浅川先生の霊界シリーズ。
今回は、『怨みの霊による不幸をどう解決するか』です。
☆
それでは、このような怨みの霊からもたらされる不幸に、
どのように対応し、それをどのように受け入れ、
解決していったらよいのでしょうか。
私たちの体の中に、先祖に対する非常に強い怨みをもった霊がいた場合、
ちょっとした言葉で傷ついたり、激しい怨みをもったり、
強い嫉妬(しっと)心がわいてきます。
とりわけ血気怒気という激しい情念がわいてきます。
これは自分の性格のようにも見えますが、
怨みの霊の働きである場合があるのです。
とんでもない不幸に追い込もうとする、
体内にいる強い霊の働きがあるのです。
☆
それに対して、どのようにすれば打ち勝つことができるのでしょうか。
第一は強い精神力、意志をもつことです。
善と悪のはっきりとした分別力をもち、強い精神力と意志力をもって、
自分の中からわいてくる様々な不義なる情念に打ち勝たなくてはなりません。
意志薄弱な人は、体の中にいる怨みの霊の働きに勝つことができず、
結局は怨みの霊に翻弄されることが多いのです。
このために、真理を学び、善悪の判断を明確にして、
不義なる情念に負けない強い意志力をもって生きなければなりません。
体内の怨みの霊の挑発に乗らないという強い意志が必要なのです。
したがって、腹が立ったときは、「これは私の体の中にある怨みの霊の挑発だ。
その手には乗らない」と、自分で自分を律しなければなりません。
☆
第二は、言葉遣いを管理するということです。
いったん吐いてしまった言葉を、回収することはできません。
良い言葉は薬になりますが、悪い言葉は人と私に対する毒薬になってしまいます。
いったん悪い言葉を発してしまえば、それは他人の心で膨れ上がり、
うわさとなり、最後は自分の首を絞めることになります。
実は、人にとっても自分にとっても
都合の悪い言葉を吐かせようというのが、怨みの霊の策謀です。
怨みの霊は言葉の力をよく知っています。
ですから、何とかして悪い言葉を口から出させようと働くのです。
つらい思い、嫉妬心、怨み、血気怒気を言葉にして出させてしまえば、
怨みの霊の勝ちなのです。
言葉を抑えてしまえば、私の勝利です。
言葉にして出すか出さないかが勝利の一線となってきます。
そのために、言葉をよく吟味して、
良い言葉だけを口から出すよう心掛けなければなりません。
☆
第三は、体内にいる怨みの霊を分離することです。
このことが最も根本的な怨みの霊に対する対応です。
強い意志力をもち、言葉遣いを管理するということは、
怨みの霊の働きに打ち勝つという精神力を必要とし、
葛藤(かっとう)の伴う内容です。
禁酒禁煙を誓った人が、
「お酒が飲みたい、たばこが吸いたい」という思いを抑えているようなものです。
しかし、これは根本的な解決ではありません。
お酒を飲みたいという思いそのものがなくなってしまい、
たばこを吸いたいという思いそのものがなくなってしまえば、
完全に解放されるわけです。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『幸・不幸と霊界の仕組み』より)
第六章 怨みの霊と人間の幸・不幸
怨みの霊による不幸をどう解決するか
(光言社・刊『幸・不幸と霊界の仕組み』より)
第六章 怨みの霊と人間の幸・不幸
怨みの霊による不幸をどう解決するか
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1、強い精神力、意志を持つこと。
2、言葉遣いを管理すること。
3、体内にいる怨みの霊を分離すること。
1と2に関しては、自分の努力で成せるものだと思います。
私自身もこの道に来なければ、
自分の行く道はどうなっていただろう。。。
そう思うと空恐ろしくなります。
まだまだ足りないな、とは思いますが、
み旨で訓練されてきたからこそ、
怨みの霊の誘惑を克服できたものがあると思わされます。
そして、3番目のアドバイスに関してですが、
浅川先生は言及されてはいませんが、
やはり、『清平』という、天から与えられた恩恵、
この恩恵にあずかることができる、ということが、
本当に感謝でなりません。
怨みの霊に関しての記事は、次回が最後になります。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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