人と人の関係の基本が親子、
しかし、なかなか通じ合えないのも、親子かもしれません。
「親の心 子知らず」と言いますが、
意外と親の方に失言があったようです。
そのポイントがわかれば、後は実践です。
今日は、多田部長の「家庭力アップ講座」
『親メッセージについて』その4回目を紹介します。
☆
「親メッセージ」を子供が受け入れやすく伝えるためには、
三つの要素を入れる必要があります。
第一に、「子供のどんな行動が問題なのか」
第二に、「その行動があなたにどんな影響を与えているか」
第三に、「その影響についてあなたがどう感じているのか。
あなたの感情を正直に伝えることです。」
三つの要素とは、つまり、「行動」・「影響」・「感情」の三つです。
いつもこの三点を相手に伝えていくようにするのです。
「共感的聞き方」や「積極的聞き方」ができるようになれば、
自然に「親メッセージ」を用いることができるようになるでしょう。
☆
では、いくつか「親メッセージ」の例題を紹介しましょう。
例の1:「友人と話をしている時に、あなたたちが近くでおしゃべりしていると」(「行動」)
「イライラするの」(「感情」)
「だって、友人の言っていることが聞き取れないんですもの。」(「影響」)
例の2:「階段におもちゃを置くと」(「行動」)
「誰かがつまづいて転ぶのではないかと心配よ」(「感情」)
「そして、階段の上り下りが難しくなるでしょ」(「影響」)
例の3:「この部屋の中であなたたちが大きな声を出していると」(「行動」)
「気が散って勉強に集中できないし、なかなか理解が進まないので」(「影響」)
「不安でたまらないんだ」(「感情」)
以上の例題のように、子供に「親メッセージ」で伝えたほうが、
子供から抵抗や反抗を生むことが少ないのです。
子供がこの行動をしたから、子供が悪いのだ、というよりも、
この行動が「あなた」にどういう影響を与えたかを正直に話してやるほうが、
子供にとっては受け入れやすいのです。
☆
では、もう一つ、「親メッセージ」と
「あなたメッセージ」を比較してみることにしましょう。
「子供が親の背中を蹴った」としましょう。
その時、子供に引き起こす反応は、大きく違うのです。
・まず「親メッセージ」では、
「イターイ。あーあ痛かった。背中を蹴られるのはいやだなー」
となります。
・「あなたメッセージ」では、
「悪い子ね。そんな風に人の背中を蹴ったらダメじゃないの」となります。
「親メッセージ」では、単に子供が蹴ると
あなたは、どう感じるかを述べているだけです。
「あなたメッセージ」では、
子供は「悪い子」だというメッセージが伝わってしまいます。
☆
「親メッセージ」を用いる効果は、
第一に、子供が親の願いに沿って行動をかえるようになります
第二に、「親メッセージ」に対して口答えするのは難しいのです。
第三に、反発を招くことが少ない。
第四に、親に真実な気持ちを話させるので迫力があります。
第五に、子供の気持ちを協力的にさせます。
「親メッセージ」は、親の愛情を子供が感じることができるのです。
☆
親の感想を紹介します。
「み言を知っていながら、どうしてこんな家庭になってしまったのか、
今日やっと自覚しました。言葉尻をとらえていましたし、
気持ちを酌むということができなかったのです。
そして、何より『あなたメッセージ』ばかりでした。
次に何を話そうか、答えを用意しないで
共感的にそして能動的に聞くのに集中して
親メッセージで冷静になって話したいです。
気付かせていただいたので、
少しずつ練習しながら善の習慣性にしていきます。
心のゆとりもいりますね」
☆
大切なのは、子供を理解したいという気持ちでしょう。
本当に子供の気持ちを理解したいと思って接していれば、
言葉は自然と出てくるものです。
あきらめることなく、何度も何度も挑戦して、
あなたの家庭が幸福を勝ち取るまで、チャレンジしていきましょう。
☆
「親メッセージ」
本当に大事だなぁ、と思います。
感想を述べていた人が、
「心のゆとりもいりますね」
と言われていましたが、
本当に親の器が問題だと思います。
子供を指摘するのではなく、
自分の感情表現をする。。。
子供と接する時には、
常に頭に置かないといけないと思います。
「親メッセージ」は今回で終了です。
御愛読ありがとうございました。
家庭力アップ講座はまだまだ続きます。
お楽しみに。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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