2016年07月19日

4つの課題に対する解決策、親は変われるのか?!  教会に距離を置く2世たち 2


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教会に距離を置く2世たちに対し
親はどのように接したらいいのでしょうか──

子女教育講座青年期編、『原理的人生観と縦的軸 実践編』
「2世青年の再教育」今回は四つの課題、
具体的な解決策についてお伝えします。


1つ目は、「み旨でいそがしい」分かって欲しい
という思いが親の中にある場合です。

親の気持ちはみ旨だから分かって欲しいと思っていますが、
子供は親の事情や気持ちを理解できる様になるには随分と時間がかかります。

それよりは「自分のことをまず分かって欲しい」という思いが先にあるのです。
自分のことを分かってもらいたいが故に、反発したりするケースは少なくありません。

子供なりにシグナルを発信しているのですが、
それを見逃し更に親子間の溝が深まり、激しい反発となるのです。

親としての姿勢は「分かって欲しい」から「分かって上げる」に変わる事です。


2つ目は「み言の真理性を教えれば信仰を持つと思っている」場合です

親は、修練会に参加して、み言に出会い信仰を出発した立場です。
子供は父母の実体や教会の実体に触れ、
その実体を通してみ言の価値を知り信仰を出発します。

しかしその子供の立場を理解せず、自分がそうであったようにみ言を学べば、
修練会に参加すれば信仰を持つと思いやすいのです。
そこで必死になって教会へ行きなさい、修練会へ参加しなさいと進めるようになります。


以前、子供が信仰を持っていないので、
「原理で論破しなければならない」と訴えるお父さんがいました。

たとえ論破した所でその子が信仰をもつのでしょうか?
例えそれで教会へ行かせる様になったとしても子供たちの気持ちとしては、
愛を感じる事が出来ず、義務的戒律的になり、
旧約的な信仰観は2世にとって違和感を感じ、苦しくなります。


親としては、原理を教えるという姿勢から、
自分が原理を実践するへと変える必要があります。

そもそもみ言は他人に向けるものではなく、自分自身に向けるべきものです。
神様は私たちに神様の真の愛を相続し、
家庭で四大心情圏を完成することを願っておられます。

具体的には、親自身が訓読や礼拝参加など神様を中心とした生活、
感謝と喜びの生活、夫婦が愛し合い高め合う生活を実践することです。


お父様のみ言を紹介します。


「横に歩くカニが、自分の子供に向かって
真っすぐ歩けと言うのは理屈に合わない話です。

子供は家庭で親の姿を見て学ぶのであって、
子供の教育にはそれが一番大事です。 

父母が正しい手本を見せなければなりません」



「いくら憤慨やるかたない事が有っても、
信徒達に「先生夫婦が喧嘩をした」と思わせないようしよう。

これから子供を何人生んでも、父母が喧嘩した所を見せない様にしよう。

子供達は神様だからね。
子供達はとても小さな愛の神様だ。

だから、子供達が「お母さん!」と呼ぶ時には、
無条件に笑って「どうしたの?」と答えなければいけない。」



もちろん完璧なものは簡単ではありません。
しかしそこに向けて努力している姿は、
子供たちに原理の素晴らしさを伝えることになるはずです。



四つに分類して話されていますが、
これがすべてであるとは言い切れないと思います。
実際に何人かの方から、ご指摘をいただいています。

ただ、親の信仰姿勢の転換というものが、
大きな位置を占めていることは確かだと思います。

多田部長が、「家庭を良くすることも一つの摂理です」
そのようなことを語っておられました。
このことを本当に意識していかないといけないと思うのです。


私の知っている大先輩のご家庭においても、
長い期間、ご夫婦で修練会に参加していたがゆえに
お子さんたちにおいて、様々な問題が生じたといいます。

ご夫婦はどうすることもできませんでしたが、
一つ、「教会でもう少し対応してくれていれば・・・」
そんな言葉を残しておられました。。。

実際、その時、教会においては、
対処する余裕もなかったそうです。
本当になんとも無念なことです。。。


今、家庭連合の時代となり、自らの家庭を大切にするとともに
一つひとつの家庭を地域の家庭が補い合う
地域集会や区域活動の重要性が増していると思います。

先日紹介した4年半娘さんが引きこもっていた家庭においても
その家庭だけでは、解決に至れませんでした。

これからにおいては、少しでも教会が、そして食口全体が、
一つの家族として見つめていくこと、
そのことをさらに願われているのだと感じさせられます。。。



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2016年07月18日

教会に距離を置く2世たち?! 4つの原因と課題、親が変われば 子が変わる!! 



