2017年02月16日

父母の愛が夫婦の愛より深いとどうなるか?! 嫁姑問題はなぜ起こる?!  《太田先生》8



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昨日までの太田先生のお話は、
夫婦の愛は、神様の愛を完成する大切なものであり、
父母の愛より深いということでしたが、それはなぜでしょうか?

では逆に、夫婦の愛より
父母の愛の方が深かったらどうなるのでしょうか?

嫁姑や、三世代家族の話も出てきます。


心理学の権威であられる河合隼雄先生という方が、

『夫婦という横の関係を結ぶ絆と、
親子という縦の関係を結ぶ糸とは、
その性質がまったく異なっている・・・
ある個人が、家族の中の横の関係と
縦の関係の葛藤の真ん中にすえられて、
十字架にかけられたような苦しみを味わう』

ということを書かれています。
(河合隼雄著:家族関係を考える)

これは、例えば、嫁姑の関係ですね。
夫から見れば、妻は横の関係であり、母は縦の関係です。
しかし、嫁と姑が葛藤していると
夫はその真ん中に据えられ
十字架にかけられている立場なわけです。


それに対し、お父様のみ言は、
『子供はお互いの幼い時の再現だ』
このように言われているわけですね。

つまり、母親というのは、
赤ん坊である息子を愛すれば愛するほど、
夫に対する愛は深まっていくのだというのです。
ですから、本来は矛盾しないんです。

縦と横、父母と夫婦の関係が、
堕落した世界では矛盾しているのですが、
本然の家庭では矛盾しないようになっているんです。
お父様のみ言は、実に深いなぁ、と思います。


一つの例を挙げたいと思います。

ある県で国会議員や地方議員の前で、
講義をしたことがあります。
家庭の重要性、特に三大圏が重要だと。

子供たちの学力テストで高いところはどこか、
例えば、福井県ですね。
ここは、三世代家族同居している割合が高いんです。
そんなことを話したんですね。


そして、講義が終わり、懇談の場をもちました。
ある議員が、こう言いました。

「いや、不思議だな。
うちの県でも三世代多いのに、学力高くないんですよ。
どうしてでしょうかね」

実は、その県を調べたら 
『出戻り』の三世代が多かったんです。

ですから、私はその議員に聞いてみました。
「娘さんにこう話していませんか?
『お前が嫁いだところで、何か大変なことがあったら、
帰ってくるように』」

すると答えは、
「その通りです」でした。


やはり、夫婦というものは、波風立つものです。
とにかく色んなことがありますね。
そして、神様がもし父母の愛が深いように、
そのように創造されていたらどうでしょうか?

何か夫婦で問題があった時、『親元に帰ろう』となる。
これでは家庭は成り立ちませんね。
ですから、夫婦の愛を深く作ることで、
家庭を成り立たせる、そのように神様が作られたというんです。



嫁姑の問題も、嫁と夫、そして姑と舅、
二世代の夫婦の愛が深ければ
起こってこないことであるといいます。

そうしていったとき、三世代家族の子供は
当然、円満で優秀になっていくということだと思います。、

出戻り三世代というのは、同じ三世代でも、
夫婦の愛を育て守ることができず、
嫁姑問題を越えることができなかった結果といえますね。

夫婦の愛が本当に家庭の基本になる
大切なものであるということを、あらためて知りました。

真の父母様は本当に深いな。。。
そう思います。

お父様ご自身が、真の神様である
天の父母様に出会われたがゆえに、
貴い真理のみ言が解かれたのです。

神様の愛はどこまでも緻密なのだと思います。
私たち人間をこよなく愛され、幸せになって欲しい・・
そのように願われたがゆえに、
夫婦の愛の世界を最も深く創造された神様。
その愛に感謝します。

太田先生のシリーズはまだまだ続きます。
お楽しみに!




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posted by ten1ko2 at 10:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 夫婦講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする