橘先生の『夫婦愛を育む』講座で、
目に留まった内容がありましたので、紹介します。
☆
嫌な思いをすることは日常ままありますが、
嫌な思いをさせる側に悪意がない場合が案外多いかもしれません。
知人が、薬局でとても不快な思いをしたと憤慨していました。
その日は一日怒りが収まらず、嫌な気分で過ごしたそうです。
話を聞いてみれば、薬剤師さんはいつものルーティーン(マニュアルどおり?)で
対応したのでしょうが、彼女からすれば、
口にしてほしくない言葉が発せられたのです。
無神経な(と、こちらが感じる)言葉を発したり
行動を取る人に、悪気はありません。
この薬剤師さんが、彼女が抱えている病という痛みに
思いが及ばなかったように、
他者への配慮や思いやりに欠けているだけです。
心情面の想像力が不足している、と言えるかもしれません。
☆
そんな場面に遭遇すると、「普通、あんな言い方する?」
「普通、〜なら〜するよね?」
「普通、〜ならそれくらい分かるでしょ?」などと思います。
私たちが発する「普通」という言葉の背後には、
「このくらいわきまえているだろう」
「知っているだろう」「できるだろう」など、
相手への期待感が前提にあります。
その枠から外れた言動に触れると、心がざわつきます。
「あの人はああいう人だから仕方がない(悪気はないんだから)」と
自分をなだめたりしますが、処理しきれず残ってしまうこともありますね。
でも、怒りが溜まっていくと、
気付かないところで私たちの幸せがむしばまれていくのです。
☆
逆に、こちらの「普通(期待)」を超えた
思いやりある行動を取る人もいます。
そんな行動に触れると、驚き感動して、心が洗われ、力が湧きます。
感動だけ心に残し、傷を忘れられたら、幸せな人生を送れるでしょうし、
世の中もずっと平和になるだろうと思います。
☆
けれど残念なことに、負の経験はしぶとく記憶に残りがちですし、
ある脳科学者によれば、
特に女性は、負の感情の記憶の方が思い出しやすいとのこと。
ならばこそ、恨みは自分自身の幸せをむしばみ、
願い求めるものを遠ざけることを、心に留めておきましょう。
傷ついたことを知ってほしい、謝ってほしい、
償ってほしいなどの思いを手放して、相手の課題は当人に任せ、
「そんなことで私の幸せを奪わせないぞ」くらいの気持ちでいましょう。
☆
恨みを手放すと、つき物が取れたように
幸せな気持ちがやってきます。
そして具体的にうれしいことも起こりますよ。
そうは分かっていても、「もう恨むのやめた」と
心に踏ん切りがつくまでは、
いろいろな思いが行ったり来たりするでしょう。
でも、ちゃんとゴールが見えていれば、
やがてそういう境地に達するので、大丈夫です。
夫婦愛を育む 68
恨みを手放したら、幸せがやって来る
ナビゲーター:橘 幸世
恨みを手放したら、幸せがやって来る
ナビゲーター:橘 幸世
☆
表題にある、
『恨みを手放したら、幸せがやって来る』
本当にそうだな、と思います。
ちょっとしたことで、
相手に要求している自分の姿。。。
それを引きずっていると、
確かに心が不安定だし、
体にも良くないだろうな、と思います。
橘先生の言われる通り、
「そんなことで私の幸せを奪わせないぞ」
怨みの思いになった時は、
前向きな気持ちになれるように、
くせをつけていきたいです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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