2016年06月23日

もしも子供が「教会に行かない」と、言いだしたら?! 《家庭力UP↑講座》



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☆薫淑様親子 2.8(天1.1)


多田先生の家庭力アップ講座
今回は、価値観を伝える
第一回目は、「生活の中で親の価値観を伝える」です。


親には「子供は自分のものだ」という感覚があります。
特に日本人には強いようです。
「子供は親と同じような価値観をもつもの。もってくれるものだ」
という思い込みがあるのです。

そして親は、「子供は教会に通うべきだ。
礼拝に参加しなければいけない」と考えます。

ところが、子供はそのように考えてはいません。
「お父さん、お母さんはしたらいいけど、僕はやらないよ」
このように言われるかもしれません。
そうした場合、どうでしょうか。

子供の成長とともに、親から独立しようとする意欲、
つまり自立心が湧いてきます。
それは自然なことです。

特に思春期を迎えた子供には、
「親とは違っていたい、親を越えたい」
という気持ちが湧いてくるものです。

そのようなとき、親は「急に親の言うとおりにしなくなった。
子供の気持ちが分からなくなった」
とならないようにしなければなりません。


そのためには、親は普段から自分の気持ち、
考え方を子供に伝えておく必要があります。

親子間に特別に問題がないとき、
子供が何かの問題を抱えていないとき、
つまりリラックスしているときに大事な話をするのです。


私は時々、娘とハンバーガーショップに行きました。

そのとき、自分がどのようにして教会に導かれたのか、
信仰生活の中でどのような体験をして神様の愛を感じたのか、
祝福結婚を受ける前後の状況や祝福を受けたときの気持ち、
娘が生まれたときの喜びなど、
私にとって大事で娘に伝えておきたいことを話したものです。

娘が「お父さん、その話、もう5回目だよ」と言うと、
「いや、これは大事なことだからね。お父さん、
これからも話すから、覚悟しておいてよ」。

そのように何度も話したのです。
1回話したからよいというものではありません。
大事なことであれば、何度も繰り返し話してあげるのです。


何度も聞いているうちに、子供も、
親がどんな気持ちで信仰生活をしているのか、
何を願っているのかなど、
親の価値観を少しずつ理解していくようになるのです。

ただ理論や理屈で納得して理解するというのではなく、
親の気持ちに対する共感があってこそ、
子供が理解したと言えるのです。


そのようなこともなく、いきなり
「修練会に行きなさい」「祝福を受けなさい」では、
子供も受け入れることができないでしょう。

日々の生活の中で親の価値観を伝えておかなければ、
子供は共感することができません。

「原理が正しいのだから従いなさい」と言えば、
そのことに確信をもつことができず、
信頼をもてない子供にとっては裁きになってしまいます。



子供たちとはもっと深い授受作用が必要だな。
そんなことを最近感じます。

先日も、長男が家内のいうことを聞かずに
ある「買い物」をしてしまいまして。。。

こちらから見ると、「何で、そんなもの?」と思うのですが、
子供からすると、欲しくてたまらないわけです。
子供の嗜好を理解するのは難しいところですね。。。

しかし、しっかりと子供の目線を尊重するためにも
深い会話をしていかないといけないな。
そのように思うわけです。

共感できるように一対一の関係を意識して、
子供たちと接していきたいと思います。

明日に続きます。


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