「自尊感情」とは、
あるがままの自分を受け入れ
私はそこに存在していていいという確信をもてる感情のこと
だといいます。
「自己評価と自尊感情」の最終回です。
☆
こうした自尊感情は、他者に対する感情にも影響します。
自尊感情が高い人は、自分をあるがままに受け入れるだけではなく、
他者もあるがままに受け入れることができます。
相手の人が、勉強ができようとできまいと、
スポーツが上手であろうとなかろうと、
容姿が良かろうと悪かろうと、
そのままを受け入れることができます。
しかし、自尊感情の低い人は、
自分自身をあるがままに受け入れることができないだけではなく、
他者もあるがままに受け入れることが難しいのです。
なぜならば、自尊感情の低い人は、
他者との相対関係の中で自分を支えるからです。
人と比較して自分のいいところを見つけて自己評価を保ちます。
「私は成績が良いから」とか、
「私はスポーツが得意だから」といったように。
そのため、他者に対しても、「あの人は成績が良い」とか、
「あの人はスポーツが得意だ」というように、
相対比較の中で他者を評価してしまうのです。
自尊感情の低い人は、いつも他者との比較の中で自分を支えようとしており、
自分自身のあるがままを受け入れられなくなっている、と述べました。
こうした人たちは、いつも孤独を感じています。
「自分は、優秀でないと評価してもらえない」、
「自分は、人の役に立っていないと受け入れてもらえないんだ」、
「自分は、いてもいなくても構わない存在だ」などといった思いが、
いつもどこかにあるからです。
つまり、条件付きで受け入れられる存在であって、
無条件に尊重される存在ではない、と感じているのです。
ですから、自分の居場所が見つけにくく、孤独感を感じやすいのです。
では、自尊感情はどのようにして形成されるのでしょうか。
自尊感情の高い人と低い人の違いは、どこから来るのでしょうか。
自尊感情は、子供時代の環境や親からのメッセージにより形成されます。
子供時代に、親からの愛情に満たされ、
安定した環境の中で育てられれば、自尊感情は高まります。
逆に、子供時代に親からの愛情を十分に受けられなかった、
あるいは両親の離婚などといった、
その子供にとって否定的な環境やメッセージがあると、
自尊感情は低くなります。
大知 勇治・著
(光言社・刊『成約時代の牧会カウンセリング 氏族伝道の心理学』より)
第1章 不安と怒り
「自己評価と自尊感情」
(光言社・刊『成約時代の牧会カウンセリング 氏族伝道の心理学』より)
第1章 不安と怒り
「自己評価と自尊感情」
☆
優越感と劣等感は、どちらも堕落性です。
先生の言われる通り、自尊感情が乏しいから、
このような感情になってしまうのだと思います。
真の父母様は神様を愛することに気が狂われたお方です。
だから、真の父母様を批判し、迫害することにも
ずっと忍耐し、むしろ感謝していかれたのは、
縦軸がぶれなかったからです。
横軸に揺さぶられるのは、
縦軸がしっかりと立っていないからだと言えます。
家庭環境に影響がある、と先生は言われていますが、
そういう人ほど、縦的軸をしっかりと立てること、
そのことが重要なのではないか、と思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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