しばらくぶりになりますが、
拉致監禁問題の話題です。
全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会
のHPから二つ紹介します。
まずは
この中で、興味深いところがありました。
☆
石崎教授は続けて、日本トラウマティック・ストレス学会の機関誌
『トラウマティック・ストレス』編集委員会の不合理な対応について言及。
石崎教授が2012年6月に
『強制棄教というトラウマ体験―ある「生還者(SUVIVOR)の集い」の予備的報告』
と題する発表を同学会で行った後、
同機関紙に、学会発表を論文化した
『信仰に対する「強制的説得」体験のトラウマ的影響に関する予備的報告』
を投稿したところ、編集委員会から掲載拒否されたエピソードを紹介しました。
学会発表した論文を、その学会機関誌が掲載しないことは
「一種の自己矛盾」と石崎教授は指摘。
続けて、編集委員会が不採用を通知する文書に明記された拒否理由には
「心底憤りを覚えます」と述べた上で、該当部分を引用しました。
〈先行する拘束体験と強制的説得の影響が十分に示されていない中で、
強制的説得に関するトラウマに関して論じるには困難を感じます。
強制的説得は確かにストレスではありますが、
PTSDの診断基準に合致せず、むしろ先行する拘束体験の方が
トラウマとして考えられる点からも、無理を感じられます〉
☆
つまり、日本トラウマティック・ストレス学会が
拉致監禁を受けた被害者がPTSDを発症していることは、
関連がないと主張して、
石崎教授の論文を学会機関紙に発表しない、ということです。
私の仲間でも今もなおPTSDで苦しんでいる人がいます。
また、私自身も偽装脱会で教会に戻ってきたとき、
しばらくはPTSDの症状がありました。
関連がないというのは、あり得ないのです。
おそらく、反対弁護士の圧力なのか、
あるいは体面を気にした表れなのだと思います。
☆
少し前の記事には次のようなものがありました。
素晴らしい見識で拉致監禁問題についてまとめていますので、
一部紹介したいと思います。
☆
1966年に宗教的動機に基づき行われた拉致事件が初めて確認された後、
これまでに何千人もの成人信徒に対する数週間、数カ月、
時に複数年に亘って行われてきた監禁事件を当局は見過ごしてきた。
ある信徒は親族の手によって12年もの間監禁されていた。
2009年以降にも11件の拉致事件が確認されおり、
その他にも14件の元統一教会信徒が拉致され、
棄教に至ったことを示唆する証拠が確認されている。
当の統一教会は日本社会において一般的にネガティブなイメージを持たれており、
セクト(Sect) という国連が推奨し得ない蔑称を用いたレッテルを貼られてきた。
よって多くの場合、当局も親族らの訴えに同調し、
成人である子供達を統一教会から「救出している」と捉えるばかりか、
拉致や強制的監禁、そして彼らが望んでもいない
「脱会カウンセリング」の手助けをしているケースもある。
そしてこれらの案件に関して日本のメディアはほとんど取り扱う事もなく、
国内における人権団体もこの実態を暴く事はなかった。
1979年に「市民的及び政治的権利に関する国際規約」の裁可を行う事で
信教の自由を日本は保証しており、
HRWF(国境なき人権)は国家が裁可し義務として順守すべき国際人権法に基づき、
温和な新興宗教の信徒たちに対する第三者の宗教的動機に基づく
強制的な棄教の為の拉致・監禁に対する適切な権利の保護を
迅速かつ戦略的に取り組む必要があると日本の当局に対して働きかけている。
☆
適切に理解し、具体的な働きかけもしてくださっています。
「国境なき人権」に対して、心から感謝いたします。
この二つの記事を見ても、日本と海外の対応の差が
明確だと思いますが、いかがでしょうか。
また、二つ目の記事の最後の方を見ると
以前、緒方貞子さんが所長をしておられた
国際連合人権高等弁務官事務所でもこの件を取り上げているそうです。
外堀がさらに埋まってきた気がします。。。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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