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思春期で教会に行きたくないと言い始め
青年期となると、さらに距離を置く2世たちが多いとか──

どうしてなのでしょうか。

子女教育講座青年期編、『原理的人生観と縦的軸 実践編』
「2世青年の再教育」について、紹介します。


基本的な教育に乗らない二世青年を
どの様にして教会へ連結し、再教育していくかが大きな課題となっています。

特にこれまで以上に私たち祝福家庭の実体が問われる後天時代を迎えた今、
私たちはその課題解決に全力で取り組むべきだと言えます。


これまで多くの2世青年やその親達から話を聴いたり、
相談を受けたりする中で教会から距離を置く青年達のきっかけは様々です。

雰囲気が合わない、いじめられた、部活が忙しくて行けない、
関心がない、やりたい事が他にある、
教会に対する世間の噂をインターネット等で見た等がありますが、
話をじっくりと聞いてみるとその本質的課題は、
親子問題である事を体験してきました。


つまりその解決は親が変われば子供が変わるというものでした。

子供のために必死に投入してきた親としては、
「親が変わる事が問題解決の一番である」と言われると
受け止めにくい内容かもしれませんが、
そこと向き合う事が出来た家庭は
解決の道が見えてきた経験をしてきました。


教会から距離を置く二世の事例を4つにまとめてみました。

1 親がみ旨で忙しくしているため、子供が寂しさを感じて育って来た。

親としてはみ旨だから分かってもらいたいと思うのだが、
その気持ちを子供は理解できず、お互いのストレスとなり、
満たされない子供の生活は荒れ始め、
その段階ではもう子供の気持ちを聞くこともできず、
子供は寂しい気持ちを友人に相談する様になり、
更に生活が乱れてしまった。

その相談の相手が異性であったために
男女問題へ発展してしまった。

2 両親がよく喧嘩をし、その様子を見ながら
「なぜ両親は結婚したんだろう?」
「なぜ自分は生まれてきたんだろう、
自分の価値がわからなくなった」と思う様になり、
原理で説いている理想家庭では無いと、
み言葉との矛盾を感じ、原理は間違えているんだと判断するようになった。

3 親が原理を強要するので、戒律的で窮屈になり、
反発すると更に原理的な話で説教される、
もうこれ以上言っても無理だと判断し、
親の前では表面上信仰的に振る舞い、礼拝にも参加しているが、
青年になり親元を離れてそのまま教会を離れた。

4 母が宣教で小さい頃家を空ける事が多かった。
その為家庭では父の負担が増大し、家庭内に不和が生じ、
そのようになったのは神様や教会のせいだと反発する様になった。

などが上げられます


4つの事例を挙げましたが、その原因として考えられる
親の課題も4つにまとめました。

1つ目は「み旨で忙しい」分かって欲しいという思いが親の中にある、

2つ目は自分もそうだった様に
「み言の真理性を教えれば信仰を持つはずだ」と思っている、

3つ目二世はこうであって欲しいという期待が要求に変わってしまっている、

4つ目は何を言っても反発されどうしたらいいか分からない、
もう諦め始めているという課題です。



私たちは、「家庭連合」と謳っていながらも、
現実的には家庭に多くの問題を抱えているのが現実です。

過去の課題、歴史的な課題を清算する立場であり、
蕩減をかけた立場でありますし、
また、家庭をおいて、摂理を進めてきた立場でもあるので、
家庭を犠牲にしてきたことも否定できないと思います。。。

