梶栗会長の証しの続き、
今日は、晩年、12代会長になられた前後のお話です。
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君は土木だね
1996年、真のお父様から南米に来るように言われ、
ブラジル、ジャルジンに向かった。
その道中、梶栗氏はブラジルの景色を見ながら、
どのように開発するかに考えを巡らせた。
お父様に感じたままを報告すると、
「きみは土木だね。ここに残るんだね」と言われ、
南米で歩むことになった。
ちょうど、60歳の還暦を迎えた時だった。
☆
15年間に及び闘病生活と這いつくばるような歩み
梶栗玄太郎氏の長男、正義氏は、梶栗氏の聖和式での
家族代表あいさつで以下のように証ししている。
「思えば、父が還暦の60歳を迎えた時に
心臓発作を起こしてから15年間。
そして66歳の時にがんの宣告を受けて
9年間という闘病生活を送ってきました。
体が自由にならない、そんな中で這(は)いつくばるような
歩みをしておりました。
そのような中で会長の任務を承りました後には、
『ようやく、死に場所を見つけた』、
そんな思いで必死に責任を果たそうとしている様子でした。
心臓の主治医からは、
『あんたの心臓は普通の人の半分から三分の一しか
動いていないんだから、食べるだけでも、
目の前の人と話すだけでも、心臓に負担がかかるんだよ』
と言われていました。
しかし、登壇すれば大声を張り上げ、
心臓に負担をかけながら講演を続けました」
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日本統一教会 第12代会長 就任の決意
梶栗氏は2009年7月14日に行われた
日本統一教会(現・日本家庭連合)の会長就任式でこう語った。
「このたび私に統一教会の会長という話を頂き、
正直申し上げて、青天の霹靂でありました。
なぜ、また私のような者を天が用いられるのか、
何か天の事情があるのだ…と思い、
ただただ涙が流れました。……
私は以前、モーセからこのような啓示を受けました。
『前に進んでいけ。その時に必ず横から、
サタンが日本刀を持って斬りつける。
真っ二つに斬られても、なお前に進め。
そうすれば勝つ!』
相手を斬るのではありません。
斬られても前に進むのです。
これはまさに、『怨讐を愛せよ』
『汝の敵を愛せよ』ということです。
これから前進いたします。
これが私の就任の決意です」
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車椅子での全国巡回
2012年3月の真のお母様(韓鶴子総裁)ご来日の際には、
全国巡回をされるお母様に車椅子で同行した。
また同年秋に医師から余命4カ月と宣告されたが、
首都圏などを巡回して説教や信仰指導をするなど、
最後まで教会の組織強化、後輩の信仰育成に尽力された。
☆
よく侍ってから来るように
2012年9月、真のお父様の天宙聖和式の翌日の朝方、
梶栗氏は真の父母様の夢を見た。
夢の中でお父様は、
「今は霊界に来たら煩わしいから、君はまだ来ないでね」
と語られ、さらに
「真のお母様によく侍ってから来るように」
と言われたという。
☆
もし生かしていただけるなら
「もし許されて、基元節まで生かしていただけるなら、
私は命を懸けてみ旨をやります」
真のお父様の聖和後、真のお母様の前でそのように決意表明をすると、
お母様は「短くてはっきりしていて、とてもいい」と語られた。
☆
聖和
2012年12月26日、梶栗源太郎氏聖和。
帰歓式は2012年12月27日に、聖和式は12月28日に
東京・渋谷の松濤本部で行われた。
聖和式では、梶栗氏のこれまでの業績に対して特別功労牌が授与され、
真の父母様から梶栗氏に「忠臣奉天」の称号が贈られた。
(参考:『わが、「善き闘い」の日々』、『Today World Japan』、『中和新聞』、U-ONE TV)
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梶栗会長の凄まじい歩みが思いだされます。
写真を掲載しましたが、
東日本大震災があった年で、
霊的に敏感な梶栗会長は
直後は犠牲者の苦痛を感じられたといいます。
居ても立っても居られない心情で
自らが街宣カーでマイクを持たれました。
肉体は限界の限界なのに、
その病状を微塵ともせずに、
叫びにさけんでいた、梶栗会長でした。
基元節まで・・・
と思われていたそうですが、
実際には、お父様のあとを追うように、
2012年12月に聖和されました。
カナンを見ることのできなかった
モーセの最期と重なる気がします。
今は、UPF(天宙平和連合)で責任を持たれている
ご長男、梶栗正義会長をはじめとして、
お子様方がそれぞれ立派に歩んでおられます。
霊界から協助してくださっているのは、
間違いないと思います。
そして、その生きざまは、私たちに
『相手を斬るのではありません。
斬られても前に進むのです』
そんなメッセージを残してくださっています。
梶栗玄太郎(かじくり・げんたろう、1937〜2012):
世界基督教統一神霊協会(現・世界平和統一家庭連合)の第12代会長。
日本統一教会の草創期から教会の基礎を築き、統一教会の要職を歴任。
会長就任後は、日本統一教会の社会的評価や信頼を高めていくために
教会の組織強化を図り、牧会者および信徒の信仰指導、
後輩たちの育成のために尽力されました。
2012年12月26日聖和。
真の父母様より、「忠臣奉天」の称号を贈られています。

※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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