夫の様子を見に行きました。

そこで目にしたのは、食事や洗濯物など身の回りのことを
かいがいしく世話してもらっている夫の姿。
「ああ、自分は全くそういうことをやってこなかったなぁ」
と振り返ります。

客観的に見れば、忙しくてその暇がなかったのは
無理からぬことです。

刑務所を出た人たちを突然社員として連れてきて、
面倒を丸投げされた静江さんは、
手探りながらも必死で彼らの世話をしました。

ひたすら夫を支えてきたのです。
彼女に非があろうはずがありません。

けれど、一人の男として彼が求めていた
潤いや癒やしを与えてこれなかった事実に気付き、反省するのです。


そして彼女は、普通の人は思いつかないような行動に出ます。
なんと、社交ダンスを習い始めるのです。

3カ月後の発表会に夫を呼んで、
奇麗にお化粧し、ドレスを着て、
若い男性パートナーと華麗に踊る自分の姿を見てもらいます。

見違える妻の姿を見た夫から出た言葉は……。
「うちの女房はチョウチョのようだった」

インタビューでうれしそうにそう語る静江さん。
改めて自分を女性として見てもらえて、
慰められたのではないでしょうか。

妻がそんなに素敵だったとは、と
「もったいなくなった」夫の心が少し戻り、
仲が改善したそうです。

感嘆するとともに、(できる範囲で)
奇麗でいることの大切さを再認識させられました。
家にいることの多い昨今、この点も反省です。

夫婦愛を育む 124
幸せの基本を忘れずに
ナビゲーター:橘 幸世
(◆Blessed Lifeで連載中
書籍化『いちばん大切な人と仲良くなれました』)



二つのエピソード
とても微笑ましいです。。。

男性も女性も、褒められること、
相手を喜ばせるために努力すること、
どれだけうれしいことかしれません。

要求したらキリがないですが、
相手に求める前に、
相手を喜ばせる努力をすることが重要ですよね。

世界日報の43とも倶楽部(ヨミトモクラブ)
というのがあります。
記事を読んで、感想を言い合い、
そのコメントに対して、褒めあうのです。
今日、『夫婦43とも』『家族43とも』
これがとてもいい、と伝道教育ニュースで紹介していました。

私たちの教会でも
伝道メンバーと『43とも』を何度かしています。
やはり、褒めあう、というのはいいですよね。

当たり前のことではありますが、
近い人間関係ほど、
褒めあう関係、賛美しあう関係ですよね。





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posted by ten1ko2 at 07:04 | Comment(0) | 夫婦講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする