2019年05月26日

日韓の架け橋になった人たち 寄り添って共に生きる 《田中地区長6》



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日韓問題を解き、歴史を越えていくためには
どうしたらいいでしょうか。

田中地区長の『摂理的視点』、
日韓問題の結論です。


浅川巧(あさかわたくみ)という人をご存知ですか。

「道〜白磁の人〜」(1912年)という映画があります。

山口出身、1914年に韓国に渡り、山に松を植樹、
現在ある韓国の松の34%は、彼が作り出したものだといいます。
また、白磁を世界に発信した人。

40歳で亡くなったが、韓国式の葬儀をしてほしい
韓国の土に葬ってほしいという
遺言どおり、韓国の人たちに今も守られながら
韓国の共同墓地に葬られています。

墓碑には
「韓国の大和文芸を愛し、
韓国人の心に生きて逝った日本人、
韓国の大地の土となる」とあります。

独立運動を目の前で見て、日本の悲惨な統治を見て、
その後日本人でありながら、韓服を着て過ごし、
逆に日本人から批判を受けながらも、
日本人として、韓国人と共に生きました。


さて、今回、お母様が、
韓国の女性連合の代表を、日本人にしてしまいました。
大反対。側近がみな反対しました。

お母様は、「何が問題なのか。
(日本人女性たちは)
7000名のうち4000名は前線をバリバリ頑張っている。
500人も孝子賞を受けている。
難しい問題があるのに韓国にお嫁に来て、尽くして尽くしているじゃないか」

このように説得すると、「イエー」とは言われるのですが
やはり、なかなか収まりません。
そこで、彼女に韓国名を与え、帰化するようにと言われました。


お母様は、彼女(日本人のお嫁さん)たちに
全国200か所で柳寛順大会をさせながら、
そこでスピーチしている内容が何かというと、
柳寛順らを日帝の犠牲者ではなく、
摂理の殉教者としているのです。

さらに、真の父母が来ているのに、
灯台下暗しになるな、という視点。

南北が反日で一つになることは、絶対に避けなければなりません。
反日を接着剤とすれば、
真の父母が入る余地がないというのです。

1千万の離散家族がいるので、
南北統一を反対する人はいないが、
どのように統一するかが問題です。

神統一韓国時代、真の父母と、天の父母様を中心とした統一。
その準備が、この独立運動でした。

柳寛順は、「私の国のために捧げる生命が
一つしかないのが悔しい」
と言った人です。

文化と歴史を理解しなければ、
共に生きたいという思いにならないのです。
これを見せてくれているのが、日本の女性たちです。


韓国でテレビ報道がありましたが、見られましたか。

柳寛順記念館を掃除し続けている3人の日本人たちに
インタビューしていました。
その近辺に住む、お嫁に来たうちの教会の食口たちです。

毎週2年間通い続け、
掃除をさせてくださいとお願いした。
もちろん、うんとは言われない。

その後、毎週水曜日掃除を許され、
朝から夕方まで、心をこめて奉仕し、10年間経った。
その精誠にスタッフが感銘を受けた。

彼女たちは、つたなさが残る韓国語ながら
柳寛順に対する思いを、自分の言葉で話していました。


日韓が一つになる道は、共に生きることです。
その心情はどこからくるかというと、
父母の心情に入らなければならないのです。

父母というのは、誕生日にプレゼントをくれるより、
子供たちが、兄弟喧嘩しないで仲良くしてくれる方がいい。

父母の心情に入らないと、日韓の問題は
越えられないのです。
真の父母によらずしては、越えることができません。

私たちとしては、寄り添う姿勢が必要なんだと思います。


アカデミーでのお父様のスピーチ「北と南が共に生きる道」(1975か82)
でこのように語られています。

「北の住民と一緒に生きることを決意していないのに、
南北統一を叫ぶのなら、偽善者だ」


当時20倍の経済格差。
東西ドイツは8倍だったが大変だった。
本当に受け入れる勇気があるか。
共に生きるということは、そういうことなんだ。。。

言葉を使う時、よく理想的な言葉を使うが
本当に共に生きるというのは、簡単なことではありません。

今、お母様を通してしか直接学べません。
どういう視点で、「日韓統一」「歴史を越える」
「まだ罪があるんだよ」
という言葉を、お母様が使っておられるのか、
よく受け止めていかなければなりません。

田中富広 副会長(地区長)
2019.4.28 松戸家庭教会「摂理的視点」
(文責:ten1ko2)


韓国にお嫁に行った日本人女性たち、
お母様は彼女たちを日本人宣教師と呼び、
ご自分の分身のように見ておられます。

その女性たちが、韓国で精誠を尽くしています。
実践活動も熱心にするし、
実際に地域の人たちからも歓迎され、
『孝子賞』をたくさん受けている、というのです。

彼女たちの存在、というのは、
日本と韓国をつなぐ重要なパイプ役の立場なのだと思います。
精誠を尽くしているその歩みが、
日韓問題に大きな功績となるに違いないです。

そして、その背後には、天の父母様、
そして真の父母様の親なる父母の心情があるから、
恨が解かれていくのだと思うのです。

日韓の問題は、父母の心情に通じなければ、
決して解決することができない、
というのは、本当にその通りだと思います。

今回、地区長のみ言を書き起こしたのは、
実は、私ではなく、妻でした。
この1週間、あまりにも忙しかったのですが、
皆様に早くお伝えしたいのと、
また、先日行われた『希望前進大会』に
直結される内容もあり、作ってくれました。

韓国にいる日本のお姉さんたちとともに、
妻にも感謝です。

(地区長の説教は、最後の〆が残っているのですが、
またいつか機会があればお伝えします。)




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posted by ten1ko2 at 08:30 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする