多田先生の家庭力アップ講座
今回は、価値観を伝える
第一回目は、「生活の中で親の価値観を伝える」です。
☆
親には「子供は自分のものだ」という感覚があります。
特に日本人には強いようです。
「子供は親と同じような価値観をもつもの。もってくれるものだ」
という思い込みがあるのです。
そして親は、「子供は教会に通うべきだ。
礼拝に参加しなければいけない」と考えます。
ところが、子供はそのように考えてはいません。
「お父さん、お母さんはしたらいいけど、僕はやらないよ」
このように言われるかもしれません。
そうした場合、どうでしょうか。
子供の成長とともに、親から独立しようとする意欲、
つまり自立心が湧いてきます。
それは自然なことです。
特に思春期を迎えた子供には、
「親とは違っていたい、親を越えたい」
という気持ちが湧いてくるものです。
そのようなとき、親は「急に親の言うとおりにしなくなった。
子供の気持ちが分からなくなった」
とならないようにしなければなりません。
☆
そのためには、親は普段から自分の気持ち、
考え方を子供に伝えておく必要があります。
親子間に特別に問題がないとき、
子供が何かの問題を抱えていないとき、
つまりリラックスしているときに大事な話をするのです。
☆
私は時々、娘とハンバーガーショップに行きました。
そのとき、自分がどのようにして教会に導かれたのか、
信仰生活の中でどのような体験をして神様の愛を感じたのか、
祝福結婚を受ける前後の状況や祝福を受けたときの気持ち、
娘が生まれたときの喜びなど、
私にとって大事で娘に伝えておきたいことを話したものです。
娘が「お父さん、その話、もう5回目だよ」と言うと、
「いや、これは大事なことだからね。お父さん、
これからも話すから、覚悟しておいてよ」。
そのように何度も話したのです。
1回話したからよいというものではありません。
大事なことであれば、何度も繰り返し話してあげるのです。
☆
何度も聞いているうちに、子供も、
親がどんな気持ちで信仰生活をしているのか、
何を願っているのかなど、
親の価値観を少しずつ理解していくようになるのです。
ただ理論や理屈で納得して理解するというのではなく、
親の気持ちに対する共感があってこそ、
子供が理解したと言えるのです。
☆
そのようなこともなく、いきなり
「修練会に行きなさい」「祝福を受けなさい」では、
子供も受け入れることができないでしょう。
日々の生活の中で親の価値観を伝えておかなければ、
子供は共感することができません。
「原理が正しいのだから従いなさい」と言えば、
そのことに確信をもつことができず、
信頼をもてない子供にとっては裁きになってしまいます。
☆
子供たちとはもっと深い授受作用が必要だな。
そんなことを最近感じます。
先日も、長男が家内のいうことを聞かずに
ある「買い物」をしてしまいまして。。。
こちらから見ると、「何で、そんなもの?」と思うのですが、
子供からすると、欲しくてたまらないわけです。
子供の嗜好を理解するのは難しいところですね。。。
しかし、しっかりと子供の目線を尊重するためにも
深い会話をしていかないといけないな。
そのように思うわけです。
共感できるように一対一の関係を意識して、
子供たちと接していきたいと思います。
明日に続きます。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)