子女教育講座・青年期編・第1回「原理的人生観と縦的軸」
今日は後編をお伝えします。
☆
さて、青年には、天一国主人を目指す目標があり、
そのための段階的教育があります。
「自分は信仰的には大丈夫だ」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、スポーツ選手でも、コーチからの指導を受け、
成長していくことができるように、
自己の課題や堕落性と向き合いながら、
それらを克服し成長していくことは容易なことではありません。
避けてしまう場合が多くあります。
アベルからみ言を受け、正しい方向へ進んでいけるように、
積極的に所属し、繋がっていく必要があります。
そのようにして、信仰生活が本格的に始まっていきます。
☆
天民化教育で語られているように、
これから社会へ向かっていくことが願われています。
食口として、いかなる環境の中にあっても、
変わらない信仰を保ち、更にアベルとして、
社会に善なる影響を与えていくには、強い信仰とエネルギーが必要です。
神様と真の父母様が見つめておられる方向性と同じ方向を見つめるには、
どうしたらいいのか?
その方向へ進んで行くエネルギーは、どこから得るのか?
そのための信仰生活、つまり、み言の理解、
祈りや訓読、礼拝、十一条を中心とした生活、
カインを愛する実践、自己牧会など、青年期の早い段階で
通過してもらいたい内容が多くあります。
☆
ある青年が祝福を受けたのですが、
その相対者は外国人で考え方が大きく違い、
なかなか一体化できず苦しんでいました。
その相対者は信仰的にも幼く、
とにかく与え続けていかなければならなかったのです。
彼がその試練を克服できたのは、
それまで、教育や愛する訓練を通過していたからだと証していました。
「あの訓練がなかったら、今頃どうなっているか・・・」
と言うのです。
また、逆に、どうしても自分の愛に限界を感じ、
どのようにして愛すればよいのか分からず、
悶々としている姉妹に出会ったこともありました。
誰かに相談するわけでもなく、自己牧会ができるわけでもありませんでした。
☆
このようにして、
第一に、教会に所属し、食口としての教育を通過しながら、
十一条、礼拝を遵守し、原理観を確立していく。
二番目に、進路を明確にして、天職として長子権を復帰し、
社会摂理に貢献する。
三番目として、祝福の準備をして、家庭を出発し、
三大圏を確立すること。
そして、最終的に天一国主人として、み旨と社会に貢献する活動を行い、
「光り輝く祝福家庭」を目指していくのです。
この4つのポイントのバランスが重要です。
どこかに偏りがちですから、気を付けてください。
☆
最後になりますが、二世の傾向として、
小さいころから原理を断片的にでも聞いてきたため、
「原理は分かっている」「何度も聞いてきている」などの思いから、
知的理解からのアプローチには限界を感じることが多々ありました。
また、二世青年の特徴として述べましたように、
中高生期は兄弟姉妹の関係で育まれ、
青年期はその土台で縦的軸を立てる段階を迎えています。
そのような意味から、良き実践を行い、原理を体験し、
み言につなげていく体験教育が効果的です。
そのことを理解して、父母としては、
そのような実践ができる環境を提供してください。
それは教会での父母会活動や経済的支援など、
内外のサポートであり、本人がよき実践ができるように
後押しして頂きたいと思います。
☆
修練会についての流れなども説明されていましたが、
省略させていただきました。
二世の中でも、特に祝福二世は、
年齢が高くなるにつれて、教会に来なくなる、
そのような現実があります。
特に中高生から、青年になると
その率が高くなるような状況です。
本人自身の問題だけではない、
様々な事情で信仰を失うケースもあります。
先日も大先輩のご家庭の状況を聞く機会がありました。
詳細は書くことはできませんが、
当時は教会や周囲のサポートも難しい状況であり、
教会に背を向けざるを得ない
どうしようもない状態だったこと・・・
本当に胸痛く思いました。
今は二世圏に対して、
サポート体制がより拡充されてきています。
しかし、その背後には、先輩たちの犠牲があり、
そして、何よりも、真のご家庭の犠牲があったこと、
そのことを決して忘れてはいけないと思うのです。
教会・食口全体で、4つのポイントを意識しながら、
内外共にたくましい二世に成長することを祈りつつ
サポートしていくことが何より重要だと感じます。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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