2015年07月20日

7月20日、今日は何の日?! 統一教会の一つの伝統がここから始まった! 《姜賢實先生の証し》



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今日は、7月20日。
私たちは、『海の日』という概念が強いのですが、
古い先輩たちは忘れることのできない日だと思います。
今日は『夏期40日開拓伝道』の出発日なのです。

真のお父様の指示を受けて、
最初に開拓伝道に出発されたのは、姜賢實(カン ヒョンシル)先生です。

以前、記事を書いたことがありました。
今回は、続編を書きたいと思います。
 


最初に訪問した所は、西門教会という長老教会でした。
そこは二、三千人も集まるような大きな教会でした。
その夜、その教会に入りました。

ここで私は、祭祀をしなければいけないと思って入ったのですが、
「ここは一人でお祈りをする所ではない。」と言われ、追い出されたのです。
そこで、その下の階に行くと、小学生たちが礼拝をささげる部屋があったので、
そこに入って涙ながらに祈りました。

「神様。先生が私をここに送ってくださいました。
ここに来れば道が開かれ、神様が共に成してくださるというお話を聞きました。
神様、この大邱に必ず教会を立てなければなりません。
どうすればよいのでしょうか。」

およそ十分くらい祈ったとばかり思っていたのですが、
気がつくと、朝方の四時か五時ごろになっていました。

そこから出ていくと、既成教会の勧士に会ったのですが、
その人は「きょうは大徳山にお祈りをするために行きます」と言ったのです。
それで「一緒に行きましょう。」と言って、
そのかたと一緒に行くことになりました。
途中で米を一升買って、山に登って行きました。

大徳山に登るのに、およそ一時間以上かかりました。
その日は七月二十一日でしたから、汗を流しながら頂上まで登りました。

私は、大邱に教会を立てるために、
本当に神様にすがらずにはいられなかったのです。
そこで何をしたかといえば、
「私一人ここに来たのです。神様、どうか共に成してください」
と、真心を込めて祈りました。
その次には聖歌を歌いました。

そのころは、釜山の水晶洞に食口たちが皆集まっても、
十人にも満たないときでした。
その十人にも満たない食口たちが集まって礼拝するときには、
聖霊が降りてきました。
そして皆で泣きながら、踊りながら、笑いながら、
大きな声で礼拝をささげたのです。
そのときに歌った聖歌があります。
それが「園の春」でした。

その山の頂上で、この聖歌を何度も歌いました。
それも普通に歌うのではなく、
酒に酔った人のように満たされた心で歌いました。
すると、その場に五人の女性たちが登ってきました。
その女性たちは私の歌声を聞いて、
人の歌声か天使の歌声かで言い争ったというのです。
山頂に登ってきた女性たちは、私を見て
「ここに人がいるのですね。」と言うのです。

「あなたが歌うその歌を聞けば、あなたは信仰深い人に違いありません。
私たちは山でお祈りをするために、教会からここに来ました。
私たちがここにいる間、ぜひお祈りをしてください。
そして讃美歌も教え、いろいろと指導してください」と言うのです。

「私は何でもない者です。」と話したのですが、
その人たちは「あなたは、何か普通の人ではないように見えます。
ですから責任を持ってください」と言うのです。
それで、私は「一緒に恩恵が受けられるようにしましょう」と言いました。

そこで「園の春」を一緒に歌ったのです。
この歌は、真のお父様と一緒に踊りながら歌った聖歌です。
十人にも満たない食口たちで、真のお父様と一緒に歌いながら、
まるでお酒に酔った人のように、心が恩恵に満たされて歌った歌なのです。

山頂でそのことを思いながら歌うと、
既成教会の執事たちは感動し、感激しました。
そこでは何の説教もしなかったのですが、
この歌に感動した人たちが私に対して、
「先生、先生」と呼ぶようになったのです。

その夜から、大徳山の山頂で復興会が始まりました。
讃美歌を歌い、お祈りをして、私が説教をしました。
皆は良い話を聞きたいと夢中になっていたので、
私も多くの説教をすることができたのです。



姜賢實先生が開拓伝道をされたのが、
1953年、場所は大邱(テグ)でした。

1953年といえば、
世界基督教統一神霊協会が出発したのが、1954年ですから、
まだ、教会も何も存在していなかった時でした。

お父様に「行け」と命令されて、
たった一人で開拓伝道に出発された姜先生。
しかし、お父様の深刻な祈りがあり、
姜先生ご自身もお父様の心情を悟って、
決意して歩んで行かれました。
その中で、天の役事が起こったのでした。

姜先生が出発された開拓伝道。
その後、多くの先輩方が開拓伝道に出て行かれました。
草創期の頃の伝統と言えば開拓伝道、
そして、活動と言えば路傍伝道(路傍演説)でした。

そんな基準には、まったく及びませんが、
それでも、私たちの路傍伝道は、
そういう先輩たちの精神が受け継がれていると思いますし、
前線活動をしながら、そのことを感じます。

これからも頑張っていきたいと思います。


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    「 園の春 」

来たれ友よ園の春はときに花咲き
うれし春を楽しむ エデンの友よ
すべて来り踊り 春を歌おう

来たれ園の友よホザナ 声高く
踊る園を迎え 楽しむ友よ
すべて来り踊り 春を歌おう

来たれ友よ園に集い 楽しく歌い
とわに心変わらぬ エデンの友よ
すべて来り踊り 春を歌おう





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