北谷先生の
『死んだらわかるけど、それでは遅い』
続編です。
人が死んで墓場に行くこと、
それは、次の人生、霊界での生活の出発となります。
「墓場」というのは、一般に人生の終わりであり、
希望がないことをいうようですが。。。
☆
私たちは皆、幸せになりたいと願っています。
幸せになりたいと思って結婚します。
ですから、結婚する人には「おめでとう!」とお祝いするのです。
ところが、結婚するときには幸せになると思っているのですが、
結婚した後はどうでしょうか。
もちろん、幸せになるために努力しているでしょう。
努力することは絶対に必要ですし、重要なことです。
しかし、努力してもどうにもならないこともあります。
☆
私が大阪で初めて講演をしたときのことです。
話の流れでたまたま、「結婚は人生の?」と言ってしまったのです。
そうしたら、関西の人はノリが良くて、すぐに「墓場!」と答えたのです。
「結婚は人生の墓場だ」というのです。
誰もが幸せになりたいと思って結婚したはずなのに、そう言うのです。
それを言われた瞬間、私はドキッとしました。
「墓場」ということは、「幸せではない」ということでしょう。
私はその後、日本中で講演をするようになったのですが、各地でこのことを尋ねてみました。
本当に皆、結婚を人生の墓場だと思っているのかどうか、確かめたくなったのです。
北海道から九州まで回って、講演の中で聞いてみました。
「結婚は人生の?」、そこまで言うと、決まって「墓場!」と答えるのです。
答えはみな同じでした。
では、沖縄はどうだったでしょうか。
沖縄はかなり距離が離れていますし、文化的な背景の違いもあるでしょうから、
もしかしたら少し違うのではないかと、その反応に興味がありました。
しかし、結果は同じでした。やはり「墓場!」と答えるのです。
☆
沖縄での講演会が終了した後、一人の婦人が、私のもとにやってきました。
皆と一緒になって「結婚は人生の墓場」と言っていた方です。
「先生は日本中を回っているそうですね。
私の息子は四十歳近くなるのに独身なんです。
結婚してもらいたいのですが、何とかならないでしょうか?」と言うのです。
私が「さっき、結婚は人生の何だとおっしゃってましたっけ?」と尋ねると、
「それはそれ、これはこれですよ」と言うのです。
このように、日本中、誰もが幸せな結婚生活を願いながら、
幸せになれていませんでした。
誰もが、幸せになりたくて努力しているはずです。
不幸になろうとしている人はいないはずです。
幸せになりたくて努力しているのに、そのようになれていない現実を目の当たりにしました。
北谷 真雄・著
(光言社刊『死んだらわかるけど、それでは遅い』より)1.目に見えない霊界の作用
結婚は人生の墓場?
(光言社刊『死んだらわかるけど、それでは遅い』より)1.目に見えない霊界の作用
結婚は人生の墓場?
☆
「結婚は人生の墓場」
この言葉を知らない人は少ないでしょう。
実際には、フランスの詩人ボードレールが書いた
「墓のある教会で貴方が愛した
唯一の人と結婚しなさい」
という言葉の誤訳なのだそうです。
ある意味、唯一の人との結婚なので
死ぬまで一緒だから
もう自分の人生はこれで決まってしまった
という意味での皮肉的な言葉とも取れます。
ただ、誤訳の言葉が今も残っているというのは、
そういう風に思っている人が、
今も昔もたくさんいるからなのではないか、
そのように思わざるを得ません。
日本でも、3組に1組は離婚をすると言われています。
実際には、婚姻数が減っているので、
あくまでも計算上の話ではありますが。
ただ、結婚という、人生最大のイベントが、
なかなか思い通りにいかないという
現実があることを否定できません。
北谷先生は、その原因というものを
目に見えない世界からの影響がある、
そのように解説しておられます。
霊界の具体的なお話は、次回に続きます。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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