2010年12月15日

妻が語る「韓流ドラマ」の人気の秘密とは?(2)


ost[1].jpg



韓国ドラマに流れる懐かしい雰囲気は、
ひとつは家族や親戚などの関係を大切にすることから生じる
ホームドラマ的な要素から来ているとお話しました。

若い主人公だけでなく、それを囲む世代の違う登場人物たちが、
いくつかのストーリーを担当して、それぞれ話が展開していくので
一話一話ただ、お馴染みのシーンというだけでなく、
これでもかと、いろんな出来事が起こってくるので、飽きさせません。

日本の懐かしい家族関係を彷彿させますが、見ていると、
淡白な日本人と比べると親愛の情に厚く、表現が豊かなのに驚かされます。
親子、兄弟も仲がいいですね。
祖父母との関係、嫁・姑の関係も、濃いといいますか、それだけ激しいといいますか。
ドラマだったら、それが感動的だったり、時に滑稽にも見えるように仕立ててあります。
登場人物がそういう関係性の中で気をもんだり、失敗したりすることも、
何だか人の家庭の見えない部分を盗み見るような楽しさがあるのかもしれません。

仲がいいと言いましたが、例えば母と息子、父と娘なども、
抱擁し合うのは当然のようで、日本では考えられないですよね。
特に、イケメン俳優がお母さんと抱き合っていたりするのを見ると、
日本の主婦はどこかで
『羨ましい、あんな息子がほしい』
と思うのではないでしょうか。
あるいは「ヌナ(お姉さん、少し年上の女性の意)」
なんて、呼んでもらいたいのではないでしょうか。

知人友人関係でも、親しみの溢れる呼び方をしますし、
それが恋人関係になっても、そう呼び続けるようです。
女性は男性を同い年以下なら、呼び捨て+「~や」か、その名前の語尾+「~あ音」で呼びます。
日本では愛称は縮めて呼びますが(「まあ君」「さっちゃん」という具合)、
韓国では付けるんですね。
男性が年下の友人や恋人を呼ぶ時もそうです。

また、1、2歳年上の男性なら「オッパ(お兄ちゃん)」と呼びますし、
もう少し年上だと「アジュシ(おじさん)」になります。
日本では「先輩」、という感覚でしょうが、こんな家族的な呼び方にはなりませんよね。

また、男同士、女同士も、先輩を、兄、姉と呼びます。
男性が呼ぶ時は「ヒョン(兄貴)」、
女性は年上の女性を「オンニ」と呼びます。
従兄姉に対してもそうですね。
ちょっと語尾を伸ばし気味で、甘えたように言われると、庇ってあげたくなりますよね。

抱擁と共に、よくあるのが、「おんぶ」です。
女性が足をくじいたり、高熱で倒れて病院に運ぶ時、
あるいは、もうちょっとロマンティックな展開で、「おんぶ」シーンがあります。
日本では親子、それも基本的には、幼い子ども限定ですよね。

「手をつなぐ」ことも多いです。
日本では腕を組むというのが恋人の定番ですが…。
その前段階、「手を握る」というのもありますが、
恋人以外でも、元気付けたりする時、親愛の情の表れとして自然にしている感じです。

そして、「涙」。
これが当たり前に多いのです。
男優もよく泣きます。
泣くシーンがいわば見せ場で、感動的なシーンだったり、
悲しかったり、かわいそうだったり、涙を誘うのです。
親子で泣き、友を思って泣き、結ばれない恋人が相手を偲んで泣きます。
現実の生活でバスの中なんかで泣いている人なんかがいたら、日本では驚きですが、
ドラマだからこういう大げさにも見える感情表現が、心に響いてくるようです。
実際、演じる俳優さんも、自然に涙が出てしまう人が多いようですね。
日本のように、ツッと一筋だけの涙で終わることはありません。

いろいろ書きましたが、感情表現が豊かであり、ストレートなところ、
また「家族」という概念がとても広いところ、
私たち日本人が本心では求めているものをそのまま表しているところが、
韓流ドラマの人気の理由のひとつかな、と思いました。

(また、気まぐれで登場しますね。。。)


応援してくださる方はクリックを!
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 統一教会へ
にほんブログ村


posted by ten1ko2 at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓流、韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月24日

妻が語る「韓流ドラマ」の人気の秘密とは?(1)


anime-fuyosona1-thumb-400x600-6045.jpg


なぜか、女性の心をつかむ韓流ドラマ、その秘密を解く第三弾です。

先回までで、韓国は家族や先祖を大切にし、関係が深いこと、
「懐かしさ」があることを述べてきました。
もう一つはロマンティックなシーンや台詞が多いこと。
また、飽きさせず細かい事件が起こってきます。

日本にも、かつて「向こう三軒両隣」といって、親密な近所付き合いがあり、
井戸端会議と言われる社交場があり、親戚付き合いももちろんある…、
縁側から人が挨拶を交わし、鍵を掛けなくても平気だったそんな、良き時代がありました。

韓流ドラマには、そんな頃を髣髴させるホームドラマ的なものが多く、ほっとさせます。

口うるさいお祖母さんや、だらしのない叔父さんなんかが登場し、
お高くとまっている良家の奥様が母親で、必ず、若い二人の結婚に異議を唱えます。

最近は、親が結婚に反対して、という話を日本ではあまり聞かなくなりました。
子どもたちがどんな交際をしているか、干渉もせず好き放題に遊ばせて、「出来ちゃった結婚」
となっても、喜んでお披露目する親が多いのではないでしょうか。

韓国と、日本では貞操観念が、全然違うのです。
日本では、好きだったら肉体関係も当たり前のご時勢です。

韓国では今でも、「結婚するまで守る」ということを、ドラマの主人公の台詞や態度などからも窺えます。
結婚前は、家族や相手のためにも清い関係を保つことを意識する人が多いようです。
(残念ながら、そういうものばかりではないのですが…)

