2018年05月07日

相手の気持ちが動く表現?! 「You」から「I=愛」に変えてみる 《コミュニケーション講座》



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阿部局長の「幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座」
今回は、『相手の心に届くメッセージ』です。


人間関係では、相手の思いを受け止めるとともに、
こちらの思いを相手によく伝えることが大切です。

しかし、伝えるとき、表現方法によっては
相手が理解しがたい場合もあります。

理解しがたいというのは、頭で内容が分からないだけでなく、
「気持ちが受け入れられない」という反発の思いなどもあります。

だからこそ、相手が受け入れやすくするための
表現力を磨くことが重要です。

表現次第では、相手に対する指摘や依頼、さらには
反対意見であったとしても、相手の心に心地よく届く場合があります。

今回は、相手の心に届く表現方法について紹介します。


ゲーテの言葉に
「手は手でなければ洗えない」
というものがあります。

汚れた手を洗い流そうとしても、
手を使わなければ洗えないのは当然です。

同じように、相手の心を動かすためには、
自分の心を動かす必要があります。

相手の心を開くためには、まず、自分の心を開かなければなりません。
一般的には、相手が心を開いたり、
心変わりしてくれるよう待つことが多いものです。

自分の心を開示すると傷つくのではないかという不安が出てくるので、
無意識に抑制しているのです。

だから、こちらから心を開いて、言いにくい本音や悩み、苦しみなどの
感情表現をすると、相手が安心して本音を吐露することがあります。

人間は、相手が心を開けば、恐怖や不安・緊張感がとれて
自分も心を開きたくなるものです。

これは「自己開示の相互性」と言われています。
自己開示の度合いが高くなればなるほど、
相手の自己開示の度合いも高くなるという法則です。


次に、相手の心に届く表現を紹介します。

それは「Youメッセージ」から
「Iメッセージ」の表現に変えるというものです。

文字通り、Youメッセージは主語が「あなた」になるメッセージであり、
Iメッセージとは、主語が「私」となるメッセージです。

日頃、私たちが使う表現はどちらが多いでしょうか。

話す内容が自分に関することであれば、「私」が主語になり、
相手に関する内容であれば「あなた」が主語になることが普通かと思います。
しかし、相手に関することでも「私」を主語にしてみましょう、
というのが「Iメッセージ」のポイントです。

例えば、「あなたはもっとこうしなさい!」という命令言葉は
「Youメッセージ」です。
相手に行動させようとするので、
時には反発心や抵抗を感じさせる可能性が高くなります。
それを「Iメッセージ」に変えてみると、相手の反応が違ってくるはずです。