しかし、現実と向き合って
具体的な解決もしないといけないのです。

今回は四つの課題が指摘されていますが、
具体的な解決策については、明日以降紹介します。



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2016年07月17日

(証し) 総務部長、還故郷する?! / 4年半の引きこもりからの脱出!! (続編)



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先日、紹介した二つの証しの続編と補足があります。

まずは、ご両親を祝福に導いた証しをしましたが、
ご本人が、その後の状況を伝えてくださいました。


その後、両親に祝福式の写真を届けると、
両親は「こんなことをしてもらえるとは思わなかった」
ととても喜んでくれました。

両親の喜んでいる姿を見て、これからの氏族メシヤ活動は、
両親が祝福式に参加したことを氏族に
どのように伝えることができるかがポイントだなあと感じていました。

すると、専門学校で漫画家を目指している長男から連絡がありました。
それは、長男の漫画がテレビに取り上げられることになったというのです。
実は先日もテレビで取り上げられたばかりでしたので、立て続けの朗報でした。


そういう朗報が飛び込んできた後、今度は近くに住む妹から電話があり、
子供(姪)が、1週間ほど帰省してきたので、遊びに行きたいと言うのです。

一気に押し寄せてきた摂理を感じた私は、
今こそ両親が祝福を受けたことを証するべきだと思い、
写真を額に入れて部屋に飾り、妹と姪が来るのを待ちました。

妹と姪が我が家に来た時に、すかさず私は「朗報があります!」と言って、
長男の漫画がテレビで取り上げられることになった話をしようしました。


すると、妹が「知ってるよ。両親が教会で結婚式をしたんでしょう」と言うのです。

私は、びっくりして、どうして知っているのか尋ねると、
今日、実家に行ったら、父親が指輪をはめているので、
「どうしたの?」と聞くと、教会で祝福式に参加したことを
感動的に話をしてくれたというのです。

あまりにも喜んでいる両親を見て、
妹と姪は「すごく感動して、涙が出た。ほんとにすごいね」と喜んでくれました。
思いもよらない、天の摂理に乗せて頂いて、本当に驚くとともに感謝しています。



ご両親が、祝福を受けて本当に喜んでいるのが伝わってきます。
その喜びが妹さんにも伝わっていることを思うと、
伝道の本質が何か、そのことを感じさせられます。

祝福って本当にいいですね、そう思わせて頂く証です。
神様が共に喜ばれておられるからでしょう。

次に、4年半引きこもりだった娘さんが
奇跡的に元気になられた証しの付け足しです。
この家庭をよく知っている方のお話を
編集してお伝えします。


やはり、お母さんの悔い改めが重要だったと思います。
娘さんが引きこもるようになった原因は、
実はご両親の不仲でした。。。

どうしても夫を許して愛することができず、お母さんは
犬を飼ってかわいがっていたのですが、
娘さんはまるでその飼い犬と同じ状況になってしまい、
毛布の上に寝て、風呂にも入らない、
そんな姿に、本当に心が痛んだそうです。

それでも、お母さんは『夫のせいで・・・』
そのように思っていたのですが、
書写会を通して、また、中心との授受を通して、
『自分が問題で、夫はこうなったんだ・・・』
心から悔い改めていきました。

そして、40日間の精誠条件を立てて、
毎日毎日、熱心に誠を尽くしていきました。
そして、ちょうど三分の二の26日目。
突然、娘さんが、「外に出る」そう言いだしたのでした。

母娘で旅行に行きましたが、
4年半のブランクは何だったのだろう、
そう思うくらい、喜んでいたということです。



ある意味、霊的にとりつかれていた。
そんな感じだったのではないかと思います。

私たちが中心人物としての自覚を持ち、
心からの悔い改めと精誠によって、
環境が変わるということなのだと思います。

浅川先生も、書写を通して、
相手が変わることを要求するのではなく、
自分の問題として悔い改めることで
物事が好転していく、と証しされます。

そのような心情で歩むことが重要だと思うのです。




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