金元弼(ウォンピル)先生の伝統の源流。
今回は、「実る原理公聴会」です。
(1968年から10年間の話です。)
☆
有名な牧師の一人が、クリスチャン・アカデミーハウスというのをもっていました。
これは言論の広場、対話の広場でした。
反対する二人に対話をさせて、統一をもたらせるという
役割を使命としている人でした。
その彼が統一教会の教えを聞きました。
韓国でも非常に重要なキリスト教の指導者の一人です。
彼は統一教会に非常に興味をもちました。
それで、彼は統一教会の牧師を招待して話させたのです。
(「新興宗教研究の集い」一九六八年)
その時は、神学者、各教派の牧師たち、心霊復興師、心理学者、
社会学者、哲学者という著名な人たちを四、五十名ほど集めました。
私たちからは十名が参加しました。
最初は先生のお祈りから始まりました。
それから、亡くなった劉孝元協会長が原理講義をしました。
その後、それに対する批判が始まりました。
一回目は、それを全部聞くことにして、その次、二日目の集会には、
各章について研究委員会を設けて、
それに対する批判をするようになったのです。
☆
ところが、一日目の原理講義で相当感動していました。
それで二回目を行ったら大変なことになると思ったのです。
いろいろな教派がありますから、お互いに教理が違うわけです。
三位一体論にしても、キリスト論にしても、
復活論、予定論でも全部違った教義があるわけです。
統一原理は、カルビン派の方から見れば、この部分が自分たちと合うといい、
メソジスト派では、予定論が私たちと同じであるというように、
色々の部分がそうなっているのです。
ですから二回目はできませんでした。
そして私たちは、「教会の門を開けています。
いつでも来て、聞いてください」と言いました。
一方彼らは、私たちに戸を開けないと言ったのです。
私たちは提議しました。
「あなたたちが私たちの教会へ来て説教してください。
そして私たちは、あなた方の教会へ行って説教しましょう。
また、私たちの教会の人を全員、
あなたの教会へ連れて行って聞かせましょう。
そしてあなた方のメンバーを全員、
私たちの教会に連れて来て聞かせましょう」と伝えました。
しかし、彼らはそれをしませんでした。
☆
それで私たちは、全国に広がっているキリスト教会の信徒や牧師を選んで、
徐々に招待して原理公聴会を始めたのです。
最初のうちは、牧師たちがこっそり来ました。
そして、聞いてみたら素晴らしいのです。
公聴会の後には、その人たちが全員、所感文を書くのです。
それを見ると、聞いていたうわさと違いますとか、
こういう面に感動しましたとか、ここは私の考えとちょっと違いますとか、
そういうことが書いてありました。
十年の間に、約三〇〇〇名の牧師たちが原理公聴会につながっています。
☆
ところが、ある人たちは、統一教会に来たことが知られてしまいました。
そして長老会なら長老会の総会で、統一教会へ行ったから除名するというふうに、
最初のうちは除名された人もいました。
しかし、どんどんどんどんと数が増えて、一人だったら切っていたのですが、
十名、二十名になると切るわけにはいかなくなりました。
さらに今度は、総会の幹部の人たちが来始めました。
幹部が五名だったらそのうち三名が私たちに賛同しているのですから、
総会にその人たちのことを提議しようとしても、
多数決では三人が拒んでしまいますから成立しないのです。
次に来た人たちは、年は取っているけれども、一番の責任者たちでした。
ですから、もう統一教会へ行ったからといって、
牧師が追い出されるようなことはないのです。
そのメンバーの中には、神父やカソリックの聖書学教授も入っているのです。
今までは、私たちの原理講師が牧師に全部講義したのですけれども、
今は牧師たちを中心とする原理研究会をつくりました。
その人たちが牧師を伝道して原理講義をします。
そして今は牧師グループ、長老グループ、女性伝道師グループ、
キリスト教の青年部グループ、この四つのグループがあります。
☆
原理公聴会に3000人がつながった。。。
主の路程で、その部分を話すことがあっても、
具体的な状況は分からなかったのですが、
しかし今回、ハッキリと知ることができました。
このとき、さらに深く、原理を理解し、
統一教会(現:家庭連合)と関係を持つ、牧師たちが増えれば
今以上の基盤ができていたでしょうに、
実際には難しかったのだろうと思います。
また、受け入れる側の問題もあったのかも知れません。
今はすでにその時の3000名も年を重ねられ、
霊界に行かれた方々もおられることでしょう。
宗教統一も地上だけでなく、霊界でも成される時となりました。
10年で3000名が原理を聞いた、その頃以上に
短い期間でもっと大きなペンテコステが起きるときでしょう。
今のこの時も、多くの人や大きな人を受け入れる私たちの側の問題は
大きいと思います。
今、霊界においては、お父様を中心に
全面的協助体制の中にあることでしょう。
あとは地上の私たちが過去以上の決意を持って
実践すれば、実りを迎えていくに違いないと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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