真の父母様と釣りの証し。
今日が最終回です。
☆
1989年春、真のお父様が考案された
新型漁船「ファイバーグラスボート」が出来上がり、
聖別式が行われました。
式が終わると、お父様が、
「さあ、マグロを取りに行こう」
とおっしゃいました。
新型漁船の責任者は
港周辺を試運転するつもりでいましたが、
いきなり本番です。
☆
急遽、ロングライン(はえなわ漁の漁具)を積み込んでいると、
港の緊急警報が鳴り響き、
「ハリケーン接近」と聞こえてきました。
港口を見ると、漁船が次々に帰港していました。
その光景を見た責任者は、
慌てて真のお母様のもとへ駆け寄り、
真のお父様の出港を止めていただこうとしました。
ところが、おふたりはほほえみながら
休憩所から出てこられて新型漁船の前に着くと、
お母様がお父様に
「行ってらっしゃい」とおっしゃっているのです。
韓国の先生に確認すると、
「大丈夫だ。
真の父母様が手をつないで祈祷してくださった」
と言っていました。
港を出るとき、他の漁船は必死に
帰港しているのに、こちらは出港です。
複雑な心境ではありました。
☆
外海に出ると、急に波風が強くなり、
ついに大波が漁船にぶつかって、
波の上に乗せられたり、
波間に落とされたりしました。
何しろ初航海の船ですから、
万が一どこかに不具合が起きれば、
粉々になって嵐の海に沈むのです。
そう思った瞬間、死の恐怖に襲われました。
誰もが真っ青になって沈黙した瞬間がありましたが、
真のお父様だけは穏やかな表情で
瞑想しておられたのです。
そのお姿を見て、ふと、
「お父様と一緒に死ぬんだったら本望じゃないか」
という思いが湧きました。
すると、死に対する恐怖心がすーっと消えたのです。
数分後、韓国の先生が
「お父様と一緒だ!すごーい」
と叫びだし、みんなで元気に
「イエース、ワンダフル」
と答えていると力が湧いてきました。
こうして嵐の海を乗り越えることができたのです。
☆
嵐が去った後、はえなわ漁の仕掛けを
二時間だけして引き上げると、
メバチマグロやさまざまな魚が
掛かっていて大漁となりました。
港に戻ると、真のお母様が
満面の笑みで迎えてくださいました。
私は後になって気づきました。
あの死の恐怖心を乗り越えられたのは、
真の父母様が手をつないで
祈祷してくださった賜物だったということをです。
☆
真の父母様は、荒天であっても、
絶対に大丈夫であると確信していたのでしょう。
というよりも、もしかしたら嵐が来ることも
わかっていたのかもしれませんが、
何があったとしても行かなければならないという
覚悟をもって海に出られたのでしょう。
ご父母様が心を一つにし
祈って出発したことは、必ずなされていくのだと思います。
そして、この先輩の通過した心情というのは、
み旨の道に通じるのではないかと思います。
どんな困難な状況であったとしても、
真の父母様と絶対的に一つになれば、
必ず道が開かれるし、勝利できるのだと。
真の父母様は先がお分かりになるけれど、
私たちはあまりにも無知なので、
これからの摂理がどのようになるか、
目の前のことだけを見ていると
不安にさえなったりします。。。
しかし、「摂理の春が来た」と語られるお母様。
今は黄金期であると。
勝利を確信しておられるお母様と一つになって、
み旨の道を突き進んでいきたいと思うのです。
〜このブログの文字が小さいというご指摘について〜
いつも当ブログを愛読して頂き、ありがとうございます。
ごもっともなご意見なので、
即変更していきたいところですが
このsesaaブログのサービスでは、
通常のサイズと拡大と、縮小の
3タイプのサイズしかありません。
大きくするとなると拡大ですが、
pc用の画面で、1行24文字までになり
一つ一つの記事がとても長くなってしまいます。
いずれ大きくすることも検討したいと思いますが、
今しばらくは、これまでのサイズのままにしていきたいと
思いますので、小さくて不自由をおかけしますが、
皆様の方で、表示を拡大するなど
工夫して頂けるとありがたいです。
*Windowsの場合
Windowsマークと;(+のキー)で簡単にズームになります
ダイヤグラムが出るので、そこで
2倍にしたり戻したりすることができます
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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