2016年11月11日

学生伝道、初めての実り! 松本ママと櫻井夫人の出会い!!



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先日、777双の大先輩と
あることでお話をする機会がありました。
沖縄県で初めて復帰された方です。

当時の証しを聞かせて頂きながら、
このような方たちの土台で今の私たちがあることに
改めて感謝しました。

お母様が先日、『霊的家系図を作りなさい』
そのようなことを語られたことを思い出しつつ、
そして、西川先生、松本ママの精誠があって、
日本食口が生み増えてきたのだと思い、
松本ママの証しを書こうと思いました。

ところが以前、何度か証しを書いたので、
松本ママが初めて伝道された
櫻井節子さんの証しを書いてみたいと思います。


四十日の開拓のあと、今度は学生伝道を始めました。
お茶の水駅の近くにキリスト教学生会館があったので、
そこの掲示板で聖書研究会のある曜日を確かめ、
出掛けていったのです。

お茶の水には、明治大学や中央大学など
たくさんの大学が集まっていて、
聖書研究会にも多くの学生が集まっていました。

そこで出会った最初の人が、
小河原節子さん(現、桜井夫人)でした。

聖書研究会の日、私は十分ほど早く会場に行きました。
すると彼女も早めに来て待っていたのです。
私はさっそく「あなたも聖書研究会にいらしたのですか」
と声をかけ、二言三言話をしました。

その時、このお嬢さんだ、
と探していた人に出会ったような感動が胸に込み上げてきたのです。
そこで、研究会の間中、どうかこのお嬢さんと話ができますように、
と心の中で必死に祈っていました。

そして、聖書研究会が終わると、急いで小河原さんのそばに行き、
「もう少し神様のお話をしましょうよ。
今晩の牧師さんのお話、分かりましたか」と誘ってみました。
彼女は、私があまり熱心に言うので、
根負けして仕方なしについて来ました。

私は、近くの喫茶店に入ると、椅子に座るやいなや、
創造原理の講義案をぱっと広げて見せました。
それを見せながら、神様のこと、宇宙のことを説明したのです。
彼女は、その話を興味ありそうな顔をして聴いていました。

彼女は専修大学の学生で、いろいろな話をしたあと、
「すばらしい先生が日本にいらしているのですが会ってみませんか」
と言うと、「一週間後なら時間があります」と言って、
再会を約束してくれました。

私はその日が来るのが待ち遠しくてたまりませんでした。
四十日間の開拓伝道の時には、多くの人と約束はしましたが、
一人も来てくれなかったのです。

約束の日、駅の改札口で待ち合わせていたのですが、
私は待ちきれなくて、入場券を買ってホームまで上がっていきました。
すると帽子をかぶった小さな学生姿の彼女が、
ちょうど電車から降りてくるところでした。

私は、彼女の姿を見たとたん、懐かしくて懐かしくて、
思わず走り寄って彼女を抱きかかえていました。
そして、「よく来てくださいました」と言って、
抱きかかえながら駅の改札口を出たのでした。

彼女はただ約束どおり来ただけなのに、
私があまり懐かしがって喜ぶので不思議で仕方がなかったそうですが、
私にしてみれば、約束を守って来てくれた最初の人で、
それは涙が出るほどうれしかったのです。

そのころ西川先生は、昼間はアルバイトをして働き、
夕方から、大久保駅の裏通りにある
町工場の事務所を借りて講義をしていました。

先生が掛けた看板が見えてくると、
私は少しでも早く先生を喜ばせたくて、先に走っていきました。
彼女を紹介すると、先生はちょっと話をしただけですぐ講義を始めました。

私は、もう個人では先生の講義を聴くことができません。
人を連れてきて、その人が聴く時に初めて
一緒に聴くことができるのです。

ですから、この講義は、私にとっても四十数日ぶりに聴く講義でした。
一緒に創造原理を聴きながら、私の心は躍りました。
創造主なる神様を一層深く心で知ることができ、
感激の涙が流れてなりませんでした。

隣を見ると、小河原さんも泣いていました。

「神様は、人間を神様の喜びの対象として、
また万物を人間の喜びの対象として創造されました。
ところが人間は堕落して、万物より劣った存在となり、
神様に喜びをささげることができなくなってしまったのです」

講義がその場面に来ると、彼女ははらはらと
涙を流して泣いているのです。
それを見ながら、この人は神様の心が分かるすばらしい人だと思いました。

その日から、彼女は毎日学校の帰りに事務所に来るようになり、
一緒に伝道するまでになったのです。


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櫻井夫人のこの証しは、
映画『聖なる使者たち』において、
この文章のままの構成で描かれているので、
映画を視聴したことのある方は、
この時のイメージがすぐに湧くのではないでしょうか。。。

松本ママの40日間の開拓伝道精誠の土台で、
このように家庭連合の草創期を開拓していかれた
大先輩が導かれていきました。

今は歩み方は変わりましたが、
先輩たちの開拓精神は
しっかりと相続しないといけないと感じます。




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