金元弼先生の日本食口への質疑応答。
今回が最終回になります。
☆
相手がもっている私の幸せ
相手がもっている私の幸せ
私の幸せ、喜びというのは、私がもっているのではありません。
私の幸せ、喜びの根本は神です。
そしてその幸せ、愛、喜びは、神から私に直接来るものではありません。
相手を通して来るのです。
ですから私の幸せや喜びは、自分がもっているのではなく、
相手がもっているというのです。
ご主人の幸せは奥さんがもっているし、
親としての喜びは子供がもっているのです。
そして兄弟の間でもそうですし、
国家と国民の間もこのようになっているのです。
ですから私の幸せは、相手の人がもっているというのです。
☆
それでは、いつこの人が私の幸せをくれるのでしょうか?
この幸せを受けるためには、
私が先にこの人に幸せをあげることです。
そうしたら「自分の幸せをくれ」と言わなくても、くれるようになります。
こう考えれば間違いありません。
本当にそうです。
神の幸せはだれが握っているのでしょうか?
神ではありません。
人間がもっているのです。
そして人間の幸せは、神がもっています。
☆
リーダーとメンバーとの関係も同じです。
リーダーの幸せはメンバーがもっています。
教会を発展させるためには、神の愛を人々にあげるのです。
神の愛を人々にあげることによって、霊の子女が復帰されてくるのです。
霊の子女をもつと親になり、親になると、
神は親だから親の心が分かるというのです。
そうやって、神の愛を相続することができるのです。
ですからリーダーは、メンバーたちが神の愛を相続するように、
メンバーたちに神の愛を与え、彼らに先に
幸せを与えなければなりません。
そうしたときに、メンバーたちがたくさんの霊の子女をつくって
リーダーに返してくれます。
これがリーダーの幸せだということです。
メンバーたちは、リーダーから受けたその愛を人々に尽くしてあげて、
そこから神の心情を受け継ぐのです。
☆
ですから常に、自分の幸せは自分がもっているのではないということを、
はっきりと分かってほしいと思います。
ですから私の幸せは、ここに座っている皆さんがもっています。
私が私の幸せを受けるためには、
皆さんに幸せをあげないといけません。
そうでないと、皆さんは私に幸せを返してくれないでしょう。
私が皆さんを寂しい思いにしたとしたら、
皆さんは私に幸せをくれるでしょうか?
それは期待できません。
簡単です。
私が皆さんを幸せにしてあげなければいけない理由はそこなのです。
そうでないと私も幸せになれないからです。
☆
一人に尽くしたら、私の幸せを一つしか返してもらえません。
たくさんの人に尽くしたら、たくさんの幸せを返してもらえます。
「世界に尽くしなさい」と言うのは、世界的な幸せを得られるからです。
「神を愛しなさい」と言うのは、神の愛を受けるためです。
それが分かったのが聖パウロです。
ですから彼は、み言をどんどん伝えていったのです。
神のメッセージを、人々にどんどんあげたのです。
そうして聖パウロは、世界の人々の愛を受けることができました。
彼によって救われた人たちが、
「私は聖パウロによってこのようになりました」と証するのです。
「信仰生活についての質疑応答」
この質疑応答は1987年1月29日の説教
「祝福家庭の使命」の後になされたものです
この質疑応答は1987年1月29日の説教
「祝福家庭の使命」の後になされたものです
☆
愛の基本原則、そのような内容をわかりやすく話してくださいました。
どんな時にも、ために生きる精神をもっていけば、
よりよい人間関係、そして教会の発展につながっていくと思います。
この最後の質疑応答は、数回にわたって紹介させていただきました。
30年以上前のものなので、多少今の時代にそぐわないような内容も
あったかも知れませんが、それ以上に参考になり
心に響く言葉がたくさんありました。
金元弼先生、ありがとうございました。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
〜このブログの文字が小さいというご指摘について〜
いつも当ブログを愛読して頂き、ありがとうございます。
ごもっともなご意見なので、
即変更していきたいところですが
このsesaaブログのサービスでは、
通常のサイズと、その拡大と、縮小の
3タイプのサイズしかありません。
大きくするとなると拡大ですが、
pc用の画面で、1行24文字までになり
一つ一つの記事がとても長くなってしまいます。
いずれ大きくすることも検討したいと思いますが、
今しばらくは、これまでのサイズのままにしていきたいと
思いますので、小さくて不自由をおかけしますが、
皆様の方で、表示を拡大するなど
工夫して頂けるとありがたいです。
*Windowsの場合
Windowsマークと;(+のキー)で簡単にズームになります
ダイヤグラムが出るので、そこで
2倍にしたり戻したりすることができます