次のような夫婦の会話があったとします。

妻が大きな音で音楽を聴いている場面で、夫が
「おまえは、うるさいんだよ。いいかげんにしろよ!」と
Youメッセージで言いました。

指示命令型の大変きつい言葉になっています。
妻は反発して言い返すかもしれません。

しかし、それをIメッセージで表現すれば次のように変わります。

「大きな音で頭が痛いよ。
もう少し静かにしてくれるとうれしいのだけれど」

この文章は、「大きな音だな」という事実、
「頭が痛い」という影響や状況、
さらに「静かにしてくれるとうれしい」という感情を表現しました。

このように「Iメッセージ」のポイントは相手を非難しないで
自分の感情、意見を正確に伝え、
「私は+状況(事実)+こう感じる」の順序で話すことです。


また、親子の会話の例を紹介します。
子供が母親の手伝いをしてくれた場面です。

そのとき、多くの母親は
「○○ちゃん、お手伝いしてくれていい子ね」とほめることが多いでしょう。

これはYouメッセージですが、このような表現をすると
「良い子」という評価のためにお手伝いする子になる可能性があります。

一方的に評価されただけなので、自分を尊く思う自尊心が育たず、
人の目や評価に左右される人になるかもしれません。

それをIメッセージで表現すると次のようになります。

「お母さんはやることがいっぱいあって大変だったけど、
○○ちゃんが手伝ってくれたおかげで助かったわ。
とてもうれしかった。ありがとう」

子供にとって母親から「助かったわ」「うれしかった」「ありがとう」と
感謝されることは「いい子ね」と評価される以上にうれしいものです。

自分には人を喜ばせ、幸せにできる力、能力があると感じたり、
自分の存在に誇りを感じる「自尊心」も育まれていきます。

他のために貢献することが喜びとして感じる
「自己実現型の人」になることでしょう。


人は誰もが自分の存在や行動が
他人にどのように影響を与えているか気になっています。
本心では他人が喜んでくれること、
感謝してくれることを望んでいます。

だからこそ、Iメッセージを通して、それが確認できたときは
自分の存在価値を再認識することができ、
非常にうれしく、心に届きやすくなります。

相手が誰であっても、心に届く表現をしていければ
「信頼関係」は築いていけるのです。



まず、自分がオープンマインドになるということは、
相手を愛していくことかと思います。

そして、相手に伝わりやすい言い方、
Iメッセージで、その愛を伝えていく。。。

相手がどうこうではなく、
自分はこう思うと、責任をもつ話し方は、
為に生きる愛情がともなう話し方ですね。

確かにYOUメッセージは、
相手のことを決めつけたり、命令したり
批判したりしやすいですし、
相手を感情的にさせるかもしれません。

夫婦喧嘩、親子喧嘩、兄弟喧嘩を予防し
自分の感情をコントロールするという意味でも、
Iメッセージが必須だと思うのです。






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2018年05月06日

重要3ポイント、天と真の父母の「願い」「事情」「心情」に通じること!  《ヨナニム》3



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ウィーンにて☆


文妍娥(ムン ヨナ)様のみ言、
「学んでも学んでも到達できない
真のお母様の深い愛と心情の世界」続編です。



真のお父様が、天の父母様と「私」の関係、
父母と子女の関係において協調された、
重要な三つの点があります。

それは、1962年に良心について
語られたみ言の中で教えてくださったものです。
その一部を訓読いたします。


「永遠に残らなければならないのは、
一つの世界を成し遂げるための神様の
願いであることを知らなければなりません。

一つの世界を中心として、
神様がここにおいて天下万民を中心に、
神様が通じることを願うし、
事情だけでなく、愛したいという、
そのような非常に大きい
創造理念があるというのです。

ですから、永遠に残るべきもの、
私たちは逝ったとしても
残していくべきものは何でしょうか。

「願い」です。
残していくべきものは何でしょうか。
「事情」です。
残していくべきものは何でしょうか。
「心情」です。

この三つは、永遠に存在しなければなりません。

そのような境地から見るとき、
私たちが改めて考えるべきなのは、

『神様、あなたの願いは成就しましたか。
あなたの事情は通じるようになりましたか。
あなたの心情を中心として
喜ぶことのできる
立場にいらっしゃいますか』ということです。

神様の願いを成し遂げて、
何をしようというのでしょうか。

神様の事情に通じること、
そして、神様の心情に通じること、
これがすべてです。
最後の答えは、これなのです」



皆様、その三つとは、
願い、事情、心情です。

この三つを知ってこそ、私たちは本当に
「父母と心が通じている。
父母のことを知っている」
と言えるのだと思います。

天の父母様と真の父母様の
願い、事情、心情とは
どのようなものでしょうか。
皆様が一日を始めるに当たって、
この三つを持って祈り、
天の父母様と真の父母様に報告するだけで、
恐らく皆様は何か
新しいことを感じるようになるでしょう。



妍娥ニムが紹介してくださったお父様のみ言。
これは本当に重要なみ言です。

妍娥ニムがみ言を熱心に訓読され、
求めていかれた結果、
このようなみ言が与えられたのではないかと思います。

願いと事情と心情。。。
神様の願いは何か、
事情は、心情は。
このことを尋ね求めることが
日々の生活、特に祈りの中で、
最も重要なことなのではないかと思います。

徳野会長も、真の父母様の
願い、事情、心情を求めていけば、
絶対にずれることがない、
そのように強調されます。

貴いみ言を何度も訓読しつつ、
また、深い祈りを捧げていきたいし、
妍娥ニムもそのようにしていかれたので、
「新しいことを感じ」られたのだと思います。







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posted by ten1ko2 at 07:00 | Comment(0) | ご子女様・真のご家庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月05日

