2019年09月10日

もっとも孤独だったのは、神様! 孤独は、怒りと不安に変わったのか 《大知先生のカウンセリングルーム》



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大知(おおとも)先生の「氏族伝道の心理学」より、
続編をお伝えします。



縦的な解決方法

では、縦的な視点に立った、縦的な解決方法とは、
どのようなものなのでしょうか。
具体的にどのように解決をしていけばよいのでしょうか。

そのことを考える前に、不安と怒りについて、
歴史的な問題として、もう一つ考えておかなければならないことがあります。

不安と怒りの背景には「孤独」があると述べました。
不安と怒りは、私たちの中の自尊感情の低さから生まれてくるものであり、
自尊感情の低さは、小さい頃の、特に親からの否定的なメッセージから来ています。

そのため自尊感情が低い人は、孤独感を抱えており、
その孤独感が不安や怒りの背景にあるということです。


堕落を引き起こしたルーシェルは、
神様がアダムとエバを愛されるのを見て、孤独を感じたし、
カインも、アベルだけが神様に供え物を受け取られるのを見て、
孤独を感じていたということです。

その孤独感が、不安と怒りにつながっていったのです。

ところで、ルーシェルもカインも孤独であったと述べましたが、
歴史上、一番孤独だったのは誰でしょうか。

「統一原理」を学んだ者であれば誰でも知っているように、
それは神様です。

人類の堕落によって、家族も、万物も、すべてを失ってしまったのが神様です。

どんなに孤独でも、堕落人間には家族がいます。
慰めてくれる自然界があります。
ルーシェルも孤独であったとはいえ、人類の堕落により、
偽りの関係であったとしても、家族をもつこととなりました。

しかし、神様は、本然の相対関係を結ぶ家族も万物も、
何もかもなくなってしまったのです。
ですから、歴史上一番孤独だったのは、間違いなく神様なのです。

ところで、孤独は不安と怒りにつながると述べました。

では、神様はどうだったのでしょうか。
神様と人間は親子なので、同じ情の構造をもっているはずです。
ということは、神様も、孤独の中にあって、
孤独は不安と怒りに変わったのではないでしょうか。

大知 勇治・著
(光言社・刊『成約時代の牧会カウンセリング 氏族伝道の心理学』より)
第2章 心の問題と復帰歴史


神様は一番孤独であった。。。
このことを解き明かされたのが、真の御父様でした。
真の父母様が、同じような心情を通過してきたがゆえに
理解できたのかもしれません。

イエス様も神様の愛の種を受け継ぐ、
独り息子の立場ではありましたが、
神様が孤独であった、と聖書には記述されていません。

神様の心情は誰よりもご存知なイエス様でしたし、
おそらく、その思いも弟子たちに伝えた部分もあったでしょうが、
実際には、弟子たちもわからなかったのではないか、
そのように思います。

そして、今、真のお母様は、誰よりも
神様のご心情を御存じでしょう。

御父様への書信に
「お父様の聖和後は、言葉では言いようのない、
『私だけが残りました』という立場でした」
とあります。

これは、お父様のことを
そして神様のことを思い、
絶対に引き下がることはできない、
というご心情で、語られたみ言だと思うのです。






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posted by ten1ko2 at 08:58 | Comment(2) | 信仰生活・信仰講座・礼拝説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする