2019年05月25日

韓国人の恨を解くためには?! 忘れられない出会い 《田中地区長5》



190525.jpg
平和記念公園内に移設された
韓国人原爆犠牲者慰霊碑☆


田中地区長の『摂理的視点』。
今日は、地区長ご自身の
貴重な証しを紹介します。


日韓の問題を語るとき、忘れられない出来事があります。

お父様が摂理を起こした国際キリスト教学生協会ICSA。
韓国から2千名のクリスチャン学生を迎えて、
日本のクリスチャン学生と国際交流させる、そんな企画があり、
1982年から7年間、そのみ旨をしました。

クリスチャン学生を探す⇒教会の牧師に許可を得る⇒日韓歴史教育(半分は去る)
このようにして、日本の学生を準備し
年にツアーが3回あり、1回のツアーに、70名ずつ三陣が
韓国からやって来ました。

そのとき、絶対に連れて行くように、という場所がありました。

広島原爆ドームのある、広島公園の
お堀の傍の狭い土手に、韓国人の原爆慰霊碑がありました(当時)。
2万名の韓国人が被ばくしたといいます。
日本人は公園の中に葬られていますが、
この慰霊碑は、自分たちでお金を出して立てたものです。

日本に連れてこられ、原爆の被害に遭いながら、
戦争が終わったから日本人じゃないという…。

そこに連れて行くと、韓国学生たちは、突然泣き叫び始めます。
砂利を激しく叩き、血だらけになりながら。
そして、「あなたはどう思う?」と必ず聞かれるのです。

日本の学生たちは、何も言えない、
黙って一緒に泣くしかない。
このような一つの峠がありました。


忘れられないのは、引率の一人、ある韓国のクリスチャン教授のことです。

1982年当時、60数歳と言えば、日本語が堪能なはずです。
ところが、6日間、日本語を話せるのに絶対話しませんでした。
相当日本を恨んでいるな、とわかりました。

ところが、歓送会で、日本の5人の学生に向かって
初めて日本語で語り始めたのです。
(70名の韓国人は通訳で聞いた。)
非常に印象的な話でした。

「私は、生涯クリスチャンとして生きてきた。
右の頬を打たれれば左の頬も出し、
下着を出せば上着も与えなさい、いつもそうしてきた。
人生に一点の曇りもない。

しかし、日本人に対するこの思いだけは、
これを許さないという神ではないだろうと思っていた。
これだけは許してくれるとずっと信じて生きてきた。

ところがここに来て皆さんに触れ、神は日本も愛していると知った。
私は本当に神の前に悔いた。
神は自分を見て、どれほど心傷めていたか。
だから、私は日本を赦す努力をします」

彼にとって、新しい神観との出会いだったのです。
大きな転換でした。
5人の日本人学生と寄り添い、ずっと見ていて、
彼の神観にまで変化を与えました。


韓国人が日本人に対して、思う思いは、
「歴史を知らない。知ろうともしない。。。」

実際、日本では歴史で一切教えません。
近代史の(理解)が薄くなってきている。
日本は確かに(日帝時代、朝鮮に)大切なものを提供はしましたが、
その動機はあくまで日本のためでした。

大きな越えねばならない壁があるのです。
向こうの立場に立って接していけるか、
歴史を知らないとできません。

政治に反映されれば、なおいいけれども、
少なくとも我々は、父母の視点に立たなければなりません。

田中富広 副会長(地区長)
2019.4.28 松戸家庭教会「摂理的視点」
(文責:ten1ko2)


クリスチャン教授の証し、
本当に身につまされるお話ですね。。。
恨んでも当然だろう、というひどいことを
日本はしてきたわけです。

「許す努力をする」と言われたのも、
簡単なことではなかったことでしょう。

そして、韓国人原爆犠牲者慰霊碑のこと、知りませんでした。。。
写真にあるように、1991年7月から公園内に移設されている、ということですが、
それでも毎年行われる広島平和記念式典において、
この慰霊碑に追悼する日本人はどれくらいいるでしょうか。

私たちは、韓国の反日教育に対し批判をしますが、
逆に言えば、日韓の歴史に対して、
どれくらい本当のことを知っているのか、と言えば、
これもまた、疑問符が残ります。

いずれにしても、過去の清算、というのは、
謝罪、とか金銭的なもの、とか、
さらに言えば、国際法上の問題とかよりも、
霊的な、心情的な問題の整理、というのが、
より重要になってくるのではないか、
そのように思わされています。

清算の道、に対しては、次回お伝えします。





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posted by ten1ko2 at 07:35 | Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする