2014年12月04日

み言はメモ書きだけ?! 共産圏地下宣教の「真の父母の密使」、東欧の開拓者たち! 



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鉄のカーテンを越えて、
み言を伝える
東欧の地下宣教師たちを
記憶しなければならない




文蘭英(ムンナニョン)東ヨーロッパ特命総使が
TPマガジン12月号に巻頭言を書かれています。

題目は、
「絶対信仰の開拓者たちにお会いして」
です。


1980年代、真の父母様が坡洞本部教会の
早朝集会において語られたみ言が思い出される。

「今、鉄のカーテンを越え、東ヨーロッパの
各国の共産治下においてみ言を伝えている
地下宣教師たちを記憶すべきである。
彼らは『真の父母様の密使』という使命感を持って
死を覚悟して四方八方の監視を避けて生きつつ、み言を伝えている。
そして彼らはその寂寞とした地においても、生命の実を育てている。」

そうおっしゃられながら、涙ぐまれておられた真の父母様のお姿を、
今でも忘れることが出来ない。


今年6月、真のお母様の新しい摂理により、
東ヨーロッパの特命総使として任命され、急きょヨーロッパに行くこととなった。

真の父母様の代身者として摂理の現場で奮闘している
指導者や祝福家庭たち。
彼らを愛で抱き、励まされながら、
お父様の聖和以後、「中断なき前進」を宣布され、
摂理を陣頭指揮される真のお母様。
そのお母様の懇切な願いと心情を分かつことが
特命総使の使命であるため、(東欧の)草創期の開拓者たちと
先輩家庭の方々に会うことが、大きな喜びであり、恵みでもあった。

まず初めに、東ヨーロッパ宣教の作戦基地とも言えるウィーンに到着し、
「ミッション・バタフライ(Mission Butterfly)」(ナビ作戦)と呼ばれていた
共産圏地下宣教に携わった宣教師たちを、韓国食堂に招待し、
真のお母様の感謝と激励のみ言を伝えた。


チェコに行った時には、共産治下で天のみ言を抱き、
あらゆる試練の中で活動しながら、数年間の獄中生活の後、
不幸にも監獄で殉教したという花の如き青年宣教師メリー・ジブナ、
そして当時の生々しい逸話を聞いた。
彼ら(チェコの食口たち)は、宣教師に会い、断片的な原理のみ言を聞いただけで、
韓国の地に来られた真の父母様を
「再臨主、メシヤ」として受け入れたのだという。
草創期、鉄のカーテンの向こう側で起きた天の役事に深い感動を覚えた。

さらに驚くべきことは、当時伝道された食口たちは
国境を越え、スパイ作戦のように秘密経路を通って伝えられた
メモ紙に記された真の父母様のみ言を読みながら、信仰を育てたのだという。
そして、入教後、約20年が過ぎた後になり、やっと真の父母様の
実体にお会いすることが出来たという事実である。

私は彼らの絶対信仰に感動した。
また、私の母は、1.4後退(韓国動乱の国民防衛軍事件)の時、
死線を越える避難の途中で父を失い、苦労したのだが、
原理を聞いて、真の父母様にお会いし、
「主にお会いした」と、限りない希望と喜びで満ちていた時、
また、その後のむごい迫害、貧困と戦いながら、
この道に従ってきた辛い日々の母の姿が重なり、
身につまされ、共感するものが多かった。

この数ヶ月間、東ヨーロッパ各国を巡回しながら、
行く先々ごとに、若き生命を懸けた開拓者によって
根を下ろした教会の基盤、平和大使の基盤、
女性連合の基盤が堅実に成長していることが、驚異的であった。


日々、さまざまな活動が展開されている現場に出会いながら、
その版図を築いて来られた真の父母様の偉大さを改めて感じさせられた。
その業(わざ)は、天の業でなくしてどうして可能であろうか?

世界の至る所で、さきがけ伝道され、祝福を受けた家庭たちが
さまざまなホームチャーチ活動をしながら任地を守っており、
その二世たちがすくすくと育っているのを見るとき、
天の版図が着実に広がって行くことを確信してやまない。

彼らこそ、真のお母様が語られた、「純粋な水」の如き
天の尖兵(敵情をさぐり、警戒しつつ、本隊の前方を行く小部隊)であるので、
彼らが神氏族的メシヤの使命を抱き、
留まることなくたゆまず流れ溢れるならば、
天一国創建時代の波となり、
全ての地を覆う日が遠からず来ることを確信してやまない。

(不自然な日本語を避けるため、編集しています。)
文責:ten1ko2



「メリー・ジブナ」とありますが、
お父様の自叙伝には、「マリア・ジブナ」となっていまして、
この方は、チェコスロバキア(当時)において、
世界最初の殉教者となった方です。

彼女のことを以前、記事にしました。
とても好評だったので、読んだことがある方も多いと思いますが、
もう一度紹介しておきます。

お父様にも、直接お会いしたことなく、
ほんのわずかばかりの、お父様のみ言を携えて、
このように命をかけて歩んでこられた人たちがいました。

私たちは、あまりにもふんだんにみ言をいただき、
お父様の映像も見ることもできるし、
また、今は、お母様のみ言もインターネットなどを通して、
直接聞くことのできる時代です。

しかも、迫害もほとんどない、と言っていいでしょう。
駅前で、堂々と神様と真の父母様を宣布できる時代です。

しかし、地下活動をしてこられた、先輩たちのような
熱い心情を今、持ち合わせている私たちでしょうか。

もっともっと、基盤を拡大すべきときなのに、
熱い心情を表さないといけないのではないでしょうか。

霊界におられるマリア・ジブナさんが叫んでいます。
「恐れるな、立ち上がりなさい!」と。


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    マリア・ジブナさんのお父様への手紙

お父様、私は一度もあなたに
お会いしたことがありません。
しかし、あなたのみ言を聞いて、
『これが私の人生の行くべき道だ』
そのように確信しました。
そして、この道を出発してまいりました。
しかし、この国は神様を認めない
共産主義の国です。
だから、私は明日、
この地上にいることはできないかも知れません。
でも私は自分が来た道を決してうらんだりしません。
あなたに対して何一つのわだかまりもありません。
だから私に対して心配しないでください。

でもお父様、
一つだけ願いがあるとすれば、
生きているときに
あなたとお会いしてみたかった。

 
最初の殉教者、マリア・ジブナ
享年24歳(1973年検挙、獄中にて聖和)




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posted by ten1ko2 at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする