2016年02月02日

神の子を育てる! 三大祝福と、「愛天愛人愛国」にからめた子女教育?! 



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家庭教育局のeラーニングというのがあります。
その中で、櫻井祝福教育部長さんが、
『子女教育講座』をしておられます。
概論として語られているのですが、
少し編集して紹介します。


皆さんが今、親として、子どもの将来に願っていることは何でしょうか?
或いは、子どもがもう既に成人している、ということであれば、
子どもを最初に授かった時に抱いた願いを、もう一度、思い出してみてください。

「信仰のある子どもになって欲しい」
「愛ある優しい子に育って欲しい」
「勉強のできる優秀な子になって欲しい」
あるいはもっと現実的に「お金もちになって欲しい」
「家の仕事を継いで欲しい」といった様々な願いも、あるかと思います。

これが20年くらい経ってみると、「なかなか願った通りにならないなぁ」
と感じられるかもしれませんが、
逆に言えば、「子どもは本気で願った通り」にしかなりません。
「信仰のある子になって欲しい」と願うのであれば、
もっと本気で、強く願う必要があるんだと思います。


ただ、私たちがどんなに強く願っているとしても、
それ以上に強く、また大きな願いが、その子にはかけられています。
それが神様の願いです。

その願いはとても大きく、切実な願いですが、同時に、最もシンプルで、
私たちの心の奥底にある、根本的な願いにも、通じているのです。

皆さんもご存知の通り、神様は人に三つの願いをかけました。

聖書に記された三大祝福の内容です。
「生めよ」「増えよ」「地をしたがわせよ」。

原理的に言えば、「個性完成」「子女繁殖」「万物主管」となります。
もっと分かり易くするなら、「人格完成」「理想家庭」「天国実現」
という言葉に、置き換えてみることもできるしょう。

私たちは子女に様々な願いをかけますが、よくよく考えてみると、
この「3つの願い」に集約されているんじゃないでしょうか?

「立派な人間になれよ」「幸せな家庭を築けよ」
「世の中のためになるようなことをするんだゾ」と、
これが親の一番の願いではないか、と思うのです。

子女教育の目指す目標も、別のものではありません。
結局は、原理で学んだ「三大祝福の内容」こそ、
私たちの目指すべき、「子女教育の目標」となる訳です。


では、このことを、統一思想の教育論を用いながら、
整理して見ていきたいと思います。

第1祝福の実現、「個性完成」「人格完成」を目指す教育項目として、
統一思想では、「心情教育」ということを挙げています。

「心情、心を育てる」、ということですが、統一思想では特に、
「宗教的情操教育」という観点から、人格を育むには、「目に見えない神様」を教えること、
「神様の愛」を教え、また「神様を愛することを教える」ことが
最も大切なことなのだ、と説明しています。


また、統一思想では次に、「規範教育」ということを、第2祝福の実現、
「家庭完成」を目指す教育項目として挙げています。

「規範を学ぶ」ということは、いわゆる「躾」ということも含まれますが、
特に「人間関係」におけるマナーや礼儀、上下間の秩序などを学ぶことを言います。
平たく言えば、「コミュニケーションを学ぶ」ということです。

昨今において、コミュニケーション能力は非常に重視されていることでもありますが、
特に家庭において、人間関係の基本となる、
親子、夫婦、兄弟姉妹の円満なコミュニケーションを学ぶことが大事であって、
それが幸福な結婚生活や家庭生活、
強いては、社会生活での成功につながる、という訳です。

これは言い換えれば、「人の愛し方」を学ぶ、というお話でもあります。


第三に、統一思想では、第3祝福、「万物主管」を目指した
教育項目を「主管教育」としていますが、
学校で行われる一般的な教育…、知識教育から技術教育、
体育といった全ての内容が、これに該当します。

言い換えれば、自らの個性や創造性を活かしながら、
より豊かな自然環境、社会環境を作りあげていくための教育が、
全て「主管教育」だ、という訳です。


さて、人の個性や創造性というのは、自分がワクワクするくらい
「大好きなこと」を発見した時か、或いは、「自分もこうなりたい」
「こんなことを成し遂げてみたい」と思えるような、
「大きな夢」を抱いた時に発揮されます。

動物博士になる人は、動物がそれくらい好きだ、ということですし、
歴史博士と呼ばれるような人は、その国やその国の歴史を愛している人でしょう。
また、大発明や大事業を成し遂げる人たちというのは、
世の中をもっと良くしたい、とか、この国の人々の暮らしを変えたい、
といった「大きな夢」をもっている人たちであるに違いありません。

そうした意味で、「天才を作る」ということは、
実は、学問を愛し、文化・芸術を愛し、自然や社会、
国や世界を「愛することを教えること」なんだ、
というのが、私たちの観点なのです。


さて、こうした私たちの教育理念を、
お父様は極めて分かり易いフレーズで表現されています。

それが即ち、「愛天」、「愛人」、「愛国」ということに他なりません。
端的に言えば、これが私たちの教育理念であり、子女教育の目標になります。


子女教育・二世教育というのは、一言で言えば、
「神様と真のご父母様を教える」ということです。

神様を愛することを通して、「神の子としての自覚」を育み、
自分は二世なんだ!という「二世としてのアイデンティティー」を育みます。
これが子女教育の第一の目標です。

また、第二に、子女教育とは、「兄弟姉妹の文化」を教えることです。
神様の下に私たちが統一家族であるということを学び、
また、そのような家族の共同体と文化を築くことが、子女教育の第二の目標になります。

そして、最後に、「天国実現の夢」を教えること。
自然を愛し、世界を愛し、理想世界を追い求める中で、
二世たちの個性や創造性が啓発され、
また、天から与えられた「自らの摂理的使命を発見する」…、
これが子女教育の第三の目標です。



三大祝福という観点から、
統一思想の教育論においても、三大祝福でまとめることができるし、
さらには、お父様の愛天愛人愛国の精神にも繋がる・・・
とてもわかりやすい解説でした。

櫻井部長の語られている内容の通りに
子供たちに対して、子女教育の三つの目標
「神様と真のご父母様を教える」
「兄弟姉妹の文化」を教える
「天国実現の夢」を教える
どれだけ出来ているだろうか、と反省させられます。

そして、最終的には教える私自身が
そのような三つの思いを持ち続けることが
重要であると感じるのです。

明日に続きます。


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