キスシーンや、ロマンティックなシーン、考えられないほど趣向をこらしたプロポーズ、
と見せ場はふんだんですが、ベッドシーンはないので、安心して見れます。
本当にこれは安心です。そういうものを見たい人は、アダルトを見るわけですから、
普通枠のテレビ放送でベッドシーンは不要でしょう。

ドラマを見ていると、結婚までの段取りがわかってきます。家族の関わりも当然描かれます。

恋愛にしろ、お見合いにしろ、結婚をするとなると、両家に二人が挨拶に行きます。

そして何をおいても、「家族の顔合わせ」というものが不可欠です。
両家の家族が、ホテルや料亭などを予約して、顔をそろえます。
「約婚式(婚約のパーティー)」の日取りの相談などをします。
(ドラマでも最近は「約婚式」は省くことも増えてきているようですが。)

「約婚式」の後は、結婚式・披露宴の日取りを決め、準備に入ります。

会場を決め、事前の「衣装合わせ」は結構間際に行うようですね。
ドラマでは、大体教会式でウェディング・ドレス主体のようです。

また、主人公以外の婚約者がいるという筋書きが多く、この「衣装合わせ」で一波乱あったりします。
衣装を身につけると本心が目覚めてきて、気持ちを翻して、本当に求める人の下に行くというパターン。

ヒーロー・ヒロインがゴールインする際も、同じような路程を踏んで行きます。
そして、ハネムーンに出発する車は、風船などで派手に飾られています。

日本とも似ているけれど、イザという時に照れずに派手にやってしまうところが、
控えめな日本人との違いかもしれません。

imagesCAP6XQA3.jpg


今日の話の中から、ポイントをまとめてみます。

1 懐かしいホームドラマ、家族との関わりが強い。(それゆえに悲喜こもごものドラマが…)

2 貞操観念の違い。結婚までは清い関係。(つまり、応援したくなる純愛)

3 ロマンティックな趣向がふんだん。(日本人は、表現が乏しい。韓国人は恋愛も情熱的。)

今日は、ドラマを見ない主人に代わり、妻が書きました。
次回はこれらをもう少し掘り下げてお話ししたいと思います。

応援してくださる方はクリックを!
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 統一教会へ
にほんブログ村



posted by ten1ko2 at 04:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓流、韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月10日

韓流ドラマ人気の理由とは(2)

チュモン.jpg


何故、韓国ドラマは人気があるのでしょうか?続編です。

韓国の儒教文化とドラマとの関係について
もう少し掘り下げてみたいと思います。

「孝」の精神について、先回お伝えしました。

これは日本で言う「孝」と少し違うニュアンスです。
私たちは「親孝行」というように親に対する孝行ですが、
韓国の場合は、死後の父母に対しても孝行を延長し、
それが先祖に対しての孝行となり、
また子孫を繁栄させることも親と先祖への孝行だと見るのです。

ですから、祖父母に対しても尊敬する存在として
大切にする精神が根付いています。

それに比べると日本は「老人は弱者だから大切にしないといけない」
という意識があるのではないか、と思わされます。

先祖を敬う証拠として、
韓国独特の文化として今も残っている族譜(チョクポ)
というものがあります。
日本でいうと家系図にあたるものですが、
日本のような巻物でなく、分厚い本になっているのです。

族譜を見ると、誰それは、どこの出身で
出発した先祖から見ると何代目なのかがすぐにわかります。

出身地と姓が同じことを本貫(ポングァン)と言いますが、
韓国では本貫が同じだと結婚できないそうです。
日本の場合は、従兄姉どうしでも結婚できますが(菅首相もそうですね)、
韓国では絶対にあり得ない話であり、
少し前までは法律で禁止されていたほどです。

少しずれてきたようですが、やはり親や先祖を重んじる韓国社会、
恋愛ドラマであったとしても、
最近の日本ドラマとは違って親や祖父母がたくさん出て来ます。
いわゆるホームドラマの暖かさを味わえるというわけです。

私たちが地上に生まれて最初に接するのが家族です。
ですから、私の妻が「懐かしい」と表現するのも
ドラマの中に、“家族愛”を見出しているからなのではないでしょうか。

懐かしくて、温かいものが流れている、
日本が失くしてしまった
ちょっと昔の、ちゃぶ台を囲み鍋をつついた
そんな感覚が蘇ってきて、心地がいいのかもしれません。

離れた故郷を思わせるようなものが、そこにはあります。


さて、ドラマではありませんが
「釜山(プサン)港へ帰れ」という歌があるのをご存知でしょうか。
チョー・ヨンピルが歌って、大ヒットしました。
日本では、渥美二郎という歌手が歌い、これまたヒットしたのでした。

「遭いたい、あなた〜♪」という「あなた」は誰のことだと思いますか?

日本語の歌詞では、恋人のことを歌っていますが、
韓国の原詩では、그리운 내 형제여(クリウン ネ ヒョンジェヨ〜)、
すなわち「懐かしい私の兄弟よ」となります。

実は、釜山港から日本に渡った在日同胞のことを歌った歌なんです。
愛する兄弟のことを思って歌った歌が
日本では遭えない恋人の歌に変わってヒットしたのです。


ちなみに、韓国人と同じように家系を重んじる民族がいます。
それは、イスラエル人です。
聖書にはイエス様が誕生するまでの系図が書かれています。

血統を重んじる韓民族とイスラエル民族。
何か意味があると思えてなりません。




応援してくださる方は、クリックを
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 統一教会へ
にほんブログ村
posted by ten1ko2 at 22:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓流、韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする