昨日までの太田先生のお話は、
夫婦の愛は、神様の愛を完成する大切なものであり、
父母の愛より深いということでしたが、それはなぜでしょうか?
では逆に、夫婦の愛より
父母の愛の方が深かったらどうなるのでしょうか?
嫁姑や、三世代家族の話も出てきます。
☆
心理学の権威であられる河合隼雄先生という方が、
『夫婦という横の関係を結ぶ絆と、
親子という縦の関係を結ぶ糸とは、
その性質がまったく異なっている・・・
ある個人が、家族の中の横の関係と
縦の関係の葛藤の真ん中にすえられて、
十字架にかけられたような苦しみを味わう』
ということを書かれています。
(河合隼雄著:家族関係を考える)
これは、例えば、嫁姑の関係ですね。夫から見れば、妻は横の関係であり、母は縦の関係です。
しかし、嫁と姑が葛藤していると
夫はその真ん中に据えられ
十字架にかけられている立場なわけです。
☆
それに対し、お父様のみ言は、
『子供はお互いの幼い時の再現だ』
このように言われているわけですね。
つまり、母親というのは、
赤ん坊である息子を愛すれば愛するほど、
夫に対する愛は深まっていくのだというのです。
ですから、本来は矛盾しないんです。
縦と横、父母と夫婦の関係が、
堕落した世界では矛盾しているのですが、
本然の家庭では矛盾しないようになっているんです。
お父様のみ言は、実に深いなぁ、と思います。
☆
一つの例を挙げたいと思います。
ある県で国会議員や地方議員の前で、
講義をしたことがあります。
家庭の重要性、特に三大圏が重要だと。
子供たちの学力テストで高いところはどこか、
例えば、福井県ですね。
ここは、三世代家族同居している割合が高いんです。
そんなことを話したんですね。
☆
そして、講義が終わり、懇談の場をもちました。
ある議員が、こう言いました。
「いや、不思議だな。
うちの県でも三世代多いのに、学力高くないんですよ。
どうしてでしょうかね」
実は、その県を調べたら
『出戻り』の三世代が多かったんです。
ですから、私はその議員に聞いてみました。
「娘さんにこう話していませんか?
『お前が嫁いだところで、何か大変なことがあったら、
帰ってくるように』」
すると答えは、
「その通りです」でした。
☆
やはり、夫婦というものは、波風立つものです。
とにかく色んなことがありますね。
そして、神様がもし父母の愛が深いように、
そのように創造されていたらどうでしょうか?
何か夫婦で問題があった時、『親元に帰ろう』となる。
これでは家庭は成り立ちませんね。
ですから、夫婦の愛を深く作ることで、
家庭を成り立たせる、そのように神様が作られたというんです。
☆
嫁姑の問題も、嫁と夫、そして姑と舅、
二世代の夫婦の愛が深ければ
起こってこないことであるといいます。
そうしていったとき、三世代家族の子供は
当然、円満で優秀になっていくということだと思います。、
出戻り三世代というのは、同じ三世代でも、
夫婦の愛を育て守ることができず、
嫁姑問題を越えることができなかった結果といえますね。
夫婦の愛が本当に家庭の基本になる
大切なものであるということを、あらためて知りました。
真の父母様は本当に深いな。。。
そう思います。
お父様ご自身が、真の神様である
天の父母様に出会われたがゆえに、
貴い真理のみ言が解かれたのです。
神様の愛はどこまでも緻密なのだと思います。
私たち人間をこよなく愛され、幸せになって欲しい・・
そのように願われたがゆえに、
夫婦の愛の世界を最も深く創造された神様。
その愛に感謝します。
太田先生のシリーズはまだまだ続きます。
お楽しみに!
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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