2014年12月11日

後藤裁判、被告側上告するも、1%の確率?! 勝利へのカウントダウンが始まっている!



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12年5ヶ月にもわたって拉致監禁を受けた後藤徹さん。
その裁判においては、
先日も紹介したとおり、控訴審判決が下され、
ほぼ、原告側の勝訴に終わりました。

その後の状況に関して、
「拉致監禁by宮村の裁判記録」において、
記述がありました。


すなわち、被告側が最高裁に上告したそうです。

「1%の可能性にかける」という表題にあるように
被告側が最高裁で逆転することは、
ほぼ厳しい状況であるということです。

最高裁では、高裁の審議を白紙に戻して判決するのではなく、
誤りがあれば別ですが、
高裁での判決は、原則的に「事実」として
認定されるのだということです。

私は、地裁、高裁と同じ手順でまた最高裁の審議が
行われると思ったのですが、違うようです。

「拉致監禁by宮村の裁判記録」で、1%というのは、
最高裁の土俵に乗れるかどうかの確率でもあるということです。
それは、統計上の事実に基づいた内容で、
このように解説してくれています。

『最高裁で控訴審判決が変更される確率はどのくらいかと言えば、
例えば平成24年に終了した上告事件合計2263件のうち,
上告理由があるとして原判決が破棄されたのは
わずか2件(0.09%)』であり、

『従って、99%以上が、「上告棄却」となっています。
裁判所が上告を棄却する際は、原則として口頭弁論は開かれません。
つまり、上告しても、ほとんどの場合、法廷が開かれず、
書面のみで終了するのです。』


こう考えてみると、彼らが
あえて、控訴審で終了せずに
最高裁まで上告する必要があるのでしょうか。

奇跡が起きることを彼らは信じているのか・・・
そんな一縷の望みをもって、上告したのではないでしょう。

最高裁まで引き延ばしにすることくらいしか、
今できることはない、ということでしょう。

(さい)は投げられました。
最後まで行くしかありません。
最高裁で最高の裁断が下される日は、
そう遠いことではありません。

来年の春までには決着がつくだろうということです。



先日の控訴審判決の時、
東京高裁の前で、
ほんの一瞬、後藤さんと話しました。

握手をしながら、
「いつも、ブログで応援ありがとう」
そのように言ってくれました。

彼の12年5ヵ月を思えば、
ブログで応援することは、苦にもならないことです。
私にできることは、こんなことくらいしかないと思い、
これからも彼の応援のために、
書き続けていかなければならないと思います。

今現在も、監禁されている人たちがいます。

また、今後、最高裁判決が出てからも
この問題を風化させないように、
私自身の体験も含めて、
拉致監禁の不当性を訴えていきたいと思うのです。


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