2019年06月04日

自分を受け入れることは、人を受け入れることにつながる?! 《大知先生のカウンセリングルーム》



190604 20190510.jpg


「自尊感情」とは、
あるがままの自分を受け入れ
私はそこに存在していていいという確信をもてる感情のこと
だといいます。
「自己評価と自尊感情」の最終回です。


こうした自尊感情は、他者に対する感情にも影響します。

自尊感情が高い人は、自分をあるがままに受け入れるだけではなく、
他者もあるがままに受け入れることができます。

相手の人が、勉強ができようとできまいと、
スポーツが上手であろうとなかろうと、
容姿が良かろうと悪かろうと、
そのままを受け入れることができます。

しかし、自尊感情の低い人は、
自分自身をあるがままに受け入れることができないだけではなく、
他者もあるがままに受け入れることが難しいのです。

なぜならば、自尊感情の低い人は、
他者との相対関係の中で自分を支えるからです。
人と比較して自分のいいところを見つけて自己評価を保ちます。

「私は成績が良いから」とか、
「私はスポーツが得意だから」といったように。
そのため、他者に対しても、「あの人は成績が良い」とか、
「あの人はスポーツが得意だ」というように、
相対比較の中で他者を評価してしまうのです。

自尊感情の低い人は、いつも他者との比較の中で自分を支えようとしており、
自分自身のあるがままを受け入れられなくなっている、と述べました。
こうした人たちは、いつも孤独を感じています。

「自分は、優秀でないと評価してもらえない」、
「自分は、人の役に立っていないと受け入れてもらえないんだ」、
「自分は、いてもいなくても構わない存在だ」などといった思いが、
いつもどこかにあるからです。

つまり、条件付きで受け入れられる存在であって、
無条件に尊重される存在ではない、と感じているのです。
ですから、自分の居場所が見つけにくく、孤独感を感じやすいのです。

では、自尊感情はどのようにして形成されるのでしょうか。
自尊感情の高い人と低い人の違いは、どこから来るのでしょうか。

自尊感情は、子供時代の環境や親からのメッセージにより形成されます。
子供時代に、親からの愛情に満たされ、
安定した環境の中で育てられれば、自尊感情は高まります。

逆に、子供時代に親からの愛情を十分に受けられなかった、
あるいは両親の離婚などといった、
その子供にとって否定的な環境やメッセージがあると、
自尊感情は低くなります。


大知 勇治・著
(光言社・刊『成約時代の牧会カウンセリング 氏族伝道の心理学』より)
第1章 不安と怒り
「自己評価と自尊感情」


優越感と劣等感は、どちらも堕落性です。
先生の言われる通り、自尊感情が乏しいから、
このような感情になってしまうのだと思います。

真の父母様は神様を愛することに気が狂われたお方です。
だから、真の父母様を批判し、迫害することにも
ずっと忍耐し、むしろ感謝していかれたのは、
縦軸がぶれなかったからです。

横軸に揺さぶられるのは、
縦軸がしっかりと立っていないからだと言えます。

家庭環境に影響がある、と先生は言われていますが、
そういう人ほど、縦的軸をしっかりと立てること、
そのことが重要なのではないか、と思います。





にほんブログ村
良い記事だと思った方は、
応援のクリックをお願いします!

(なお、記事冒頭の家庭連合のバナーも
ブログ村のバナーとなっています
どちらからでも応援して頂けます)


※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。

さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)



posted by ten1ko2 at 07:40 | Comment(0) | 信仰生活・信仰講座・礼拝説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする