分断された朝鮮半島の
南と北の大統領と国家主席の会談。
昨日のヨーロッパ1万名大会の大勝利。。。
その背後に、かつて真の父母様が
命がけでロシア、北朝鮮に劇的訪問された際の
真の愛の種が、ようやく芽吹いてきたのを感じるのです。
鄭元周(チョンウォンジュ)総裁秘書室長の著書より、
今日は2度のモスクワ訪問に関するエピソードです。
☆
モスクワ入城
モスクワ入城
お父様が1976年のヤンキー・スタジアム大会と
ワシントン・モニュメント大会を終えられて、
次の大会は「Must go, Must go!」つまりモスクワだと強調なさいました。
1990年4月、想像だにできなかった
モスクワヘの初入城の時間が迫まりました。
お母様は、常にあらゆる準備と計画を緻密に準備されるかたです。
小さなこと一つ一つにしても、もれなく気を遣われました。
摂理的に重要な大会なので、ご父母様の準備は徹底されていて、
プレゼント一つ一つにも細心の注意をお払いになりました。
当時はモスクワに行くということは、想像だにできなかった時期でした。
出国しようと早目に空港に行って手続きを終えたのですが、
出発直前になって準備したプレゼントが到着していなかったのです。
空港に到着なさったお母様は私に、
「あなたが持ってこなかったの?」と尋ねられました。
瞬間的にとてもうろたえました。
残念で申し訳ない気持ちで飛行機に乗り込んだのですが、
幸いにも次の飛行機で来る朴重眩、朴相権、金享泰氏が、
イーストガーデンの見えない所に保管してあったプレゼントを持ってきて、
賢く税関を通過しました。
今回、文鮮明総裁がソ連の皆さんに渡すプレゼントだと説得することで
無事に通関したのです。
そのプレゼントが到着するまでの不安感と緊張感は、形容しがたいものでした。
☆
モスクワに到着しても緊張感はずっと続きました。
ご父母様のための献立には肉だけあって、野菜が出てこないのです。
その肉も召し上がることのできない状況であられました。
結局は私が台所に入っていき、準備してきた米と唐辛子みそを使って
一、二種類ずつ料理をつくって食膳にお上げしたのです。
当時、私はつわり中でしたが、摂理に最善を尽くされる
ご父母様の精誠に加え、共産圏で一生懸命に働く食口たちを目にして、
なおさら頑張らなければなりませんでした。
モスクワでのお母様は、天宙の母として威風堂々とされていました。
率先して、リトルエンジェルス公演を観覧しに来たライサ女史に会い、
握手をして談笑を交わされる姿があまりにも堂々としておられました。
そこの最高指導者にお会いになるときも、そのご夫人とお会いになるときも、
そこの幹部たちにお会いになるときも、
堂々として優雅な姿そのままであられました。
共産圏の食口たちに初めて接しながら、
自由もなく貧しく生きてきた彼らの過去を切ない気持ちでお感じになりながら、
本当に彼らに温かく接してくださいました。
☆
1993年、世界巡回のためにモスクワに行ったときのことでした。
そこにいざ到着してみると、ソ連当局が
み言集会を開かせないようにするのでした。
そのときはウクライナのように遠方から食口たちがみ言を聞きに来ていました。
そこの食口たちがモスクワに一度来るには、
交通費とビザの経費がとても高いのです。
ビザがなければ来ることができず、さらにモスクワまで
汽車で何日間か乗って来なければならないのです。
一年程度の収入に相当する経費をかけて、遠い道のりを
ご父母様にお目にかかるために訪ねてきた食口たちが、
大会の会場の前で待っているのに、ソ連当局は
大会はもちろん、食口たちとも会うことさえできないようにしたのです。
それでご父母様は、ホテルにあるベランダに出られて、
下で待つ食口たちを見つめられるだけでした。
遅くまで帰らず、ご父母様がいらっしゃる最上階だけ見つめる食口たちを、
目頭を熱くして残念な気持ちで見下ろされるご父母様を拝見しながら、
申し訳ない気持ちを禁じえなかった、そういうことがありました。
☆
モスクワでみ言を聞けなかった食口たち。。。
ソ連が解体したとはいえ、今なおロシアは広大です。
また、真の父母様が来て下さるということも、
滅多にあることではありません。
しかも、1年間の収入ほどの経費をかけて来たにも関わらず、
そのまま帰らざるを得ない、というのは、
どれほどの心境だったのでしょうか。。。
お母様の堂々とした、モスクワでの姿を
元周秘書室長は証ししておられますが、
まさに昨日のウィーンでのお母様は、
まったくそのごとくでありました。
真の父母様は、どんなところに行っても、
「真の父母」として、愛の主体に立っておられると感じます。。。
モスクワ大会の様子は、
⇩こちらの記事を参考にどうぞ
ゴルバチョフとの電撃会談から28年! モスクワ大会を振り返る
⇩こちらの記事を参考にどうぞ
ゴルバチョフとの電撃会談から28年! モスクワ大会を振り返る
〜このブログの文字が小さいというご指摘について〜
いつも当ブログを愛読して頂き、ありがとうございます。
ごもっともなご意見なので、
即変更していきたいところですが
このsesaaブログのサービスでは、
通常のサイズと拡大と、縮小の
3タイプのサイズしかありません。
大きくするとなると拡大ですが、
pc用の画面で、1行24文字までになり
一つ一つの記事がとても長くなってしまいます。
いずれ大きくすることも検討したいと思いますが、
今しばらくは、これまでのサイズのままにしていきたいと
思いますので、小さくて不自由をおかけしますが、
皆様の方で、表示を拡大するなど
工夫して頂けるとありがたいです。
*Windowsの場合
Windowsマークと;(+のキー)で簡単にズームになります
ダイヤグラムが出るので、そこで
2倍にしたり戻したりすることができます
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)