2015年05月01日

「あの靴下を持ってきたか?」 《髪の毛で編んだ靴下の証し・玉世賢ハルモニ》



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今日も玉世賢(オク セヒョン)ハルモニの証しです。
昨日、「髪の毛で編んだ靴下」のことを書きましたが、
ハルモニご自身が、そのことを述懐しておられます。
昨日の続きになります。
(一部編集しています)


その後、「面会によく来るように」とまた手紙が来ました。
ちょうど夫は以南(朝鮮半島で休戦ライン以南を言う語)に行っており、
子供たちは学校に通っていたので、私は思いのままに外出できました。
それで私は、肉のしょう油煮と服などを準備して再び面会に行ったのです。

「先生、私が面会に来ました」と言いながら走っていくと、
先生も驚かれ、「荷物を載せに出かけるのだ」と言われました。
リヤカーの後をしばらくついていくと、後ろを振り返られて、
「次は、○○をたくさん持ってきなさい」と言われました。

そして、途中ではったい粉ともち米を買って帰り、
それでもちをつくりました。
市場に行ってりんごを五十個と卵を一包み買い、
さらに米のお菓子をつくったのです。
それらを家から持ってきたものと合わせると、
大きな袋いっぱいになりました。

それを「先生に渡してください」と言って看守に渡してきたのですが、
店の主人が言うには、本人のところには半分も届かずに
途中で他の人が食べてしまう、というのです。
それを聞いて心配になり、眠ることができませんでした。

その後、興南刑務所から本宮分所に移動してから、
「足が冷えるので、ポソン(朝鮮足袋)の上に
履くものを繕って送ってください」と先生から手紙が来ました。

それで私は、それを二組つくって面会に行ったのです。
しかし看守が受け取ってくれなかったので、
そのまま持って帰りました。
家に帰ってじっくりと考えていると、
「髪の毛でわらじを編んで恩を返しても、すべてを返しきれない」
という昔のことわざを思い出しました。
それで、自分の髪の毛を切って二足の靴下を編み、
その次の機会に持っていって差し上げたのです。

先生は出監されて平壌に来られるときに、
その靴下を履いてこられました。
ところが、先生が私の家にいらしているときに
その靴下を洗っておいたのですが、
避難してくるときに持っていくのを忘れてしまい、
そのまま置いてきてしまったのです。

その後、先生が「あの靴下を持ってきたか?」と尋ねられるので、
「忘れてしまいました」とお答えすると、
「何、なぜあれを忘れてきたのか!」
とおっしゃりながら叱責されるので、
とても申し訳なく思っていました。
それでもう一度、髪の毛を集めて靴下を編んでさしあげたのですが、
それを今も保管されているそうです。


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玉世賢ハルモニは、髪の毛で編んだ靴下を
2足作られ、さらにもう一度作られたのでした。

この精誠の限りを込められた靴下のことを、
以前、一般のサイトで、異様な物のように
取り上げられていた記憶があります。

確かに一般的な人から見れば、
そのように見られてしまうかも知れません。
しかし、ハルモニのお父様を慕う世界、
その心情を思えば、お父様はどれほど喜ばれたか知れません。


私たちは、神様の目、天の目から見てどうなのか、
神様の喜ばれる歩みをすることが重要だと思います。

路傍伝道を始めて1年半近くなります。
ノボリを立て、タスキをかけて
「統一教会です!」と叫ぶことは
客観的に見ればどうでしょうか。

いろんな人たちから、おかしな目で見られたり、
また、罵倒を浴びせかけられることも正直あります。
迫害は少なくなりましたが、今もあります。

でも、人がどう見て、どう思っているのか、
ある意味、それは関係が無いのだ、と思うのです。
目には見えないけれど、生きて働いておられる
神様がこのような歩みを注目しているに違いありません。

私たちの歩みが先駆けのような立場ですので、
いろんな教会の伝道部長さん、伝道に意欲的な方から
「どのようにやっているのですか?」
と連絡が来ます。

実は、昨日も2つの教会から連絡がありました。
今まで30近くの教会から連絡を受けていると思います。

全国各地で、お父様を堂々と証しする、これは
どれだけ神様が喜ばれているでしょうか。

玉世賢ハルモニの基準までは行かないかもしれませんが、
天を喜ばせる歩みをこれからもしていきたいと思います。



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