2015年05月18日

「私は祝福を受ける資格がない?!」 罪ある人、傷のある人に、ご父母様はどう接するのか?!



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私たちの神様は
永遠不変であられます。
その方の息子、娘になる
道を拒むのでしょうか。
私は皆さんに真実を
知らせてあげたいです。
そうして、皆が神の子女と
なることを願います。


ウィーン国連での講演より
5.11



周藤先生の証しを紹介します。
祝福前の一人の女性、
その女性に対する父母様の姿です。
(一部、編集しています)


1971年の暮れのことです。
その時、韓国で祝福の講義を担当していました。

講義が終わって、夜10時くらいだったでしょうか。
修練所に一本の柿の木があったのですが、
そこから、何か悲しげな声がします。

何かと思って、外に出て、
声のする方に行ってみると、
一人の修練生が祈りながら、泣いていました。

彼女のところに寄って尋ねました。
『どうしたの?』
彼女は、何も言いませんでした。

しかし、その後、ぽつりぽつりと
自分の身の上を話してくれました。

自分は、過去に、性的虐待を受けた経験があるということ。
そして、私の講義、祝福の価値を
聞けば聞くほど、こんな自分は受けられない、
本当に申し訳ない・・・
さめざめと泣きながら、話したのでした。

私は、何と言っていいかわかりませんでしたが、
「新しい出発をしようね」
そんな風にして送り出したように思います。


その修練会が終わってから、
私は、旧本部教会に行きました。
修練会の報告をするために、
御父母様へ挨拶に行ったのです。

2階のお部屋の前で、
挨拶をさせていただくと、
お父様が
「入ってきなさい」
そのように言われましたので、
部屋に入らせていただきました。

すると、先日、柿の木で泣いていた
あの女性が座っていたのです。

そして、その女性は
お父様にこっぴどく叱られていました。

「お前は、何だ!
こんなところまで、勝手に来て!!」
何か、そんな風に叱られていたと思います。

その女性は、お父様の前にじっと黙って、
座ったままでした。

すると、少ししてから、
お父様の表情ががらっと変わったのです。

お父様は、満面の笑みを浮かべながら、
その女性を見つめていました。
私から見れば、その女性を
抱きしめたくてたまらないような
そんな雰囲気でした。

女性はうれし泣きをしていました。
お父様に心から愛された・・・
赦された・・・そんな雰囲気でした。

その様子を、お母様がじっと見ておられました。
そして、お父様がお母様に目配せをされたのです。

お母様は、すぐさま部屋に下りていかれ、
少しして、何かを手にされて戻ってこられました。
手には、指輪とネックレスがありました。

そして、お母様は、それを
女性につけてあげたのです。
その女性は、本当に嬉しそうでした。

お父様は、
「わかったんだね。
帰ってがんばるようにね」
そんな風に声をかけられました。

車に乗る準備をして、
私が見送ろうとしたら、
何か、階段の足音が聞こえてきました。

お母様でした。

その女性を見送りにこられたのです。
手を振りながら、女性を見つめている目からは、
熱い涙が流れていました。

ほんのわずかの時間でしたが、
それでも別れたくない、
娘を見つめる母の心情でした。



周藤先生の証しからは、
その女性が何のために来られ、
また、その後、どうなったのか、
詳しい報告はありませんでした。

でも、推測するに、
女性の境遇を直接話さなかったとしても、
お父様は悟ったであろうし、
また、その女性は
お父様に心から愛され赦されて、
そして、祝福に向かっていったに違いありません。

お父様、そして、お母様からも
本当に愛されたのです。

イエス様が姦淫の女に対して、
「罪のない者がまず石を投げつけるがよい」
と言い、最終的に
「私もあなたを罰しない」と、許しを示されたように
ご父母様は、それ以上の父母の愛で
許して愛していかれるのだと、
このような証しを通しても知ることができます。

お母様は、ヨーロッパの集会でも、
食口たちには、子供たちに話すように
話されています。

字幕では、敬語になっていますが、
実際には、「わかったの」
「しなくちゃいけないのよ」
そんな感じで、息子、娘に話すように
語られているのです。

真の愛ゆえに、
私たちを愛してくださっている
真の父母様に深い感謝を捧げつつ、
その愛に孝行を返していく者となるべく、
頑張っていきたいと思います。


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