文先生の
釣りに対する深い研究と
り強い忍耐心が、
だれも追いつけない立場に
至らしめた──
釣りに対する深い研究と
り強い忍耐心が、
だれも追いつけない立場に
至らしめた──
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尹世元(ユンセウォン)元鮮文大学校総長による
真のお父様の証しを紹介します。
尹世元先生は真のお父様とともに1980年代
海や山でともに過ごされました。
一部、編集しています。
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一九八三年夏、私はボストンとアラスカのコディアクの海で、
七十数日間、文鮮明先生とニューホープ号に乗って、海釣りをしました。
朝四時ごろに起きて、顔を洗い、食事を終えた後、
日が昇るのよりずっと前に、宿舎を出ます。
五時半に船に乗って、日が昇る東の空の雄壮な姿を見ながら、
一時間半くらい船に乗って進み、
陸地が見えるか見えないかぐらいのところに錨を下ろして、釣りを始めます。
そのころから熱い日差しを頭の上に受け、十二時間近く釣りをして、
夕方六時か七時ごろ船を引き返して宿舎に帰り、夕食は夕方八時ごろです。
文先生は、夕食後、すぐ休まれるのではなく、多くのみ言を語られます。
ですから、私は夜十二時、または明け方の一時になってから寝床に入るのです。
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朝五時から夕方七時まで、船に揺られ、
日差しに苦しみ、風と波を何回も受けます。
それに、一日に三時間か四時間しか寝ることができません。
本当にこの疲れは、例えようがありません。
文先生はそれを、一日や一週間で終わるのではなく、
毎年三か月ずつ、十年間続けられています。
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文先生との船の上での生活で、また夕食の食卓で、
多くのお話を聞くことができました。
文先生と皆さんに申し訳なく思うことは、
日差しが焼きつくように照りつけ、ゆらゆらと揺れる船の上で、
いつどのようなときに文先生のみ言があるだろうかと
予測することができなかったために、
み言を書き記すことができなかったということです。
また、食卓でも文先生は、いつもみ言を語られたのですが、
疲れていた私はみ言をただ耳で聞いて、頭で記憶しておくのがやっとでした。
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文先生はご自身で釣り方を研究されました。
そして、アメリカで文先生はマグロ釣りのチャンピオンになりました。
だれも追いつけませんでした。
アメリカ人たちが、文先生の釣り道具や方法を
『ムーニー式釣り道具、ムーニー式釣り方法』だと呼んで、
今ではボストン沖合のほとんどの釣り人が
この『ムーニー式』の釣り方式を使用するようになりました。
文先生の釣りに対する深い研究と粘り強い忍耐心が、
文先生をしてだれも追いつけない立場に至らしめたのです。
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ハドソン川の下流、ベリータウンにある神学校に行くと、
川岸にある広い倉庫にはさまざまな網をはじめとした
各種の漁具が掛けられています。
これらすべてのものは、文先生が自らの手で作られたものです。
文先生の海釣りは、文先生の動的な面を見せてくれるものですが、
倉庫いっぱいの漁具は、文先生の静的な面を見せてくれるものです。
☆
文先生は、たくさんの網を自らの手で編みながら、
何を考えていらっしゃったのでしょうか?
海釣りそれ自体は動的なもののようですが、実際は無限に静的なものです。
魚が釣り針に食らいついて、これを引き上げるときは一瞬です。
何時間、何日でも揺れる船の上で、
波打つ海を見下ろさなければならない退屈さは、
到底耐えられるものではありません。
あるアメリカの青年は、文先生と海釣りに一日出た後、
一週間休んでやっと疲れがとれたと言いました。
その人は私を見て、「あなたは文先生と七十日間共に海釣りしたから、
二、三か月はゆっくりと休むべきです」と冗談を言いました。
文先生は、このように苦しいことを、毎年夏に丸三か月もされるのです。
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文先生は、海に人類の無限な希望を持っていらっしゃいます。
人々は陸地を開拓して、生きる基盤と食糧を得ました。
人々が陸地を開拓したのは、本来、
地上に住むようになっているという理由もありますが、
陸地が海よりも開拓することが易しいからです。
ところが、二十世紀以後、増える人口と限られた土地は、
人類の未来を暗くしています。
一方、海は陸地よりもはるかに広く、無限な資源があります。
☆
アラスカ沿岸には、長さ五十キロメートル、
幅十キロメートルくらいの魚が群れになり、あちこちに泳ぎ回っています。
ボストン沖では、イカの群れが海を覆うくらいたくさんいます。
南洋の海には、クリルという小さいエビの群れが無尽蔵にいます。
アメリカ人たちが好んで食べる魚介類は、
サケ、ハリバット、エビ、カキ、カニ、ハマグリなど幾つかの種類だけで、
大部分の魚は食べず、捕まえては肥料や飼料として使用します。
全世界の十億近い人口が飢えているのに、とんでもないことです。
☆
文先生は、世界の食糧問題を恒久的に解決しようとするなら、
海を開拓しなければならないと考えていらっしゃいます。
たとえ険しく苦労に満ちたところであっても、海を開拓し、
豊かにせずしては世界を救う道がないと、考えていらっしゃるのです。
ですから、文先生は自ら海の困難を経験されて、
文先生に従う若い男女を海へと導いていらっしゃるのです。
☆
真のお父様は、海が好きだからとか
釣りが好きだから釣りをされるのではありません。
人類救済のために、切実な思いを持って、開拓していかれたのです。
神のために人類のために、
海を愛し、魚を愛することを通して、
マグロ釣りのチャンピオンになっていかれたのだと思います。
本当に伝道の精神ですよね。
相続していきたいと思わされます。
明日に続きます。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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