2018年05月10日

華麗な宮廷料理でおもてなし、金日成の晩餐メニュー! 北鮮訪問裏話 《補佐官が見た》5



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鄭元周(チョンウォンジュ)総裁秘書室長の証し、
続編です。



咸興(ハムフン)招待所にて

12月5日には金日成主席に会うために咸興招待所へ行きました。
咸興は、お父様が興南に行く前にいらっしゃった所でもあります。
闇が深まる頃、招待所に到着して旅の荷をほどきました。

翌日、金日成主席に会うためにマヂョクにある
金日成主席の公館に向かいました。
公館は白い石造りの家で四角形に建てられていました。

金日成主席が立ってご父母様を待っていました。
その瞬間、私は赤の魁首、金日成主席を打倒しようと叫んだ
学生時代の弁論大会の姿が思い浮びました。

会うなりお二人はお互い抱き合われました。
挨拶を交わして写真撮影を終えてから晩餐会場に向かわれました。


とても華麗な献立でした。

1人分ずつ食べ物が出されました。
7日間に21回の食事をしましたが、
一度も同じ食事を取ったことがありませんでした。
その都度違うものが出てくるのです。

まずご飯の種類が多様でした。
21回の食事のご飯が、
同じものが出てきたことが一度もなかったのです。

お父様に「どうしてこんなにもご飯が違うのでしょうか?」
とお伺いしました。

お父様のみ言では、北には300種類を越えるご飯があるとのことです。
王宮法によると、ご飯の種類だけでも332種類にもなる
というみ言が再び思い出されたりもしました。

食事のたびに種類の違う餅が出ましたが、
カステラのようなカボチャ餅が珍味であり、その味を忘れることができません。


金日成主席と食事なさるときの雰囲気は
とても和気あいあいとしていました。
金主席は、お父様にとてもよく接してくれて、
心から尊敬を表していました。

金主席は妙香山に5月に遊びに来て、
そこで一緒にハンティングをしようと話し、
お父様はアラスカで一緒に釣りをしようと招待なさいました。

金主席は、凍らせたジャガイモで作ったエゴマそうめんを
「文総裁ご夫妻のために特別に注文しました」と言いました。

金主席と乾杯をしたのですが、そのコップを見せれば
死刑も免れることができるといわれる小さい杯でした。

お父様と金主席は自然な感じでメニューにサインをなされることになりました。
お父様は金主席に、金主席はお父様にサインしました。

随行員たちにもお二人は一緒にサインをしてあげました。
メニューがある面には金日成主席がサインし、
その裏面の白紙にはお父様がされました。


そのときにもお母様は堂々としておられました。

北朝鮮では、夫人は家にいるだけの存在であって、
外部の行事には現れないのが原則のようでした。
夫人は絶対に夫と同じ位置で歩くこともできませんでした。
必ず夫の数歩後ろから歩かなければなりませんでした。

案内員がお母様を押し出して、そこにいつも自分が立つのです。
それでも、お父様はいつもお母様の手をつないで歩かれました。
お母様に対するお父様の配慮は大変なものでした。


お母様は北朝鮮に行かれる前にソウルでショッピングをなさり、
北朝鮮の関係者たちとお父様の親戚の人たちにプレゼントされる
厚いコートのようなものを準備されていました。

親戚の人たちに会うときに大変喜ばれました。
苦労なさる親戚の人たちを見て、気の毒に思われ、
温かくお接しになられました。

妙齢の姪に会われて「お嫁に行くの?」と尋ねられて、
細やかにお接しになられました。

お父様は表現はなされませんでしたが、
親戚たちを前にして、心の痛みを横でたくさん慰労して気遣われていました。



エゴマそうめんのエピソードは、
お父様の自叙伝にも掲載されているので、
ご存知の方も多いと思いますが、
そのような豪華なお食事であったことは初めて知りました。

宮廷料理ですから、最高級の
国賓待遇だったのでしょう。
食事ごとに御飯の種類がすべて違った、等々
本当に手厚いもてなしを受けたのだと感じます。

そして、怨讐であった金日成を
真の愛で溶かしていかれた真のお父様。。。
また、お母様の配慮。
私たちも相続しないといけないですね。






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posted by ten1ko2 at 09:10 | Comment(0) | 父母様の路程 生活の証し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする