金元弼先生がヨーロッパの責任者をされている時、
礼拝説教後、質疑応答をされたことがありました。
その時、ある食口が
「第一次七年路程でのお母様の歩みについて教えてください」
そのように質問をしました。
以下の内容が金元弼先生の答えです。
☆
お母様の路程で最も重要なことは、お父様に一体化していかれたことです。
完全な服従の道でした。
お母様は、
「自由に暮らしている世の中の遊女がうらやましいくらいだ」
と言われたことがありました。
お母様には自由というものがなくて、
お父様のみ言に絶対に服従してこられたのです。
お母様の道はお父様の道に合わせて行かれた道です。
☆
例えば、お父様が十二時前に寝ることができなくても、
朝早く起きられたなら、お母様もそうだったということです。
お父様が寝る前に寝床に入ってはいけないし、
たくさんの子供を生んで世話をし、疲れていて先に休むとしても、
服を着たままでなくてはいけないのです。
お母様は幼くして四十歳のお父様と一緒になり、
お父様に育てられる立場でしたから、
自分というものが許されなかったのです。
☆
私たちにとって、自分を否定することが一番難しいことです。
私たちが言い争うのも、自分を正当化することによって起こるのです。
最初のお母様がお父様について行くことができなかったのも、
簡単に言えばその一点です。
お母様の路程は、エバとして立たされた人が
歴史的に乗り越えられなかったことを
すべて勝利しなければならない道なのです。
そうしなければ、その人たちがお母様を恨むのです。
☆
氷山は、見えるのはその一画だけであり、
見えない部分を見ることができるなら、
氷山にぶつかって船が壊れることはないでしょう。
皆さんも見えるものを通して、見えないものを見るようにしてください。
見えるものだけ見るから、つまずいたり疲れたりするのです。
またご父母様と一緒に生活していないから分からないと考えがちですが、
そうではありません。
今のご父母様を見れば過去と未来が分かります。
なぜなら真理とか善というものは変わらないものだからです。
過去がそうであれば、現在も未来もそうだということが分かるのです。
☆
皆さんはお母様のことについて教えてほしいと言いますが、
お母様の今のことも分からないのに
どうして過去と未来が分かるでしょうか。
十年後に入会したメンバーが、お父様のことや、
お母様のことを教えてくださいと言うでしょう。
その時、皆さんは何と答えるつもりですか?
今のご父母様をよく見ていないと答えられないでしょう。
今を見れば、善なる人というのは不変ですから、過去と未来がよく分かるのです。
☆
「見えないものを見るようにしてください」
元弼先生が語られたみ言。
これはまさに真理です。
真の父母様が歩まれた、
一つ一つの現象の背後に、
どれだけの心情が込められているか、
そのことを求め、悟らなければ、と思います。
真のお母様は、真のお父様の前に
絶対服従の道を歩まれました。
今もそうなのではないか、と思います。
お父様に贈り物を捧げると誓い、
決意して歩んで行かれた7年の路程です。
基元節7周年を越えると、
さらに大きな実が結ばれていくと思います。
家庭連合に対して、多くのご指摘があります。
しかし、足りないのは私たちであって、
真の父母様なのではありません。
出発が善ならば、善なるものとして、
実を結んでいくのです。
明日、明後日は、カンボジア大会ですね。
大会の勝利を心からお祈り申し上げます。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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