2019年05月08日

私たちの「愛」の成績は?! 〜天国に行くための3つの評価基準〜 《徳野会長》



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たまたま見ていたファイルに、
徳野会長が尾瀬霊園で語られたメッセージがありました。
私たちが地上でどのような愛の実績を残すべきか、
三つの要点でとてもわかりやすく語られています。


では、その愛の成績とは、どのようにして評価されるのでしょうか? 
そこには三つの重要な評価基準があります。

第一は「愛の広さ」です。
どれだけ多くの人を愛したかということです。

ここ尾瀬は群馬県ですが、群馬県人だけを愛したのか、
あるいは日本人全てを愛したのか。
はたまた五色人種、アフリカの人も西洋人も東洋人も、
肌の色に関係なく愛することができたのか。

そのような愛の広さがまず問われるというのです。


真のお父様のみ言に、
「(地上での生活の間に)最低限、三ヵ国を通過したらいいんだね
とあります。

最低限、三つの国の人々を愛しなさい、ということです。
当然、日本とは言語や気候はもちろんのこと、
生活習慣や食事に至るまで、ありとあらゆることが違います。

たとえそれが三ヵ国だけであったとしても、そういう人々を
自分の国の人と同じように愛することは容易ではありません。

しかし、天国は国境のない世界です。
天国では韓国人だ、中国人だ、アメリカ人だなどということは全く関係ありません。
そのような人種や国境を超えて、全ての人を愛することができてこそ、
初めて天国人になることができるというのです。


第二は「愛の深さ」です。

私には大変尊敬している伯母がいます。
その伯母には子供が六人いたので、
変な話ですが、私はその伯母に、
「本当に幸せですね。老後は何の心配もないですね」
と言ったことがありました。

一方、私の母の子供は私一人です。
父には私を含めて四人の子供がいますが、後妻の母にとって
実子は末っ子の私一人なのです。
六人の子供に恵まれた伯母と比べて、
母はかわいそうだなあとずっと思っていました。

しかしその伯母が老後を迎えてみると、六人も子供がいながら
誰も面倒を見てくれる人はいませんでした。

子供たちは互いに「あなたが面倒見るべきでしょ」
「いやいや、おまえだろう」などと言って、責任をなすりつけ合っていたのです。
私はそのようすを見て、本当に悲しい気持ちになりました。

私は父が亡くなった後、母を引き取りました。

子供が多いのは恵まれたことではありますが、どのような親子関係、
すなわち、どのような親子の絆を結ぶのかがもっと重要だということを感じます。
あえて言うならば、これが「愛の深さ」ということではないかと思います。


二千年前、イエス様は、

「人がその友のために自分の命を捨てること、
 これよりも大きな愛はない」

(ヨハネ一五・13)
と語られました。

友のために自らを犠牲にする、友のためなら死んでもいいという愛こそ本物であり、
最高の愛だというのです。

そしてこの最高の愛の中でも最も高く深く広い愛の極致を、
身をもって示してくださったのが真のお父様でした。


1945年8月15日、第二次世界大戦で日本は負け、終戦を迎えました。
韓国ではこれを「光復節」と言います。

その光復節のときに多くの韓国のかたがたが、
40年にわたって韓国を占領してきた日本の特高警察を捕まえて、
積年の恨みを暴力で晴らそうとしました。

しかしそのとき、真のお父様はどのような行動を取られたかというと、
その韓国の人たちを前にして、
「恨みを恨みで晴らすようなことをしてはいけない。
それでは恨みの繰り返しになってしまう。日本人を赦しなさい」
とおっしゃったのです。

そして真のお父様ご自身も、自らを拷問した特高警察を捜し出して、
復讐するのではなく、その家族までも日本に無事に帰還できるよう奔走されました。

このようにお父様は、怨讐の国であり、赦し難き日本を
赦し、愛してくださったのです。

このことについて真のお父様はこう語られました。


先生は単に一人の特高警察を赦し、愛したのではない。
日本民族の代表と思って、赦し、愛し、
そして守ったんだよ。

だから君たち日本の青年が先生を慕うのは、
愛の因果関係から当然のことだ。
先生が先に怨讐の民族である日本人を赦し、
愛したからなんだよ。



どうぞ皆様、そのように、怨讐の民族である日本を赦し愛してくださった
真のお父様に感謝の拍手をお願いいたします。(拍手)

このように、怨讐までも愛する愛、自らの命をも捨てて
相手のために犠牲になる愛は、最高に深い愛であると言えるでしょう。

これが、愛の成績の第二の評価基準です。


第三は「愛の清さ」です。

特にこれは、男女の愛、夫婦の愛において問われる内容です。
結論から申しますと、
結婚前は純潔を守り、結婚後は貞節を守るということです。

自らの愛、自らの性、心と体を、女性であれば生涯一人の男性、夫にささげ、
男性であれば生涯一人の女性、妻にささげるということです。
このような清らかな男女の愛、夫婦の愛を全うしてこそ
天国に行くことができるのです。

真のお父様のみ言を紹介します。


人間は、男性も女性も独りでは半分の人間にすぎません。
神様の創造がそのようになっています。

それで神様は、愛の器官である生殖器の主人を、
お互いに取り替えておいたのです。
妻の生殖器の主人は夫であり、
夫の生殖器の主人は妻だというのです。

……人間の生殖器は、限りなく神聖な所です。
生命の種を植える生命の王宮であり、
愛の花を咲かせる愛の王宮であり、
血統の実を結ぶ血統の王宮です。


(『平和神經』平和メッセージ3から)

このようにはっきりと教えてくださっています。


第32回「全日本聖和祝祭」主礼説教:徳野英治会長
「地上で良き愛の成績を残しましょう」
2014年5月25日
群馬県片品村、統一教会尾瀬霊園


愛の広さ、愛の深さ、愛の清さ。

徳野会長の語られるように、
この三つの愛の実績を残すことが、
どれほど重要でしょうか。

また、これはどんな責任分担であっても
実践することができるし、
老若男女問わず、また、外的な要因関係なく、
誰でも行うことができるものだと思います。

どれも重要だと思いますが、
特に3つ目の「愛の清さ」これが大前提ですよね。
私たち家庭連合においても、
最も誇りに思うべき内容だと思います。

愛の実績を残していきたいです。。。





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posted by ten1ko2 at 08:59 | Comment(0) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする