2018年04月22日

一つとなるためには、何が必要か?! なんのために一つに?! 《金元弼先生》3



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金元弼(ウォンピル)先生のみ言。
今回は、「共通の目的をもった一体化」です。


そのためには自分一人では難しいのです。
夫婦がお互いに助け合わなければ難しいのです。

例えば、ご主人が三倍化しようとして
「ために尽くす心」で任地に行こうとします。

しかし、奥さんが、「子供を少し見てください。
私一人だけで見るのは難しいです」と言うとしたら、
三倍化をすることができるでしょうか?
できないですね。

奥さんが「私が子供たちを見ますから、
あなたはその代わりに私の分までもやってください」
と言うことによって成せるのです。

何のためにですか?
三倍化のためにです。

三倍化というのはカインの世界を救うためです。
そして祖国を救うためです。
カイン・アベルが願う祖国をつくるために、
一体化することができるのです。

そういうことなくして夫婦が、
「お互いに一体化しよう」としてもできないのです。

一体化のためには奥さんの幸せ、ご主人の幸せという
共通の目的を中心として一つになることができるのです。

それなくして「ただ二人で一体化しよう」ということは、
絶対に不可能だというのです。
皆さん、それを実験してごらんなさい。


例えば、夫婦がけんかしたとしましょう。
あるいは話し合いがうまくいかなかったとしましょう。

一週間水ごりしながら、お互いが一つになろうと努力してみてください。
それは可能でしょうか?

なぜなら奥さんは自分を中心として一つになることを望むし、
ご主人も自分を中心として一つになってほしいと願うからです。

しかし、ご主人は奥さんのために、
奥さんはご主人のためにとなったらどうでしょうか?

その目的を中心として、他のためにある時に一つになることができるのです。

皆さん、ただ一体化というのはできません。
共通の目的を中心としてできるのです。


ですから私たちは今年(1987年)の(年頭標語)「祖国統一」を中心として、
具体的に三倍化を成していきましょう。

その三倍化というのは、神の真の愛の伝統を相続して、ということです。

それを通して私たち個人の一体化、家庭の一体化、
夫婦の一体化、教会の一体化が成るというのです。

そうしなければ、この三倍化と「祖国統一」、
そして自分の統一とは関係のないものになってしまいます。
夫婦の一体化とも関係がありません。

摂理は成されていくのに、自分は関係のない者になってしまうのです。
そしてその結果として、私は苦労したけれども何も残るものがない、
むなしい、となるのです。
そして私は将来どうなるのだろうか、と考えるのです。


この「祖国統一」と私をつながなければならないのです。

私の統一は祖国の統一。
祖国の統一は私の統一。
夫婦の統一は祖国の統一。
祖国の統一は夫婦の統一。

カイン・アベルの統一は祖国の統一。
祖国の統一はカイン・アベルの統一。
このようになるのです。

教会と国の統一は祖国の統一。
祖国の統一は教会と国の統一。
そのような関係になっているのです。


ですから三倍化というのは、
すべての統一をもたらしてくれるということを意味しているのです。

それを皆さんがやらなければ、夫婦の統一というものがあり得るでしょうか?
自分の統一というものがあり得るでしょうか?
教会のリーダーとメンバーの一体化があり得るでしょうか?


皆さんは、百メートルのコースを十秒で走ることが目標だとします。

皆さんが黙って、じっとしているだけだとするならば、
何も得るものがないでしょう。

しかし、皆さんがこの「百メートルを十秒」という目的をもって歩いたとしましょう。
そうしたら、じっとしているよりは歩くことによって健康になるでしょう。

ところが、十秒という目標に対して、何度も何度も挑戦して、
一心に走ったとしましょう。

そして、それに挑戦してやってみたときに、気づくことが二つあるでしょう。

第一にたくましくなったということであり、
二番目にはチャンピオンとして人々からたたえられるようになったことでしょう。
「私はただやっただけだ」と言っても、
人々は「チャンピオン」という称号を与えるのです。

私は、称号は願わなかった、ただ十秒で走りたかったのです。
しかし、そうしたら多くの人々が来て、
「あなたはどうしてそうなることができたのでしょうか?」と、
私から何かを学ぼうとするでしょう。


ですから私たちが三倍化という目標を立てて、出掛けていって心を尽くし、
寒い時でも暑い時でも、
ただ「その人たちを救いたい」という動機でやったとします。

そうしてみたら、それを通して皆さんの中に、知らないうちに
心の一体化、すべての一体化ができたことに気がつくというのです。

私はただ「尽くしてあげてその人を救ってあげたい」、
そのことだけをしたのです。

しかしそうしてみたら、神の心情が分かるようになった、
そうしていたら霊界が助けることが分かった、
そしてすべての人たちが私に従ってくるようになったことに気がつくというのです。

私はただ「その人に尽くして、その人を救ってあげたい」だけだったのに、
そのような結果が出てくるのです。
百メートルを十秒で走ることに挑戦した人と同じなのです。


ですから今年は、三倍化をどんなことがあってもしなければなりません。

なぜならば、私たちが神の前でお互いに約束したからです。
「今年は三名の霊の子女をつくって神にささげたい」と。

自分の霊の子女ではありません。
「神の、真の父母の霊の子女をつくって神にささげたい」と。
これを勝利しようというのが「子女の日」までの
私たちの願いだったのではないですか?

神は果物が必要ですか?
神はそれを願わないのです。
それなのになぜ、神の願わない果物やお金をささげるのですか?
それはおかしくないですか?

神の、真の父母の霊の子女がいない、それを私たちはもてなかった、
だからその代わりに万物を置いて、私たちの心情をそこに込めて、
霊の子女をつくれなかったけれども、
これを霊の子女として迎えてくださいとささげるのが万物なのです。

「真の信仰をもつ者」  
(生活伝道・真の父母に倣う伝道の精神 金元弼)
1987年10月11日
ドイツ・フランクフルト本部教会



目標を中心として一つになること。
そして、自分を動機とするのではなく、
公的なものを動機としていくこと。。。
改めて肝に銘じていきたいと思います。

今お母様は、ヨーロッパ大会に向けて、
精誠を尽くし、備えておられます。
お母様の勝利を意識しながら、
私に与えられたみ旨をまい進していきたいと思うのです。







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posted by ten1ko2 at 07:56 | Comment(0) | 信仰生活・信仰講座・礼拝説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする