浅川先生の霊界シリーズ。
いよいよ地獄編に突入、
今回は、「地獄の様相」です。
☆
それでは、地獄という霊界はどのようになっているのでしょうか。
まず、地獄といっても、階層がたくさんあります。
地獄は下に下がっていき、深くなっていくのです。
デパートや大きな建物の地下室や、地下駐車場を思い出してみてください。
同じ地獄といっても、生前中に犯した罪と、
その人の醜悪な人間性によって、地獄の階層も違ってくるのです。
悪なることを行い、悪なる性格が深ければ深いほど、下の階層に降りていきます。
いったんその霊界に入り込めば、どんなに泣き叫んだとしても、
出ることはできないのです。
☆
地獄の階層の下になればなるほど、三つのものが劣悪になっていきます。
第一は温度です。
下の地獄に行けば行くほど温度が下がっていきます。
冷えていくのです。
地獄の底は氷の世界、極寒の世界、冷え切った世界です。
☆
第二は、光です。
下に行けば行くほど光がなくなっていくのです。
一番下は、真っ暗闇(くらやみ)の世界になります。
一寸先に人間がいても、見ることはできません。
☆
第三は、空気です。
人間が生きるということは、空気を吸っているということですから、
この空気が薄くなればなるほど、咳(せ)き込み、
苦しくて、生きることができません。
下に行けば行くほど空気が薄くなっていきます。
空気が吸いたくても吸えない、窒息するような世界です。
これが地獄という世界です。
☆
見たくないものは目を閉じ、聞きたくないものは耳をふさげばいいのです。
しかし、ただ一つ、どうしようもないものがあります。
それは臭いにおいです。
このにおいの中で人間が一番嫌うにおいがあります。
それが人間の死体のにおいです。
しかも腐った死体のにおいです。
腐乱死体の臭いにおいが充満する所が地獄という世界です。
暗くなり、寒くなり、空気が次第に薄くなり、
腐乱死体のにおいが充満する世界、これが地獄という世界です。
☆
地獄に入った瞬間、ただちに逃げたくなります。
逃げられなければ死にたくなります。
しかし既に死んでいます。
死んでいるから、再び死ぬことはできません。
死にたいほどの苦しさを背負いながら、逃れることもできず、
生き続けなくてはならない所が地獄という世界なのです。
☆
前述のように、霊人体という霊の体は、胃腸があって、
食べなければおなかがすきます。
それでは、地獄の衣食住は、どのようになっているのでしょうか。
地獄とは、食べ物が見つからない世界です。
水が飲みたいけれども、泥水だけで、飲むことができません。
地獄とは飢えと渇きの世界です。
死んでいるので、餓死することはできません。
渇きの極限、飢えの極限をさまよいながら、生き続けなければなりません。
死にたくても死ねない苦痛を背負いながら
生きなくてはならないのが、地獄という世界です。
☆
では、衣食住の「衣」はどうでしょうか。
寒い霊界、暗い霊界ですから、当然防寒具が必要ですが、着ることができせん。
裸同然でさまよわなくてはなりません。
原始人のような生活をするしかないのです。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『幸・不幸と霊界の仕組み』より)
第三章 地獄とは
(光言社・刊『幸・不幸と霊界の仕組み』より)
第三章 地獄とは
☆
浅川先生のお話はいつも具体的でわかりやすいです。
地獄の世界は、悲惨だとわかってはいましたが、
具体的なことを知ると、悲惨な世界ですね。。。
そして、「こんな世界には絶対に行きたくない」
と思いますよね。
神様もそういうところにいる人たちを見つめながら、
どれだけ胸痛い思いを持っているでしょうか。
原理原則に生きなければならず、
ある意味では地上生活の報いなのかも知れません。
それでも悲惨な生活をしている人たちを
早く解放してあげなければならない、
その切実な思いをなによりも御存じだったのが、
真のお父様であり、
そして、その取り組みの一つが清平摂理であったことを思うと、
霊界解放、先祖解怨の御業が、
どれだけ貴重なものであるかを
改めて感じさせられます。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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