多田部長の家庭力アップ講座。
続編です。
☆
(5)自分が優先しているものは何か
日常生活の中で、何気なく暮らして過ごしている
家族関係の中にいろいろと学んでいくことがあります。
子供は親の言葉や行動を見ながら親の動機を繊細に感じ取っていきます。
ではここで、自分が何を優先し、
何を価値視しているのか、再確認してみましょう。
自分の心を見つめ整理してみると、自分の動機を理解していること、
理解していないことが見えてきます。
自分の心を見つめてみると、子供を見つめる余裕が出てきます。
子供を見つめられないということは、
自分を見つめていないことなんだと考えてみてください。
☆
これから以下の4つの質問に答えることによって、
家族を見つめている自分の心をもう一度振り返ってみましょう。
1. 家族の問題点を箇条書きに挙げてみてください。
いくつでも結構です。
1分ぐらいでお願いします。
2. 家族が、変わってほしいと思う点を箇条書きにしてみてください。
1分ぐらいでお願いします。
3. 次になぜ、そのように望んでいるのか理由を書いてください。
1分ぐらいでお願いします。
☆
4. では、これから3つの例題を紹介します。
これらは、比較的小さな子供の例題ですが、
当時のことを思いだしたりしながら自分のこととしてとらえながら、
心から素直に読んでみてください。
@せっかくきれいにした台所をちらかす子を怒るあなた。
子供の楽しく遊んでいる気持ちより、
台所をきれいに保ちたいあなたの気持ちを優先していませんか?
A塾に行こうとしない子に「行きなさい」と言うあなた。
子供が勉強できることで、自分がよい親であると
人から認められたいと思っていませんか?
Bおかずを残す子に「全部、食べなさい」と言うあなた。
子供の気持ちや健康よりも、自分が料理を作った気持ちや労力を、
認めてほしいという気持ちを、優先していませんか?
☆
皆さんどうでしたか?
3つの例題を聞きながら、子供の気持ちを
しっかりと受け止めて聞くことができましたか?
それとも親の事情を優先して聞いたのでしょうか?
子供は親の動機を見抜くチャンピオンだと感じます。
本当の親になること、それは、子供の気持ちを
感じ取って共感できることでしょう。
内省のひとときを持って自分を振り返ってみましょう。
☆
今回は、ほとんど質問でしたので、
私自身も振り返ってみました。
やはり、子供のことを考えて発言するのでなく、
自分の体裁を考えてしまうこともありました。
昨夜も青年たちと交流する機会があり、
みんなで楽しそうに和気あいあいとしている姿を見ると、
さらには、そこにうちの子供がいないので、
何とも言えない思いになってしまいました。。。
先日、NHKの「プロフェッショナル」で
小児神経科の医師が、虐待を受けて、
自閉症や心の傷になった子供たちを
更生させていく番組をしていました。
その結論は、「親が変われば、子供が変わる」でした。
親が子供をどう見つめるか、
それがとても重要だと思います。
ある意味、杓子定規に考えると、
愛よりも原理が先行して、
その子供の個性、価値が活かされないと思うのです。
一人一人をしっかりと見つめて、
「本当の親になること」を目指していきたいです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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