2016年03月09日

私は神の子!! 人とは違う自分に目覚める時  ★☆「みにくいアヒルの子」と2世☆★



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お母様は 一日一日を、
「あとどれくらい地上にいられるか」
「どのように伝統を立て、
二世圏に引き継がせていけるか」
と考えておられるのです。



子女教育講座・思春期編
第1回 「アイデンティティーの形成」
昨日の続きです。
とても長いので少し省いています。


アイデンティティーの形成を他の角度から見てみましょう。
子どもが大人になるためには、
自分自身の価値観と人間関係を確立する必要があります。

価値観も人間関係も生涯変化し続けるものですから、
思春期に完成するわけではありませんが、
この時期には価値観においても、人間関係においても、
親からの独立がなされていく時期です。

学童期までは親が絶対的な存在でしたから、
当然、親の価値観から子どもたちは強く影響を受けます。
ところが、思春期になると子供たちは親の存在を疎ましく思い始め、
一定の距離が生じ、周囲の友人たちからの影響で
価値観を形成し直すようになります。

勿論これは大人になるための正常なプロセスですが、
ここで学校の友人からの世俗的価値観に多く触れることで、
神様や教会とは全く関係のない価値観を形成してしまうことがあります。

また、人間関係においても、価値観形成と同様の現象が起こります。
学童期までは、親の人間関係と子ども同士の人間関係は
密接につながりがありましたが、思春期以降は親子関係が、
子どもたちの様々な人間関係の一部として成立するようになります。

こうなると、幼い頃は理解できなかった「親の人生」や「親の事情」が、
人間として理解できるようになり始め、親の弱点や欠点も
一人の人間として見え始めるようになります。


二世の置かれる立場を考えるときに、
よくあてはまる物語があります。
「醜いアヒルの子」です。

親よりも周囲の評価によってアイデンティティーを
形成する思春期の子どもたちは、
祝福家庭の子女として生まれたため、
学童期までは気付かなかった
周囲との違いに戸惑い始めます。

家庭の中央に飾られる御写真、毎週日曜日に参加する礼拝、
我慢して起きていた敬礼式、理由を知らされないテレビ制限、
そしてお小遣いの金額…。

神様の貴い血統が流れる子女であるにも関わらず、
周囲との違いに対する劣等感を感じ易い時期です。
「何故、私は周囲の子たちと違うのだろう?」

ちょうど醜いアヒルの子が感じたのと同じ心境を通過することになります。

だからこそ、子どもたちには「神様の子女」であるという
アイデンティティーを育む環境を整え、
ご両親からもそのようなメッセージを送ってあげることが
重要なポイントになります。


個性をうたった詩人の金子みすずさんの詩(うた)を一つご紹介します。


私が両手を広げても、お空はちっとも飛べないが、
とべる小鳥は私のように、地面をはやくは走れない。
私がからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のように、たくさんうたは知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、みんな違って、みんないい。


自分自身を認め、子どもを認め大切にするためにも、
この個性を尊重してあげることが重要です。

そして自己評価を高めることで、自尊心をもち、
自分自身の存在価値を信じ、失敗を恐れず、他者を認め、
どんな状況でも自分の問題と果敢に
取り組んでいくことができる二世を育てて行きましょう。

私たちは神様を信じ、神様の子女として
二世を預かり育てる立場です。

神様の子女としてのアイデンティティーを育み、
唯一無二の価値ある存在であること、
周囲の友人は神様を親として兄弟姉妹であることを
学べる環境に押し出してあげて下さい。

神様を中心とした価値観を育み、神様を中心とした人間関係を築くことが、
子どもたちのアイデンティティーを正しく形成するポイントとなります。

以上で子女教育講座、思春期編の「アイデンティティーの形成」
に関する講座を終わります。



神様の貴い祝福子女を育てることが出来ること。
本当に感謝だなぁと思います。
そして、子供たちは同じ親から生まれた子供だとは
思えないくらいに、あまりにも個性的です(笑)

個性を尊重し、みにくいアヒルの子が
実は白鳥の子であったことを自覚できるように
大切に育てていきたいと思います。

そして、何よりも二世たちがこれから未来に輝けるように
一番備えてくださっているのが真のお母様です。
お母様が本当にこよなく関心を持たれながら、
具体的にご指導してくださっていることが何よりもありがたいです。

お母様が二世にどれだけ投入しておられるのか、
そのことをトップガン修練生が証ししています。
その証しを紹介して終わります。


お母様はお父様の聖和後、「すべての責任を私が持ちます」と、
お父様が進めてこられた統一運動の最高責任者として歩んでおられます。

一日一日を、「あとどれくらい地上にいられるか」
「どのように伝統を立て、二世圏にどのように引き継がせていけるか」
を考えておられるのです。

お母様が、移動用のヘリコプターを売却されて
二世の教育のためにそれを当てられたと聞いたことがあるかと思います。
私達は、それがお母様にとって
どのようなものを意味するのかを知らなければいけません。

そのヘリコプターは、お父様と御旨をなすためにいつも一緒に移動された、
お父様との思い出が詰まったヘリコプターだったのです。

そこで、お父様と色々なお話をされたと思います。
そして、お父様と手を握り合いながら過ごした時間、
それらすべての思い出が詰まっているのです。

それは私達子女によっても、お父様とお母様を偲ぶ
とても大切な宝物になったはずでした。

ヘリコプターを二世圏のために売却したというのは、
単にお金の面でということ以上に、
お母様がお父様との大切な思い出を売り払ってでも、
私達次の世代をそれ以上に愛されたということなのです。


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