極秘で進められた電撃北朝鮮訪問!! その裏側では… 《補佐官が見た真の母》4



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鄭元周(チョンウォンジュ)総裁秘書室長の証し。
続編です。


金日成主席に会った当時の逸話

1991年11月、北朝鮮の金日成主席に会いに、北京を経由して
北朝鮮に入っていく前に、ご父母様はハワイでその準備をされました。

その当時、私は何も知らないままハワイに行くことになりました。
ただお母様から「今、ハワイに行く。
私たちはハワイに行くのだが、冬服が必要だ」
という程度のみ言だけ聞きました。

当時の私は、ハワイは夏なのにどうして冬服が必要なのか考えながらも、
夢にもその行き先がどこかを考えることができませんでした。

ご父母様にお供して、朴普煕総裁夫婦、金孝律、尹基炳、
私たち夫婦が同行しました。

ご父母様はハワイにおられながら、そこの島を巡り
精誠を尽くしていらっしゃいました。

ハワイでの最後の日にお母様が北朝鮮に行かれると伝えてくださり、
これは極秘だとおっしゃったのです。

お母様から北朝鮮に行くという話を聞いた当時は全身が身震いしました。
あまりにも驚いて何も言うことができませんでした。

ご父母様の傍らにいながらも、それほどまでに途方もない仕事を
されていることを、満足に知ることもできずにいたのです。


まず北京に到着したのですが、アメリカ人は北朝鮮に入ることができず、
韓国国籍をもつ者だけが入ることができるとのことでした。

そのため夫は北京に残ることになり、中国で黄(火+華)周氏が合流して
北朝鮮に入ることになりました。

北朝鮮で準備した金日成主席の特別専用機が
ご父母様をお迎えするために北京に飛んできました。

これは夢なのか、現実なのか? 

美人の北朝鮮の女性が案内員として来て、親切に案内してくれました。

感動と感激の涙が流れます。
恐ろしさの涙も流れます。
ご父母様の身辺の安全がいちばん恐ろしい問題に思われました。

飛行機が滑走路を離陸するとき、全身に鳥肌が立ち、
期待と心配など万感が交差しました。


そういう渦中でも、お母様は余裕をもたれて
笑って喜んでいらっしゃいました。

飛行機が清川江を過ぎるとお母様は昔の歴史を振り返られました。

「これが清川江なのね。
乙支文徳将軍(六世紀末高句麗の武将)が薩水の大戦をした所よ」
とおっしゃいました。
この川でどのようにして賢く戦って勝ったのだろうかと話されたりもしました。

続いて私たち一行は、話に聞いていた平壌に到着しました。
お父様のお姉様と親戚たちが迎えに出てきて待っていました。

空港に来たお姉様を見られて、
お父様はお母様を「家内だ」と紹介されました。
お父様の兄嫁も出てこられました。



共産圏復帰のための特別精誠

1991年12月 3日のことでした。

私は一日の日課が終わって部屋で寝ていました。
内側からカギがかからないので、一人で寝ているのが恐く感じました。
外の廊下は真昼のように明るかったです。

寝ていると突然、戸が開く音がしました。
はっと驚いて眠りから覚めました。
お母様が入ってこられて耳元でそっと
「三時まで、正装をしてご父母様の部屋に集まるよう
静かに皆に伝えなさい」と言われました。

私は何のことか分からずそのまま伝達しました。
明け方2時に廊下をそっと歩いて金孝律氏の部屋に入った私は、
お母様のみ言をそのまま伝えました。
残りの一行には金孝律氏が伝達しました。

明け方三時にすべての一行が集まりました。
このようにして特別祈祷式が行われました。



真の父母様は側近中の側近である、
元周先生にも、北朝鮮に入国することを、
直前まで話していなかったんですね。

信頼しているとか、していないとか、
そういう問題ではなく、
サタンが侵入しないように、
条件が奪われないように、
そういうことなのかな、と思います。

ハワイの地において、
祈祷を捧げられたお父様。
金日成の親の心情圏に到達して、
北に向かわれた、というのは有名な話です。

真の父母様の、
生々しい歩みが伝わってくるようです。






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posted by ten1ko2 at 06:50 | Comment(0) | 父母様の路程 生活の証し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする