2019年05月21日

中間霊界とは、どれだけつまらない世界か?! 《浅川先生霊界シリーズ》



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浅川先生の霊界シリーズ。
今回は、「中間霊界の様相」です。


それでは、中間霊界という霊界はどのような霊界でしょうか。

一言で言えば、労働霊界と言っても過言ではありません。
働く霊界です。

死んでからも働くというのは、
ちょっと考えられないかもしれませんが、
この中間霊界という所は、この世とあまり変わりのない霊界です。


労働するということは、職場があることを意味します。
霊界にも職場があります。

職場には様々な労働条件がありますが、
中間霊界の場合は、比較的職場が少ないのです。
そのためにあまり自由に職場の選択ができません。

もし一つの職場を辞めたならば、新しい職場に行こうとしても、
なかなか気に入った職場を見つけるのが難しいのが中間霊界です。

ですから転職というのは非常に難しく、
常に失業の不安に駆られながら生き続けるのです。

自分の適性や趣味に合わせていく職場は少ないために、
嫌々ながら、気の合わない上司と共に生きなければなりません。
かといって、そこを辞めたならば、
転職が難しいため失業の不安に駆られながら生きる霊界です。


またこの世では、仕事を一生懸命して
貯金をすれば生活の向上が可能ですが、
中間霊界ではいくら働いても生活は向上しません。

中間霊界で一生懸命に働いたからといって、
より高い霊界に行くということはあり得ないのです。

ですから、生き甲斐(がい)もありません。
死もなく、老後もなく、退職金もなく、永遠に働き続ける世界が中間霊界です。


しかも、そこに勤めている職場の人間たちは、
善良な自己中心者ですから、働いている人たちのために
心を砕き、心配する人はいません。

みな自分のために働いているので、
他人を気遣って生きる人などいないのです。

無味乾燥なおもしろみのないのが、中間霊界です。

もちろん、職場というのは、
この世と変わらず分業形式になっていますから、
例えば食堂であるならば、食事を作る人、
またウエートレスやウエーターのように食事を配膳する人、
また食器を洗う人など、様々な職種に分かれています。


中間霊界は希望を全くもっていない人の集まりです。
神様や霊界や天国を信じない人たちが集まる所が中間霊界です。

天国を信じない人が、死んだのちに
急に天国を信じるようになるでしょうか。
それはあり得ないのです。
生前中に培った一つの信念、人生観は霊界に行っても、
そのまま持ち続けるのです。

「天国はあり得ない」と思って死んだのですから、
霊界に行っても天国を信じません。

死んだ先の中間霊界で、「この世と変わらない、
働くだけの世界ではないか」と思って絶望するのです。
その上に天国があるということは信じられません。

永遠に働き続けなければならないと思うので、
向上心や、天国に対する希望を持ち合わせていない人たちの集まりなのです。

希望のない、理想のない、おもしろみのない、退屈な、働く世界が中間霊界です。


スウェーデンに生まれた、当時、ヨーロッパ最大の学者であり、科学者であり
思想家であった、エマニュエル・スウェーデンボルグ(1688〜1772)が
霊界に入って、霊界の様々な様子を著した本があります。

その本にスウェーデンボルグが中間霊界を見てきたことが記されています。

それによると、大きな草原にいくつもの町や村があり、
そこを訪ねていってみると、不思議なことに、
町中の家がみな同じような形をしており、材質も同じであり、
住人の顔つきも同じだというのです。

これは、中間霊界というところは、
同じ性格の人たちが一つの集落をつくるためと考えられます。

最初は気が合うかもしれませんが、同じタイプの人が
何百年、何千年と一緒に過ごさなくてはならないので、
やがておもしろみもなく、退屈してしまうというのです。

このような世界が中間霊界です。

浅川 勇男・著
(光言社・刊『幸・不幸と霊界の仕組み』より)
第四章 中間霊界と楽園の様子



中間霊界は、地上と同じように、仕事をするところだといいます。

ただ、同じように見えても、違うのは、
霊界というのは、永遠な世界ですから、
仕事をずっとやり続けるということですね。。。

地獄の世界は、実に悲惨な世界ですが、
中間霊界も、決していい世界であるとは
言いにくいと感じます。

辛うじて罪は犯さなかったので
「善良」とは言われているものの
良いことをするわけではなく、
人のために生きなかった人たちの集まりです。
どれだけ希望がない世界でしょうか。

知れば知るほど、み旨にいるということ、
神様を知った人生を送っているということ、
このことがどれほど素晴らしいことか。。。
本当に感謝でしかないと思うのです。

続きます。






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posted by ten1ko2 at 01:11 | Comment(1) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする