♪心情のゆかりで 世界は生き
一つに結ばる 本然(もと)の縁
一つに結ばる 本然(もと)の縁
☆
先日、礼拝で讃美した、
聖歌7番、「統一勇士の歌」
歌いながら、過去のことを思い出しました。
この曲は、私の好きな聖歌の一つですので、
天野照枝先生著「聖歌のゆかり」を参考にして、
歌のエピソードを記したいと思います。
☆
「統一勇士の歌」は、一九六二年、文鮮明先生が作詞されました。
曲は韓国の大邱(テグ)という町の市民歌曲からとったそうです。
この歌のいきさつを、朴正敏(パクチョンミン)さんという
婦人伝道師は次のように語っています。
「伝道報告会で集まったとき、文先生が
『釜山(プサン)のうぐいす!』とお呼びになり、
何かうたうように言われました。
私は、昔開拓した大邱の市民歌曲が大好きだったので、
それをうたいました。
大邱は教育が盛んで、熱心なクリスチャンが多い町です。
その歌は市街を囲む自然の美しさと、
心の誇りをうたった愛郷歌で、苦しいとき、
いつもそれをうたっては勇気を出して開拓伝道をしたものです。
先生は大層気に入られ、幾度も私にうたわせられました。
数か月後、そのメロディーに、
先生は希望と激励に満ちた詩をつけられ、
皆に教えてくださったのです」
☆
朴正敏さんを訪ねた時
「おお、何と大切な人でしょう!」
とまるで母が幼子に会ったように、
温かい力で私を抱きしめてくださいました。
「日本の兄弟姉妹は天の宝です。
神様がどんなにか、胸あふれるほど
愛していらっしゃることでしょう。
そのことを思うといつも泣かずにはいられません」
と、それは心の深いところから
溢れてくるような声でした。
たった一人に会ったときでも、
日本の兄弟すべてに会ったような、
神様の親の心情を持って迎えてくださる・・・
その姿に私は神様に会ったような
感覚を覚えました。
同行してくださった李ヨハネ先生が、
「人に会うのは神に会うのですね」
としみじみおっしゃった言葉も忘れられません。
信仰が実らせる見事な情感。
人と人との間に常に神様がおられる。
その霊的雰囲気がさりげなく、
呼吸する大気のように満ちていた清冽(せいれつ)な印象を、
この歌を歌うたびに思い起こします。
☆
真のお父様は1962年、42歳(数え)のときに
聖歌7番「統一勇士の歌」を作られました。
私が学生部に入教していた頃、
当時の学生隊長がこの歌が大好きで
伝道出発式のとき、歌詞の意味を解説されながら、
何度も何度も歌ったことが思い起こされます。
真のお父様が1965年ご来日のときに、
本部教会で、解説されたみ言がありました。
☆
『統一勇士の歌』の一節は心情と、二節は人格と、
三節は真理と、四節はその理想となっておりますね。
心情、それから人格、それから真理、
それから我々の理想。
だからその理想世界に入るには
心情を持たなければならない。
そして人格を完成しなきゃならない。
そうして真理ですよ。
そういうことになる。
この統一勇士の歌は
先生が三年前(1962年)に作った歌ですね。
1965年1月30日 本部教会(東京都渋谷区南平台)でのみ言より
☆
真のお父様が作詞された歌詞の、日本語訳を紹介して終わります。
(日本語の聖歌の歌詞とは違います)
一、心情の因縁で世界は生き
一つに結んでくださった本性の因縁
永遠に与え受ける私たちの本郷
幸福の礎の上にとこしえに生きよう
私たちは誇らしい統一の勇士
力強く情を合わせて勇進しよう
二、無限の人格で光を放つ
造られた万物の栄光の燈台
生命がほとばしる本然の姿
所望の価値として花咲かそう
私たちは誇らしい統一の勇士
力強くみ旨を立てて勇進しよう
三、秩序の基の上に真を立て
永遠を約束する不変の価値
高らかに立てられる真理の標柱
希望に満ちた善なる日を飾ろう
私たちは誇らしい統一の勇士
力強く叫びながら勇進しよう
四、東方に明けて来る輝かしい文化
全世界がその光の中で兄弟となり
願われた善の父母をとこしえに慕い求め
必ずや成し遂げよう一つの世界
私たちは誇らしい統一の勇士
力強くその世界に勇進しよう
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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