2019年05月30日

「楽園」ってどんなところ?! 中間霊界との違い 《浅川先生霊界シリーズ》



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浅川先生の霊界シリーズ。
今回は、『楽園と中間霊界の違い』をお伝えします。


さて、中間霊界の上、天国のすぐ下に楽園という霊界があります。
「天国の待合室」とも言うべき霊界です。

愛と自分の思いによって、衣食住のすべてが、
働かなくてもつくることができるのが、天国であるのに対し、
楽園という所は、天国ではないので、
思っただけで衣食住はできません。
やはり労働が必要なのです。

その意味では中間霊界と似ていますが、この労働条件が
中間霊界よりもはるかに良いので、「楽園」と言うのです。
いわば、楽な労働で豊かな生活ができる所が楽園なのです。


そこで、楽園の労働条件について述べてみます。

まず中間霊界と比べて職場の数、種類が大変多いということです。
そのため、職業の選択ということがかなりできるので、
一つの職場が気に入らない場合は、
そこを辞めて新しい職場に転職することが可能であり、
あまり失業の不安はありません。

自分の趣味や適性に合わせて
自由に職場を選択できるという、楽な労働条件があるのです。


また中間霊界においては、ほとんど働きづめで労働時間も長く、
休暇もあまりありませんが、
楽園は労働時間が短く、休暇が多いのです。
その意味では大変楽な霊界ということができます。

その上、例えて言えば月給、時給といった、
働いたことに対する報酬が中間霊界よりもはるかにいいので、
比較的豊かな生活をすることができます。

ここには数多くの生産工場がありますが、
この世の経済システムと、楽園の経済システムの大きな違いは、
産地直結、工場直結です。

この世では工場で作った物は、卸売店を通して、
小売店で、消費者がそれを買うのが一般的ですが、
楽園の場合には、卸売りや小売りがありません。
作っている所で物を手に入れ、産地で物を手に入れるようになっています。


しかもこの楽園を見た人の報告によると、
とても不思議なことがあります。

例えば衣料品の工場では、生地をたくさん仕入れて加工し、
着物や服を作るのですが、普通であれば、
服を作ったならば、原材料、すなわち生地は使った分だけ減るはずです。

ところが不思議なことに楽園では、
生地をどれだけ使っても山のようにあり、
生地は減らず、腐りもしないというのです。

ですから品切れということがありません。
そのため仕入れにおいては、ほとんど苦労がありません。
品切れがないので、自分の気に入った服がないということはあり得ません。

そういう意味では、自由に衣食住の生活を、
自分の思いどおりに手に入れることができるのです。

しかも職場の人たちは、人間関係の良い人ばかりです。
人のために尽くし、人に憐憫(れんびん)の情を尽くす人が社員となっているので、
何か困ったことがあれば、自分の物をその人に分け与えていく、
いわば職員同士が物々交換をして、
必要な物を交換し合うという世界でもあるわけです。


さて、この楽園と中間霊界とを比べて最も大きな違いは、人生観です。

中間霊界は天国を信じない人の集まりなので、希望を全くもっていません。
ところが楽園の人たちは天国を信じています。
神様を信じ、天国があることを信じているので、
天国に行くために、自分たちは準備をしているのだ、
という希望と理想をもっているのです。

ここが中間霊界との大きな違いです。

楽園という所は、比較的労働条件が楽で、
天国を信じ、それを目指しながら
希望をもっている人たちの集まる霊界なのです。

浅川 勇男・著
(光言社・刊『幸・不幸と霊界の仕組み』より)
第四章 中間霊界と楽園の様子


再臨主が現れるまでは、楽園が最高だったわけですから、
別格に素晴らしい場所に違いありません。
中間霊界とは、比べ物になりませんね。

霊界では、相対基準の合う人と生活するので、
そういう意味では、楽園は信仰を持ち、
人格的な方のいるところですから、
いい雰囲気の中で生活できるのだと思います。

ただ、いつまでも天国には行けない、
つまり神様の許に行けない。。。
本当の喜びとは、かけ離れているのではないでしょうか。
「天国の待合室」生活、
いいようで、寂しい気がしてしまいます。

いずれにしても、私たちの地上での生活、
どのような霊人体を形成したのかが、
霊界では、問われることになると思うのです。





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posted by ten1ko2 at 09:58 | Comment(0) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする