2019年06月27日

心の病の原因は・・・先祖代々、人はさみしかった?! 《大知先生のカウンセリングルーム》



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大知(おおとも)先生の「氏族伝道の心理学」より
「親からの否定的なメッセージ」です。 


ここで、これまでの話を、順を追ってもう一度振り返ってみましょう。

心の病や問題に共通していることは、
「客観的に物事を見ることができない」ということと、
「合理的・合目的的に行動できない」ということである。

そうした心の病や問題の背景にあるものは「不安」であり、
「不安」は大きくなると、「怒り」に転化する。

そして、「怒り」が高まって爆発したあとは、
自己嫌悪に落ち込み、不安が大きくなる、という悪循環を繰り返す。

不安とは、
「何か悪いことが起こるのではないかという根拠のない思い込み」であり、
怒りとは破壊衝動である。

不安や怒りは、自分自身の中にその種が存在する。
自分自身の中の不安や怒りの種が環境と結びついたときに、
不安や怒りが湧いてくる。

だから、不安や怒りは、環境を変えることではなく、
自分自身の中にあるそれらの種を整理することにより減少する。

不安や怒りは、否定的な環境やメッセージにより増大し、
肯定的な環境やメッセージで減少する。

不安と怒りの背景には、
自己評価の低さがあり、自尊感情の低さがある。

自尊感情は、子供の頃の家族関係の中で形成されるものであり、
自尊感情が低い人たちは、子供の頃に親から傷つけられていることが少なくない。

子供の自尊感情を傷つける最も大きな要因は、
親の不安と怒りである。


不安の背景には自尊感情の低さがあり、
自尊感情の低さは、子供時代の否定的な環境や
親からの否定的なメッセージがある、と説明しました。

そうした子供時代を育ってきた人たちは、
心のどこかに「孤独」を感じるようになります。

「どうせ自分なんか大事にされる存在ではないんだ」とか、
「自分のことなんか、誰もわかってくれないんだ」
といった気持ちをもっているということです。

言い換えれば、自尊感情の低さとは、
「孤独」と同義だと言ってもよいのかもしれません。


では、親の不安と怒りは、どこから来たのでしょうか。

それは、親自身の生育環境を通して、
祖父母がもっていた不安や怒りが受け継がれてきたものです。

そして、祖父母の不安と怒りは、
さらに曾祖父が抱えていた不安や怒りを、
生育環境を通して受け継がれてきたものです。
そして曾祖父の不安や怒りは、さらにその親がもっていた不安や怒りを……。

このようにして、血統が伝えてきた家族文化が
環境を通して受け継がれていく中で、
不安や怒りも受け継がれてきた、と考えることができます。

そして、こうした文化の伝達は、元をたどれば、
アダムとエバまでさかのぼることができると、私は考えます。

こうした観点から、
復帰歴史の不安と怒りについて考えていきます。

大知 勇治・著
(光言社・刊『成約時代の牧会カウンセリング 氏族伝道の心理学』より)
第1章 不安と怒り
親からの否定的なメッセージ



「不安と怒り」この言葉を聞くだけで、
なんだか苦しい気がしますが、
この思いによって、すべての人間関係に
影響が及ぼされているのです。

だから解決すれば、
正しい人間関係を築ける、ということです。

そして、その解決は、
真の父母様のみ言を通してできる
ということ、これが、とても希望だと思うのです。

人間の心の問題を、
創造・堕落・復帰のみ言、統一原理から
解いていく。。。
復帰原理が、楽しみです。

また、人間はやはり有機的存在であり、
だから真の父母様を通して、
全ての問題が解決されるのだ、
そのように思いました。






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posted by ten1ko2 at 10:08 | Comment(0) | 信仰生活・信仰講座・礼拝説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月26日

ブログ9周年! 夫婦関係が良いかどうかを自己チェックしよう



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Blessed Lifeの週刊コラムより、
『夫婦関係が良いかどうかを自己チェックしよう』
を紹介します。


欧米では離婚率がおよそ50%、2組に1組が別れる計算です。
日本では離婚率が35%、欧米よりは少ないものの、
3組に1組が別れる計算ですから、
そのうちに欧米と肩を並べるかもしれません。

家庭崩壊の原因で一番多いのが「不倫」「浮気」であり、
やはり夫婦の愛が冷めていく直接の原因は、
精神的、肉体的に一体化を遂げることのできない愛の絆の喪失です。

精神的に離れていけば、当然、肉体的にも
愛の関係を持つことができなくなります。
精神的に深く結び付いていれば、肉体的にも一つになりたいと願うでしょう。

自分たち夫婦は、本当に信頼し合い、愛し合っているのだろうかと、
ふと疑問に思うことがあれば、どのようにして
夫婦愛の確かさをチェックできるのでしょうか。

 
完全なチェック方法というものではありませんが、
大体の目安としての夫婦愛のチェックであれば、
次の事を自分自身に問うて見ればよいかもしれません。


1 妻(夫)と一緒にいると楽しい、気持ちが落ち着く(〇)
  妻(夫)と一緒にいたくない、楽しくない(✕)

2 妻(夫)と一緒に何でも話すことが好きだ(〇)
  妻(夫)と一緒に話をしたくない(✕)

3 妻(夫)と一緒に何かをするのが好きだ(〇)
  妻(夫)と一緒に何かをしたくない(✕)


基本的に言えば、夫と妻が愛し合っていて、
心情的な一致があるときには、
(〇)が付いた状態となります。

夫と妻が愛し合っていないときや心情的な距離がある場合は、
(✕)が付いている状態にあるときです。
(✕)が付いている場合は、夫婦関係の改善が必要であると言ってもよいでしょう。


