Blessed Lifeより、
橘先生のコラムを紹介します。
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先日テレビで、イチゴと同レベルの糖度を持った
ニンジンを紹介していました。
地元の人に大人気で、皆大量に買っていきます。
子供たちもそのニンジン、大好きです。
甘さの秘密は、これでもかというほどに
ニンジンに与えるストレス。
畑は砂地のため水はけがよく、
ニンジンにとっては水不足になります。
さらに畝(うね)を高くして、水を一層得難くします。
そんな過酷な環境でも生き延びようとするニンジンは、
自体の中で糖をたくさん作るそうです。
結果、とても甘いニンジンになるのです。
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似たようなことは以前にも聞いたことがありました。
寒い地方で、収穫後のキャベツを
雪の下に埋め込んでおくというものでした。
氷点下で生き延びようと、
キャベツが糖分を増やして凍らないようにするので
甘くなるといいます。
ストレスのかけ方は違いますが、甘くなるのは同じです。
☆
他にもあるかもしれないとネットで検索してみると、
過酷な環境で甘くなる野菜は
雪下野菜あるいは雪中野菜と呼ばれる
キャベツやニンジン・大根にとどまりません
(それらは、光合成で作ったデンプンを体の中に蓄えていて、
それを酵素の働きで糖に変えるそうです)。
ピーマンやトマトも、
あえて与える水分量を抑えて甘くしている
農家さんがありました。
白菜やホウレンソウは、
冬場の寒さが厳しくなってからのものの方が
甘くておいしいそうです。
☆
野菜たちは、厳しい環境の中でおいしくなる。
では、人間も同じ、もしくはそれ以上であるはずです。
苦労や試練を乗り越えてこそ、人は成長し、
他者の痛みが分かるようになり、寛容になれます。
柔らかく、味わい深い人となるでしょう。
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では、甘くなる野菜たちのように、
私たちが厳しい環境を生き抜いて、
より愛ある人間になるための“糖”は何だろうかと考えました。
自分が持っている“デンプン”を“糖”に変えないと、
枯れたり凍ったりしてしまいます。
苦労によって、いじけたり人間不信になったり
気力を失ったりするのです。
“糖”は、それまでに受けてきた
さまざまな愛や親切、楽しい思い出、
自分を生かしてきてくれた全ての要素を思い起こして、
愛されている自分であることを再確認し、
感謝することかもしれません。
苦しい中にあればこそ、他者の中の真の優しさに気付けること。
今の苦労が一時的なものであり、
必ず光が射すことを信じ、希望を持つこと。
天の父母様が共にあることを確信すること。
そんなふうに考えていたら、
イエス様がいつまでも続くと言われた「信仰と希望と愛」
(コリント人への第1の手紙 第13章13節)に思い至りました。
夫婦愛を育む 103
過酷な環境で甘くなる野菜たち
ナビゲーター:橘 幸世
過酷な環境で甘くなる野菜たち
ナビゲーター:橘 幸世
☆
昨日紹介した、お母様のみ言、
「忍耐」に通じるな、と思い、掲載させていただきました。
ニンジンなど自然万物は、
環境さえ与えられれば、甘くなりますが、
人間は果たしてどうでしょうか。
先日のお母様のみ言では語られていませんでしたが、
忍耐の背後には、感謝が伴ってくると思います。
我慢するだけだったり、
恨みを持って忍耐しても、
決して甘いニンジンには、ならないでしょう。
与えられた環境を甘受して、感謝する、
それが、お母様の言われる「忍耐」だと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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