今日も玉世賢(オク セヒョン)ハルモニの証しです。
昨日、「髪の毛で編んだ靴下」のことを書きましたが、
ハルモニご自身が、そのことを述懐しておられます。
昨日の続きになります。
(一部編集しています)
☆
その後、「面会によく来るように」とまた手紙が来ました。
ちょうど夫は以南(朝鮮半島で休戦ライン以南を言う語)に行っており、
子供たちは学校に通っていたので、私は思いのままに外出できました。
それで私は、肉のしょう油煮と服などを準備して再び面会に行ったのです。
「先生、私が面会に来ました」と言いながら走っていくと、
先生も驚かれ、「荷物を載せに出かけるのだ」と言われました。
リヤカーの後をしばらくついていくと、後ろを振り返られて、
「次は、○○をたくさん持ってきなさい」と言われました。
そして、途中ではったい粉ともち米を買って帰り、
それでもちをつくりました。
市場に行ってりんごを五十個と卵を一包み買い、
さらに米のお菓子をつくったのです。
それらを家から持ってきたものと合わせると、
大きな袋いっぱいになりました。
それを「先生に渡してください」と言って看守に渡してきたのですが、
店の主人が言うには、本人のところには半分も届かずに
途中で他の人が食べてしまう、というのです。
それを聞いて心配になり、眠ることができませんでした。
その後、興南刑務所から本宮分所に移動してから、
「足が冷えるので、ポソン(朝鮮足袋)の上に
履くものを繕って送ってください」と先生から手紙が来ました。
それで私は、それを二組つくって面会に行ったのです。
しかし看守が受け取ってくれなかったので、
そのまま持って帰りました。
家に帰ってじっくりと考えていると、
「髪の毛でわらじを編んで恩を返しても、すべてを返しきれない」
という昔のことわざを思い出しました。
それで、自分の髪の毛を切って二足の靴下を編み、
その次の機会に持っていって差し上げたのです。
先生は出監されて平壌に来られるときに、
その靴下を履いてこられました。
ところが、先生が私の家にいらしているときに
その靴下を洗っておいたのですが、
避難してくるときに持っていくのを忘れてしまい、
そのまま置いてきてしまったのです。
その後、先生が「あの靴下を持ってきたか?」と尋ねられるので、
「忘れてしまいました」とお答えすると、
「何、なぜあれを忘れてきたのか!」
とおっしゃりながら叱責されるので、
とても申し訳なく思っていました。
それでもう一度、髪の毛を集めて靴下を編んでさしあげたのですが、
それを今も保管されているそうです。
☆
玉世賢ハルモニは、髪の毛で編んだ靴下を
2足作られ、さらにもう一度作られたのでした。
この精誠の限りを込められた靴下のことを、
以前、一般のサイトで、異様な物のように
取り上げられていた記憶があります。
確かに一般的な人から見れば、
そのように見られてしまうかも知れません。
しかし、ハルモニのお父様を慕う世界、
その心情を思えば、お父様はどれほど喜ばれたか知れません。
☆
私たちは、神様の目、天の目から見てどうなのか、
神様の喜ばれる歩みをすることが重要だと思います。
路傍伝道を始めて1年半近くなります。
ノボリを立て、タスキをかけて
「統一教会です!」と叫ぶことは
客観的に見ればどうでしょうか。
いろんな人たちから、おかしな目で見られたり、
また、罵倒を浴びせかけられることも正直あります。
迫害は少なくなりましたが、今もあります。
でも、人がどう見て、どう思っているのか、
ある意味、それは関係が無いのだ、と思うのです。
目には見えないけれど、生きて働いておられる
神様がこのような歩みを注目しているに違いありません。
私たちの歩みが先駆けのような立場ですので、
いろんな教会の伝道部長さん、伝道に意欲的な方から
「どのようにやっているのですか?」
と連絡が来ます。
実は、昨日も2つの教会から連絡がありました。
今まで30近くの教会から連絡を受けていると思います。
全国各地で、お父様を堂々と証しする、これは
どれだけ神様が喜ばれているでしょうか。
玉世賢ハルモニの基準までは行かないかもしれませんが、
天を喜ばせる歩みをこれからもしていきたいと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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