簡単なチェックかもしれませんが、
夫婦がうまくいっているかいないかの目安は付きます。
夫婦の愛が壊れると、子供たちに悪い影響を与え、
子供たちが真っすぐに正しく育つ道が塞がれてしまいます。

家庭を営むことの重要さは強調しても強調し過ぎることはありません。
家庭を営むことの中心が「夫婦愛」であり、これが崩れると、
家庭全体、すなわち、親子関係、兄弟関係
すべてに影響が及び、最後には家庭崩壊を招く事態に至ります。

夫婦バラバラ、親子バラバラ、兄弟バラバラ、
結局、夫婦愛の崩壊が家庭崩壊の原点であることを理解するならば、
夫婦愛をしっかりと保つことが
家庭を守る最良の方法であることが納得できるでしょう。

コラム・週刊Blessed Life 72
夫婦関係が良いかどうかを自己チェックしよう
新海 一朗(コラムニスト)


上記の三つの質問。
100%とは断言できませんが、
(基本的に)〇だと思います。

ただ、恥ずかしながらも、子供たちに
「お父さんとお母さんにしてほしくないことは?」
全員の答えが、「口喧嘩!」と言われてますので、
率直に告白すれば、たまに×の時もあるかな。。。

皆様は、いかがでしょうか。

思えば、妻と良好な関係を保てるのは、
このブログの功績が大きいと思っています。

今月は、6月なのですが、思い出しました。
少し前になりますが、6月2日。
この日からブログをスタートしました。
2010年からですので、
9年を越え、10年目に入りました。

まさかここまで続けられるとは思いませんでした。
今も継続できているのは、
このブログを読んでくださっている、
皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。

様々なコメントを寄せられることもありますが、
親しい方からは、
「絶対に続けてください」
と励ましの言葉をいただいたりもしています。

夫婦でブログを書く、というのも、
家庭連合ならではないか、
継続させることも、
証しを立てることなのかも、
なんて、勝手に思っています。

これからも頑張ります!
今後ともよろしくお願いいたします。






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posted by ten1ko2 at 10:04 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月25日

幸せのためのステップ、恨みを手放してみよう! 《橘先生の夫婦愛プチ講座》



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橘先生の『夫婦愛を育む』講座で、
目に留まった内容がありましたので、紹介します。


嫌な思いをすることは日常ままありますが、
嫌な思いをさせる側に悪意がない場合が案外多いかもしれません。

知人が、薬局でとても不快な思いをしたと憤慨していました。
その日は一日怒りが収まらず、嫌な気分で過ごしたそうです。

話を聞いてみれば、薬剤師さんはいつものルーティーン(マニュアルどおり?)で
対応したのでしょうが、彼女からすれば、
口にしてほしくない言葉が発せられたのです。

無神経な(と、こちらが感じる)言葉を発したり
行動を取る人に、悪気はありません。

この薬剤師さんが、彼女が抱えている病という痛みに
思いが及ばなかったように、
他者への配慮や思いやりに欠けているだけです。
心情面の想像力が不足している、と言えるかもしれません。


そんな場面に遭遇すると、「普通、あんな言い方する?」
「普通、〜なら〜するよね?」
「普通、〜ならそれくらい分かるでしょ?」などと思います。

私たちが発する「普通」という言葉の背後には、
「このくらいわきまえているだろう」
「知っているだろう」「できるだろう」など、
相手への期待感が前提にあります。

その枠から外れた言動に触れると、心がざわつきます。
「あの人はああいう人だから仕方がない(悪気はないんだから)」と
自分をなだめたりしますが、処理しきれず残ってしまうこともありますね。

でも、怒りが溜まっていくと、
気付かないところで私たちの幸せがむしばまれていくのです。


逆に、こちらの「普通(期待)」を超えた
思いやりある行動を取る人もいます。

そんな行動に触れると、驚き感動して、心が洗われ、力が湧きます。

感動だけ心に残し、傷を忘れられたら、幸せな人生を送れるでしょうし、
世の中もずっと平和になるだろうと思います。


けれど残念なことに、負の経験はしぶとく記憶に残りがちですし、
ある脳科学者によれば、
特に女性は、負の感情の記憶の方が思い出しやすいとのこと。

ならばこそ、恨みは自分自身の幸せをむしばみ、
願い求めるものを遠ざけることを、心に留めておきましょう。

傷ついたことを知ってほしい、謝ってほしい、
償ってほしいなどの思いを手放して、相手の課題は当人に任せ、
「そんなことで私の幸せを奪わせないぞ」くらいの気持ちでいましょう。


恨みを手放すと、つき物が取れたように
幸せな気持ちがやってきます。
そして具体的にうれしいことも起こりますよ。

そうは分かっていても、「もう恨むのやめた」と
心に踏ん切りがつくまでは、
いろいろな思いが行ったり来たりするでしょう。

でも、ちゃんとゴールが見えていれば、
やがてそういう境地に達するので、大丈夫です。

夫婦愛を育む 68
恨みを手放したら、幸せがやって来る
ナビゲーター:橘 幸世


表題にある、
『恨みを手放したら、幸せがやって来る』
本当にそうだな、と思います。

ちょっとしたことで、
相手に要求している自分の姿。。。
それを引きずっていると、
確かに心が不安定だし、
体にも良くないだろうな、と思います。

橘先生の言われる通り、
「そんなことで私の幸せを奪わせないぞ」
怨みの思いになった時は、
前向きな気持ちになれるように、
くせをつけていきたいです。




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