浅川先生の自叙伝書写講話。
今回は、「幸福を引き寄せる愛天愛人愛国生活」です。
先日紹介したリトルエンジェルスに関する
自叙伝のみ言からどうぞ。
☆
天を愛し、人を愛し、国を愛する教育を
したいと思ったのです。
私は仙和(ソンファ)芸術学校を作り、
「愛天、愛人、愛国」という
とても大きな揮毫(きごう)を残しました。
すると、ある人が
「韓国固有の文化を世界に誇ると言いながら、
どうして愛国を最後にしたのか」と尋ねてきました。
私は「ある人が、天を愛し、人類を愛したなら、
その人はすでに、そのことによって国を愛したのです。
愛国はおのずと完成します」と答えました。 (165ページ)
私の教育理念は、仙和芸術学校を建てたときと同じく、
天を愛し、人を愛し、
国のために働く人材を育てることです。
学校は、真理を教える聖所のような所です。
学校で教えるべき最も重要な真理は何でしょうか。
一つ目は、神様を知って、その存在を
現実の世界に顕現させることです。
二つ目は、人間存在の根源を知り、自分の責任を
果たし、世界の運命に責任を持つことです。
そして、三つ目は、人類の存在目的を悟り、
理想的な世界を建設することです。 (294ページ)
☆
人は誰でも幸福を求めて生きています。
しかし、ひらがなではたった四つの文字である
「しあわせ」は簡単にはつかめません。
ばんばひろふみの歌「SACHIKO」にこんな歌詞があります。
幸せを数えたら 片手にさえ余る
不幸せ数えたら 両手でも足りない
では、どうしたら幸福になることができるのでしょうか。
幸福になることこそが人生の目的であると言っても過言ではありません。
幸福とは幸福な生活を送ることと言えます。
日常生活の中に幸福があるのです。
特に家庭生活に、です。
では、幸福になる家庭生活とは、どのような生活なのでしょうか。
☆
ところで、日常生活は四つの要素によって成り立っています。
まず、「起きる」です。
生活は起きることから始まります。
「起きる」がなければ、その人は永眠している人です。
幸福になる起き方があるのです。
また、起き方が不幸な人と、幸福な人がいます。
ある方は、起きるときに、体を起こすだけで涙で感謝するといいます。
なぜなら、全身にガンが転移していて、
あまりの激痛で起きることができないことがあったからです。
その激痛に耐えなければ体を起こすことができなかったのです。
この方にとっては、普通に起きることだけで感謝なのです。
一般の人は、当たり前のように起きます。
それがありがたいこととは思いません。
でも、その当たり前が、かけがえのない人もいるのです。
☆
次に、「家から出る」があります。
生活するために家を出ます。
出たまま帰らなければ、生活になりません。
家出と出家は、文字を逆にしただけですが、理由が家庭不和であれ、
宗教的であれ、家庭の日常生活を離脱したことに変わりありません。
夫は仕事のために、子供は学校へ、妻も買い物のために、家を出ます。
この家の出方にも幸福を引き寄せる出方があるのです。
☆
そして三番目に、「家に帰る」があります。
家庭生活とは家に帰ることです。
幸福を引き寄せる帰り方があるのです。
最後に、「寝る」があります。
そのまま起きなければ、永眠となります。
起きることが前提となります。
幸福を引き寄せる寝方があるのです。
このように、生活とは、起きる、家を出る、家に帰る、寝る、
の四つの要素によって成り立っています。
幸運を引き寄せる、起き方、家からの出方、帰り方、そして寝方があるのです。
☆
ところで、幸福になるためには、人のみを愛すればよいと考えがちです。
例えば、妻として幸福になるためには、ひたすら夫のみを愛すればよいと考えます。
母親として幸福になるためには子供だけを愛すればよいと考えます。
では、家族が家族だけを愛して、本当の幸福になれるのでしょうか。
もし、天の理が、人が人のみを愛して
幸福になれるようになっているなら、それは可能でしょう。
しかし現実には、人のみを愛そうとして、
結果的に不幸となっている場合が多いのです。
☆
文鮮明先生(ムンソンミョン)は、天を愛し、人を愛し、
国、自然万物を愛さなければ、本当の幸福になれない、と教示しています。
愛天愛人愛国です。
愛する対象で最も大切にしなければならないのが神様だと言われます。
まず、命の根源であられる創造主、神様、天の父母を愛することなのです。
神様は人類の親です。
人が生んでくれた親をないがしろにすれば、本当の幸福は得られません。
まして、天地の創造者、神様を愛するのは当然の道理なのです。
私たちは天によって生かされているのです。
次に、人を愛することです。
文鮮明先生にとって、愛する人は、家族はもちろんですが、人類を意味しています。
人類を家族として愛してこそ幸福になれると言われるのです。
では、天を愛して、人を愛すれば、幸福になれそうですが、
本当の幸福となるためには、国を愛さなければなりません。
国は三つの要素で構成されています。
主権、国民、国土です。
家庭は国家の縮小体ですから、国土は住居と言えます。
それゆえ、愛天愛人愛国とは、家庭生活でいえば、
天を愛し、家族と隣人を愛し、住居と自然万物を愛することになります。
家庭生活で最も重要なことは、天を愛する、ということです。
では天を愛する家庭生活とはどのような生活なのでしょうか。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『心の書写〜文鮮明師自叙伝に学ぶ〜』より)
【第四章】愛天愛人愛国
(光言社・刊『心の書写〜文鮮明師自叙伝に学ぶ〜』より)
【第四章】愛天愛人愛国
☆
『愛天愛人愛国』
『愛人』という言葉だけ見ると、
日本人の私たちからすると違和感を感じます。
また、『愛国』というのも、
指摘された方と同じように、
最後に持ってくるのはどうかと思いましたが、
お父様が『国土・万物』と言われて納得しますね。。。
一般の人から見るとどう思うかわかりませんが、
『愛天愛人愛国』という言葉は、
私たちには馴染みの言葉になってしまっています。
さらに言うならば、創造原理の
三大祝福の言葉に通じるのかな、と思います。
それにしても、天を愛する家庭生活とは何か、
皆様も興味がわいたと思います。
次回のお楽しみに。。。。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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